「帰結」とは?意味や使い方!例文や解釈
「帰結」とは、「最終的にある結果や結論に行き着くこと」を意味する言葉です。
「帰結」の「意味・読み方・語源や由来・使い方・類語(シソーラス)や言い換え・例文と解釈・反対語・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「帰結」とは?
- 「帰結」の表現の使い方
- 「帰結」の類語や類似表現や言い換え
- 「帰結」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「帰結」の反対語
- 「帰結」の英語と解釈
「帰結」とは?
「帰結」という言葉は、「最終的にある結果や結論に行き着くこと」や「最後に落ち着く結果・結論そのもの」を意味しています。
「帰結」というのは、「~に帰結する」や「論理的な帰結」などの用法で使われることが多い表現であり、「最終的に特定の結果・結論に落ち着くこと」を意味しているのです。
哲学用語としての“consequence”(帰結)には、「仮定・前提から推論によって導き出される結論・結果」という意味合いもあります。
- 「帰結」の読み方
- 「帰結」の語源や由来
「帰結」の読み方
「帰結」の読み方は、「きけつ」になります。
「帰結」の語源や由来
「帰結」の語源・由来は、その漢字の語源的な意味・成り立ちから考えることができます。
「帰結」の「帰」という漢字の語源的な意味は、「ある所に落ち着く・最後にそうなる」や「かえる・かえす」になります。
「帰」の漢字の成り立ちは、「神に供える肉の象形」と「ほうきの象形」から、人が無事に帰った時に清潔にきよめた場所で神様に感謝を捧げる様子を意味する会意文字にあります。
その由来から、「帰」は「かえる」を意味することになりました。
「結」という漢字の語源的な意味は、「結果が出る・終わりにする」や「糸などを結ぶ・つなぐ・関係を作る」になります。
それらの漢字の語源的意味から、「帰+結=帰結」で「最終的に落ち着くことになる結果・結論」を意味することになったのです。
「帰結」の表現の使い方
「帰結」の表現の使い方は、「最終的にある結果・結論に落ち着いた場合」や「最後に行き着くことになる結果・結論そのもの」を意味して使うという使い方になります。
「帰結」というのは、「論理的・情緒的な必然の流れによって落ち着くことになる結果・結論」という意味合いで使われることが多い言葉なのです。
例えば、「論理的な帰結を考えれば、この挑戦はやめるべきです」や「二人が離婚することになる帰結は、結婚当初から薄々予感していたことでした」といった文章で、「帰結」という言葉を正しく使用することができます。
「帰結」の類語や類似表現や言い換え
「帰結」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「帰する」
- 「帰着」
- 「帰趨」
「帰する」
「帰結」の類語・言い換えとして、「帰する(きする)」があります。
「帰する」というのは、「最終的にその結論や結果に落ち着くこと」や「罪・責任を他人や他の物事のせいにする」を意味する慣用的な表現です。
「帰結」という言葉も「最終的にある結果や結論に行き着くこと」を意味していますので、「帰結」の言葉は「帰する」という表現で言い換えることが可能なのです。
「帰着」
「帰結」の類似表現・言い換えに、「帰着(きちゃく)」を上げられます。
「帰着」という言葉は、「色々な途中経過を経て、最後に落ち着くこと」や「物理的に帰り着くこと」を意味しています。
その意味合いから、最終的にある結果・結論に落ち着くことを示す「帰結」と良く似た意味を持つ類似表現として、「帰着」という言葉を指摘することができるのです。
「帰趨」
「帰結」の類語・言い換えとして、「帰趨(きすう)」があります。
「帰趨」という言葉は、「物事が最終的に落ち着くところ」や「物事が最後に行き着く結果・結論」を意味しています。
その意味合いから、最後に行き着くことになる結果・結論を意味する「帰結」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「帰趨」という言葉を上げることができるのです。
「帰結」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「帰結」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「帰結」を使った例文1
- 「帰結」を使った例文2
「帰結」を使った例文1
「論理的な帰結としては成功率は低いかもしれないが、実際にやってみれば思いがけない幸運もあるかもしれない」
この「帰結」を使った例文は、「論理的な結論・結果としては成功する確率は低いかもしれないが、実際にやってみれば想定外の幸運もあるかもしれない」ということを意味しています。
「帰結」を使った例文2
「何もトレーニングや予行演習をせずにぶっつけ本番で臨んだので、今回の試合に負けたことは必然の帰結として受け止めるしかない」
この「帰結」を使った例文は、「何もトレーニング・予行演習をせずにぶっつけ本番(体当たり)で臨んだので、今回の試合に負けたことは当然の結果(避けることのできなかった結果)として受け止めるしかない」ということを意味しています。
「帰結」の反対語
「帰結」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「理由・原因」
「理由・原因」
「帰結(きけつ)」の反対語として、「理由(りゆう)・原因(げんいん)」を上げることができます。
「帰結」という言葉は、「最終的に落ち着くことになる特定の結果・結論」を意味しています。
その「帰結」が示唆する「特定の結果・結論」と反対の意味を持つ反対語(対義語)が、「理由・原因」という言葉なのです。
「理由」というのは、「帰結(結果)に対して前提となる条件」や「その帰結(結果)を生み出した論理的・感情的な前提」を意味している言葉です。
「原因」という言葉は、「ある結果・状態・変化を引き起こすもとになる事柄」を意味しています。
それらの意味合いから、最終的に特定の結果・結論として落ち着くところを意味している「帰結」とは反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「理由・原因」の言葉を上げることができるのです。
「帰結」の英語と解釈
「帰結」という言葉を英語で表現すると、“consequence”(帰結・結果・結論)や“corollary”(当然の帰結)、“result”(物事の結果)、“conclusion”(結末・結果)などで表現することができます。
- “He won in the company's career race as a natural result(consequence).”
“He won in the company's career race as a natural result(consequence).”
「帰結」という言葉を使ったこの英語の例文は、「彼は当然の帰結として、社内の出世競争で勝ちました」ということを意味しています。
「帰結」という言葉について徹底的に解説しましたが、「帰結」には「最終的にある結果や結論に行き着くこと」などの意味があります。
「帰結」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「帰する」「帰着」「帰趨」などがあります。
「帰結」という言葉について調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。