「さり気なく」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「さり気なく」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「さり気なく」という言葉を使った例文や、「さり気なく」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「さり気なく」とは?
- 「さり気なく」の類語や類似表現や似た言葉
- 「さり気なく」を使った例文や短文など
「さり気なく」とは?
「さり気なく」という言葉を知っているでしょうか。
「さり気なく、優しい言葉を掛けられた」という経験があるかもしれません。
一方で、「さり気なく」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで「さり気なく」という言葉の意味を紹介します。
- 「さり気なく」の読み方
- 「さり気なく」の意味
「さり気なく」の読み方
「さり気なく」は「さりげなく」と読みます。
「さりきなく」と読み間違えないようにしましょう。
これを機会に「さり気なく」は「さりげなく」と読みましょう。
「さり気なく」の意味
「さり気なく」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「さり気なく」には、「意図をおもてに出さないようにしながら、何かをする様子」という意味があります。
また「それが第一の目的でないように、振る舞う様子」という意味もあります。
「さり気なく、優しい言葉を掛けられた」という場合、「優しい声をかけようという意図を隠しながら、優しい声を掛けてくれた」という意味があります。
また、「デートにさり気なく誘う」という場合は、デートに誘うのが第一目的ではないように振る舞いながら、上手にデートに誘うという意味があります。
「さり気なく」の類語や類似表現や似た言葉
次に「さり気なく」の類語や類似表現を紹介します。
「さり気なく」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「何気なく」【なにげなく】
- 「さらりと」【さらりと】
「何気なく」【なにげなく】
「何気なく」には、「特別な意図や、深い考えなしに」という意味があります。
「何気なく声を掛ける」という場合は、声を掛けた人に、特別な意図や考えがないという意味になります。
「さらりと」【さらりと】
「さらりと」には、「軽快に、滞りなく」という意味があります。
「さらりと好きだと言う」という場合、軽快に、滞りなく、好きだと言ったという意味になります。
緊張で固まりながら「好き」と言うのとはまるで違う、告白の仕方になります。
「さり気なく」を使った例文や短文など
続いて「さり気なく」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「さり気なく」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「さり気なく」を使った例文1
- 「さり気なく」を使った例文2
「さり気なく」を使った例文1
「先輩が『さり気なく』、残業に付き合ってくれた」
この例文に登場する先輩は、後輩の残業に付き合うのが第一目的とは見せず、付き合ってくれたのでしょう。
後輩は、途中でそのことに気付き、先輩に感謝したのではないでしょうか。
このように「さり気なく」親切にしてもらうと、普通に親切にされるより、胸に染みることがあります。
「さり気なく」を使った例文2
「『さり気なく』食事に誘われて、食事をしたことが、彼と付き合うきっかけになった」
この例文のように、好きな人を食事に誘うという意図を消して、まるで友達を誘うように女性を食事に誘ったことで、恋愛が成就することがあります。
警戒心の強い女性は、相手の恋心に気付くと、デートに誘われるかもしれないなどと思い、ランチの誘いであっても、断るかもしれません。
そこで、好きだという気配を消して、食事などに誘い、まず友達になる方法があります。
そして仲良くなってからデートに誘えば、「この人ならいいかも」と女性が思ってくれるため、デートの誘いを断られないかもしれません。
「さり気なく」という言葉について見てきました。
自分の意志を隠しながら、何かをする時、第一目的と気付かれぬよう振る舞う時、「さり気なく」という言葉を使ってみましょう。