「研ぎ澄まされる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「研ぎ澄まされる」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
「感覚が研ぎ澄まされる」などと使いますよね。
それならば「研ぎ澄まされる」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「研ぎ澄まされる」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「研ぎ澄まされる」とは?
- 「研ぎ澄まされる」の表現の使い方
- 「研ぎ澄まされる」の英語と解釈
- 「研ぎ澄まされる」を使った例文と意味を解釈
- 「研ぎ澄まされる」の類語や類義語・言い換え
「研ぎ澄まされる」とは?
「研ぎ澄まされる」という表現はサ行5段活用の「研ぎ澄ます」の未然形である「研ぎ澄ます」という表現に受身、尊敬、自発、可能性の助動詞である「れる」をつけた形になり、意識や心の動きが鋭くなる、集中力が高められる、緊張感が高められる、という意味になります。
神経が鋭くなる、敏感になる、などという意味でも使われます。
例えば「五感が研ぎ澄まされる」などという表現もあります。
「研ぎ澄まされる」の表現の使い方
「研ぎ澄まされる」という表現は日常的に使える表現です。
例えば、美術館などに行って素晴らしい芸術作品を見たりすると、芸術的な感性が高められますよね。
そのような状態はまさに「研ぎ澄まされる」と表現できます。
様々な経験をして喜びや悲しみ、怒りなどを覚えることも感性が「研ぎ澄まされる」上で大切なことです。
「研ぎ澄まされる」の英語と解釈
「研ぎ澄まされる」という表現を英語にすると“expand one's sensibilities”になります。
“expand”という表現には広げる、「研ぎ澄まされる」、という意味があるのです。
「映画を見て感性が研ぎ澄まされました」ということであれば“I watched a movie and it really expanded my sensitivities.”になります。
「研ぎ澄まされる」を使った例文と意味を解釈
ここでは「研ぎ澄まされる」という表現を使った例文を紹介します。
- 「研ぎ澄まされる」を使った例文1
- 「研ぎ澄まされる」を使った例文2
「研ぎ澄まされる」を使った例文1
「子供の頃から様々な経験をし、感性が研ぎ澄まされると良いですね」
子供には悲しみや怒りなどを経験して欲しくないと思うこともあるかもしれません。
しかし、そのようなものは経験してこそ覚えられるものであり、小さな頃から悲しみや怒りなどの感覚を覚える必要があります。
自分がそのような感覚を覚えるからこそ、他の人のことを考えられるようになります。
小さい頃から感性を研ぎ澄ませる必要があるのです。
「研ぎ澄まされる」を使った例文2
「博物館などに通ったので、感性が研ぎ澄まされました」
美術館や博物館など芸術作品などが展示されている場所に行くと、そのような感性が研ぎ澄まされますよね。
どのような芸術が今までに誕生してきたのか、どのような画家や芸術家、発明家がいたのか、などということを考えると、歴史の流れも勉強できます。
実物を見ることも重要ですので、時間があったら博物館や美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
「研ぎ澄まされる」の類語や類義語・言い換え
ここでは「研ぎ澄まされる」という表現の類義語を紹介します。
- 「集中力が高められる」【しゅうちゅうりょくがたかめられる】
- 「緊張感が高められる」【きんちょうかんがたかめられる】
- 「心の働きが鋭くなる」【こころのはたらきがするどくなる】
「集中力が高められる」【しゅうちゅうりょくがたかめられる】
集中力が高められる、というのは物事に集中する力が向上するという意味です。
集中力というのは1つの事柄に注意を集中して物事に取り組む能力を指しており、この能力が高められる状態を集中力が高められる、と表現します。
「緊張感が高められる」【きんちょうかんがたかめられる】
緊張感が高められる、というのは緊張感が高まる、意識や心の働きが鋭くなる、という意味になります。
身を引き締める、気持ちを引き締める、などと言われる場合もあり、緊張感という言葉には張り詰めた心持ちという意味があります。
「心の働きが鋭くなる」【こころのはたらきがするどくなる】
心の働きが鋭くなる、というのは神経が鋭くなる、と言われる場合もあります。
これも意識や心の働きが鋭くなる要素を指しており、「研ぎ澄まされる」という言葉と同じ意味になるのです。
「研ぎ澄まされる」という表現は日常的にも使える言い回しです。
特に感性を研ぎすますという事は豊かな人生を送るためにも大切ですのでぜひいろいろな経験をしてみてください。