「妄言だ」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは、「妄言だ」という言葉を言われたことがあるでしょうか?
そのような経験を持っている人は、どんなシチュエーションで使われてしまったのか注意する必要があるかもしれません。
この言葉は相手を非難するような時に使われる攻撃的な表現でもあるからです。
そこで、今回はこの「妄言だ」について説明することにします。
目次
- 「妄言だ」とは?
- 「妄言だ」の表現の使い方
- 「妄言だ」の英語と解釈
- 「妄言だ」を使った例文と意味を解釈
- 「妄言だ」の類語や類義語・言い換え
「妄言だ」とは?
「妄言だ」とは、「根拠のないでまかせ」、「出まかせで根拠がない言葉」という意味がある言葉です。
簡単に言うと「根も葉もないこと」ということになります。
「妄言だ」の表現の使い方
「妄言だ」が使われるケースとしては「根拠のないでまかせ」を言っている相手に対して使うことがありますが、この数年では、中国や韓国に関連した国際関係のニュースの中などで、日本の発言や発表などに対して非難するような意味合いで「妄言だ」と使われていることがあります。
「妄言だ」の英語と解釈
「妄言だ」を英語で訳すと、“declaration”、“delusion”、“nonsense”などの言葉で表現することができます。
「妄言だ」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「妄言だ」を使った例文をいくつか挙げて見ますので、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。
- 「妄言だ」を使った例文1
- 「妄言だ」を使った例文2
「妄言だ」を使った例文1
「政治家である山下先生の発言を妄言だと決め付けられるのは、早計だ」
政治家の発言は、よく「妄言だ」と非難されることがありますが、全ての発言がそうだとは言い切れません。
中には、熟慮を重ねて発言する議員もいますし、色々な情報から判断してコメントする人もいます。
「妄言だ」を使った例文2
「あいつの言っていることは全て妄言だ。信用することができない」
自分の周りに「妄言だ」と思える人が1人や2人くらいはいないでしょうか?
そのような人は自分を大きく見せようとしていることがありますので、常に言っている言葉の意味の真意を計る必要がありそうです。
「妄言だ」の類語や類義語・言い換え
「妄言だ」を他の言葉で言い換えるなら、どのような言葉があるかと見ていくことにします。
- 「虚言だ」
- 「放言だ」
- 「事実無根」
「虚言だ」
「虚言だ」という言葉が「妄言だ」の類義語の1つとして挙げることができますが、「虚言」は「何度も嘘をつく」、「偽りばかり言う態度」という意味があります。
嘘ばかりついている人を「虚言癖がある」などと言い表すことがありますが、「妄言だ」と言われることと同じ聞こえ方があります。
ただ「妄言だ」という言い方には、「最初から嘘をつく意図はなく結果的に嘘になってしまった」というニュアンスがありますが、「虚言だ」は「意図的に嘘をつく」という意味合いがあり、そのことが相違点になります。
「放言だ」
「放言だ」という言葉も類義語として挙げることができますが、「相手の気持ちを考えずに言いたいことを言う」という意味になります。
「放言だ」と使う場合は、「相手の言葉を嘘だと責めるのではなく配慮に欠けた発言」という感じがあります。
「事実無根」
「事実無根」という言葉もありますが、「根拠となる事実が全くない」、「事実に基づいていないこと」、「根も葉もないこと」という意味で使われています。
「妄言だ」という言葉は、ある意味、相手を罵る言葉であったり、非難するような意味で使われています。
そのことから、本当に相手が「根拠のないことばかり言う人間」なのかをしっかりと見極めることが必要かもしれません。
特に仕事をしている人は、相互の信頼関係で組織が成り立っているので、言葉の使い分けが重要になってきます。
「妄言だ」も神経質的な要素を持っていますので、正しい理解の上で使う必要があります。