「ほんの些細な」とは？意味！類語や言い換え

「ほんの些細な」とは?

「ほんの些細な」という表現は本当に取るに足らない、という意味になります。

ほんの、という表現には本当に、全くわずかの店という意味があり、次に来る言葉が取るに足らないものであるという意味を持っています。

些細という言葉も取るに足らないという意味であり、「ほんの些細な」という表現は実にわずかしかない、という意味を強調した表現ということになります。

本当にちょっとしたことである、本当に取るに足りない、という時にこの表現が使われます。

「ほんの些細な」の表現の使い方

「ほんの些細な」という表現は実にわずかしかない、本当に少ししかない、本当に重要ではない、という時に使われます。

少ししかない、などという事はよくありますが、さらにそれを強調するときに使われるのです。

例えば、「ほんの些細なものですが」とお土産を渡せば、それは本当に取るに足らないものである、などという意味になりますね。

ただし、この表現は日本においては謙虚な表現ですが、海外においては「そこまで自分を下げなくても良いのでは」などと思われてしまうこともあるため、通用しない場合があります。

英語に直訳しても通じない可能性もありますので、気をつけましょう。

「ほんの些細な」を使った例文と意味を解釈

「ほんの些細な」という表現を使った例文を紹介します。

• 「ほんの些細な」を使った例文1
• 「ほんの些細な」を使った例文2

「ほんの些細な」を使った例文1

「ほんの些細なものですが、心ばかりの贈り物です」

誰かにプレゼントをする時、1番大切なものは値段ではありませんよね。

むしろ、気持ちが1番大切です。

その一方で、どれだけ気持ちを込めたとしてもお金がかかっていないものなどを渡すとき、どうしても気が引けてしまうことがあるかもしれません。

そのような時に「ほんの些細なものですが」と前置きをすることにより、受け入れてもらいやすくすることが可能です。

また、受け取る側もこれを鵜呑みにせず、それが気持ちであるということを理解したいものです。

「ほんの些細な」を使った例文2

「あんなの、ほんの些細な失敗なんだから大丈夫」

仕事などでミスをしてしまうととても辛いですよね。

周りからの評価も気になるかもしれません。

そんな時に「あんなのはほんの些細なミスだから」などと励まされると元気が出るのではないでしょうか。

同じミスを繰り返さないことが非常に重要ですが、落ち込みすぎも問題です。

実際には決して些細なミスではなかったとしても、誰にでも失敗はあるものです。

また、誰かが失敗したときには同じように励ましてあげたいですね。

「ほんの些細な」の類語や言い換え

ここでは、「ほんの些細な」という表現の類義語を紹介します。

• 「ほんのわずかな」【ほんのわずかな】
• 「心ばかりの」【こころばかりの】

「ほんのわずかな」【ほんのわずかな】

ほんのわずかな、というのは非常に少ない様子、ごくわずかな様子、などという意味を表し、少量あるいは弱い程度のものを指す時に使う言葉です。

数が少ない場合などに使われることもあります。

「心ばかりの」【こころばかりの】

心ばかりの、という言葉は取引先などに贈り物をする時にも使える表現です。

ほんの気持ちだけ、という気持ちを表します。

漢字で書くと「心計りの」になり、心がこもっているだけのもの、というニュアンスになります。