「一日千秋」とは?意味!例文
「一日千秋」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
聞いた事はあるけれど意味はわからない、という人もいるかもしれません。
ここでは「一日千秋」という表現について紹介します。
目次
- 「一日千秋」とは?
- 「一日千秋」の語源や由来
- 「一日千秋」の表現の使い方
- 「一日千秋」を使った例文と意味を解釈
「一日千秋」とは?
「一日千秋」というのは非常に待ち遠しいという意味があります。
ある物事やある人が早く来てほしいと願う気持ちが非常に強い、という意味を持ち、恋い慕う気持ちや待ち望む気持ちが強い、という意味になるのです。
例えば、恋人とのデートが近づいてくるととにかくその日が待ち遠しくなりますよね。
とても楽しみで待っている時間が長く感じる、などという時にも使えます。
誰しもがこのような気持ちを経験しているのではないでしょうか。
- 「一日千秋」の読み方
「一日千秋」の読み方
「一日千秋」という表現は「いちじつせんしゅう」と読みます。
子供の時は夏休みが待ち遠しくて仕方がなかった、という経験もあるのではないでしょうか。
「一日千秋の思いで夏休みを待った」と表現でき、これは漢字検定5級の熟語になります。
「一日千秋」の語源や由来
なぜ、「一日千秋」というのでしょうか。
秋、という言葉は季節を指すのではなく、時間という意味もあるのです。
例えば「危急存亡の秋」は「ききゅうそんぼうのとき」と読みます。
また、秋といえばお米等の作物が収穫される時期であり、収穫の季節である秋はとても嬉しいものですよね。
今でこそ、新年度という感覚で春が物事の始まりだと思いがちですが、かつては秋を基準としていたこともありました。
そのため、秋という言葉が使われるのです。
「一日千秋」の表現の使い方
「一日千秋」という表現は知らなかったとしても、このような気持ちは誰もが1度は体験しているのではないでしょうか。
恋人とのデートの日が待ち遠しい、夏休みが待ち遠しい、あるいは遠足の日を待ち遠しく感じたこともあるかもしれません。
このような時に「一日千秋」という表現が使われるのです。
「一日千秋」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「一日千秋」を使った例文1
- 「一日千秋」を使った例文2
「一日千秋」を使った例文1
「娘たちが帰省してくる日を一日千秋の思いで待った」
子供たちが帰省してくる季節は楽しみですよね。
いつも夫婦2人で生活していても、子供たちが帰ってくるとなるとやはり懐かしいですし、久しぶりに会えて嬉しいという気持ちになるのではないでしょうか。
もしも孫が一緒に来るとなると、さらに楽しみが増すかもしれません。
子供たちが帰ってくる日を、首を長くして待つ人もいるのではないでしょうか。
「一日千秋」を使った例文2
「子供が生まれるのが楽しみで、毎日一日千秋の気持ちでした」
子供が生まれてくる日は本当に楽しみですよね。
マタニティーライフは楽しみたいものですが、臨月にもなると体が辛くなりますし、早く生まれて欲しいと思うお母さんたちも多いことでしょう。
さらに、やっと我が子に会える喜びは何事にも変えられません。
早く赤ちゃんに会いたいですよね。
「一日千秋」という表現は漢字検定でも5級の熟語になりますので、常識として知っておきたい表現です。
読み方も間違えないように気をつけましょう。