「感じ取る」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「感じ取る」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
誰もが日常的に様々なことを感じ取って生活しています。
それならば、「感じ取る」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「感じ取る」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「感じ取る」とは?
- 「感じ取る」の表現の使い方
- 「感じ取る」の英語と解釈
- 「感じ取る」を使った例文と意味を解釈
- 「感じ取る」の類語や類義語・言い換え
「感じ取る」とは?
「感じ取る」という言葉には様子などから直感によって知る、という意味があります。
認識する、気づく、察知する、などという意味があり、そこからある感じを受け取る、雰囲気などから察する、という意味になります。
空気を読む、という表現も「感じ取る」という表現と同じ意味になります。
空気を読む、というのはその場の雰囲気から状況を推察する、具体的には自分が何をするべきか、何をすべきではないのかしっかりと考える、相手が何を求めているのか憶測して判断する、という意味になります。
「感じ取る」という表現も同じ意味として使われます。
一時、それができない人のことをKYと読んだ時代がありましたね。
これは感じ取れない人、という意味になります。
「感じ取る」の表現の使い方
「感じ取る」という表現はあらゆる場面で使えます。
例えば家庭においても友達関係においても、そして職場においても、「今はこれをするべきではない」「今はこれをしたほうが良いかな」などと考えることがありますよね。
誰かが険悪な雰囲気を醸し出していれば、刺激しないようにすることもあるでしょう。
それも「感じ取る」という表現で表せます。
「感じ取る」の英語と解釈
「感じ取る」という表現を英語にすると“feel”や“perceive”、“sense”などという表現が使えますし、これ以外にも“find”が使われる場合もあります。
「自分の後で何が起こっているのか感じ取っていた」ということであれば“She took in what was going on behind her.”になります。
「感じ取る」を使った例文と意味を解釈
ここでは「感じ取る」という表現を使った例文を紹介します。
- 「感じ取る」を使った例文1
- 「感じ取る」を使った例文2
「感じ取る」を使った例文1
「夫婦喧嘩が激しくなったため、今は何も言ってはならないという雰囲気を感じ取った」
子供からしてみると、親が夫婦喧嘩をしていたらとても大変ですよね。
なんとなく仲介をしたいと思っても、どのように声をかけたら良いのかわからない、どちらかの見方をしているように思われたら嫌だ、などと感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
また、夫婦喧嘩のあり方によってはとりあえず今は黙っておこうなどと感じることもあるかもしれません。
今は口出ししてはならない、とりあえず自分の部屋にこもっていよう、という空気を感じとる場合もあるのではないでしょうか。
「感じ取る」を使った例文2
「明らかに母の機嫌が悪かったので、何かあったのかと感じ取り、とりあえず黙っておいた」
自分の家族の雰囲気が違うとすぐにわかりますよね。
特に母親は接する機会も多く、何かあったなと気づくことも多いのではないでしょうか。
そんなときにはとりあえず黙っておく、という方法が1番賢い場合もあるかもしれません。
「感じ取る」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「推察する」【すいさつする】
- 「判断する」【はんだんする】
- 「察知する」【さっちする】
「推察する」【すいさつする】
推察する、という言葉には他人の事情や心中を思いやること、推し量ること、という意味があります。
例えば複雑な事情と推察する、などと使われます。
「判断する」【はんだんする】
判断する、というのは物事の審議や前薬などを見極め、それについて自分の考えを定めるという意味があります。
例えば適切な判断をする、君の判断に任せる、などといった表現がありますね。
「察知する」【さっちする】
察知する、という表現には推し量って知ること、それとなく気がつくこと、という意味があります。
物事を感じて知る、気がつく、推し量る、という意味があります。
「感じ取る」という表現はあらゆる場面で使えますので、ぜひ覚えておきたい表現です。
周りが何を求めているのか、自分は何をすべきなのか、しっかりと正しく感じ取って生活していきたいですね。