「些細な疑問」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「些細な疑問」という表現を知っているでしょうか。
ネットなどにおいても日常の「些細な疑問」などという表現が用いられています。
それならば「些細な疑問」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「些細な疑問」という表現について紹介します。
目次
- 「些細な疑問」とは?
- 「些細な疑問」の表現の使い方
- 「些細な疑問」を分解して解釈
- 「些細な疑問」を使った例文と意味を解釈
- 「些細な疑問」の類語や類義語・言い換え
「些細な疑問」とは?
「些細な疑問」というのは頭に足りない、小さな疑問、という意味になります。
ささいなという言葉には取るに足らない、あまり重要ではない、という意味があり、ちょっとしたことである、などというニュアンスがあります。
疑問というのは疑いという事、本当かどうか正しいかどうか疑わしいこと、という意味があり、「些細な疑問」というのはあまり重要ではない疑わしいこと、という意味になるのです。
表立って誰かに尋ねるほどの内容ではないけれど、なんとなく心に引っかかっている疑問、などという意味で使われることがあります。
- 「些細な疑問」の読み方
「些細な疑問」の読み方
「些細な疑問」という表現は「ささいなぎもん」と読みます。
些細という表現は漢字で書けない人も多いですので、しっかり描けるように、読めるようにしておきましょう。
「些細な疑問」の表現の使い方
「些細な疑問」という表現は日常的にも使われます。
例えばインターネット上では「わざわざトピを立ての事ではありませんが、些細な疑問があります」などのように前置きをして描かれることも多く、「あえて質問をするようなことではないけれど、なんとなく疑問に思っているんです」といったような内容を些細な疑問として扱います。
例えば、誰もが当たり前のように干支を使いますが、その干支の由来は知っているでしょうか。
このようなものを「些細な疑問」といいます。
「些細な疑問」を分解して解釈
ここでは「些細な疑問」という表現を分解して紹介します。
- 「些細」
- 「疑問」
「些細」
些細という表現には取るに足りない様、大して重要ではない、などという意味があります。
わずかである、あえて注目を集めるようなものではない、といった意味になります。
「疑問」
疑問という言葉には疑いという事、本当かどうか疑わしいこと、あるいはその事柄、という意味があります。
その学説に疑問を感じるということであれば、その学説が正しいかどうか疑わしく思う、という意味になります。
あるいは、日本にも中国などからコピー商品が出回ることがありますが、そもそもそれが本物かどうか疑問を抱く人もいるのではないでしょうか。
「些細な疑問」を使った例文と意味を解釈
ここでは「些細な疑問」という表現を使った例文を紹介します。
- 「些細な疑問」を使った例文1
- 「些細な疑問」を使った例文2
「些細な疑問」を使った例文1
「わからないことがあったのですが、とても些細な疑問だったためその時には聞けませんでした」
授業や講演においては、最後に質疑応答の時間が設けられることもありますよね。
しかし、自分の質問がどうしても些細だと感じた場合、わざわざ他の人の時間を使って質疑応答をするなどとんでもないと感じる人もいるかもしれません。
ただし、自分の質問は多くの人が同様に疑問に思っている可能性もあります。
「些細な疑問」を使った例文2
「海外に行くといろいろ些細な疑問が出てくるのですが、誰に聞いたら良いのかわかりません」
海外旅行などに行くと、一体どこにスーパーがあるのか、どう気をつけたら良いのか、オススメの食材は何か、など、とにかく疑問がありますよね。
しかしその一方でそれらの質問は本当に些細な質問であり、誰にも聞けないと感じる人もいるかもしれません。
「些細な疑問」ですが、海外旅行をしている張本人にとっては大きな疑問です。
「些細な疑問」の類語や類義語・言い換え
ここでは「些細な疑問」という表現の類義語を紹介します。
- 「ちょっとした疑問」【ちょっとしたぎもん】
- 「取るに足らない疑問」【とるにたらないぎもん】
- 「つまらない疑問」【つまらないぎもん】
「ちょっとした疑問」【ちょっとしたぎもん】
ちょっとした疑問、というのはわずかな疑問ということです。
立派でないことを謙遜気味に示す表現でもあり、例えば授業の後、生徒が「ちょっとした疑問がある」「ちょっとした質問がある」と言えば、もしかしたら他の誰もこのように疑問に思う人はいないかもしれないけれど、といったニュアンスがあります。
「取るに足らない疑問」【とるにたらないぎもん】
それに足らない、というのはわざわざ取り上げるには値しない、着目したり切れたりするほどの価値がない、という意味です。
つまり取るに足らない疑問というのはわざわざ大きな声を上げて誰かに聞くような疑問ではなく、むしろ授業が終わった後などに先生に小声で聞くような疑問である、という意味になります。
「つまらない疑問」【つまらないぎもん】
つまらない、という表現には値打ちがない、くだらない、という意味があります。
つまりつまらない疑問というのはくだらない疑問ということであり、取るに足りない疑問であるという意味になります。
「些細な疑問」、という表現は日常的にも使えます。
「些細な疑問」は誰にも聞けないと思っている人も多いかもしれませんね。
しかし、「些細な疑問」は意外に多くの人が同様に感じている場合も多いのです。