「金銭の受領認める」とは?意味!例文や関連語を解釈
2019年の6月に世間の大きな話題となった芸人による「闇営業」の発覚の際に、この「金銭の受領認める」という言葉が週刊誌の見出しやテレビのコーナーのタイトルに並びました。
目次
- 「金銭の受領認める」とは?
- 「金銭の受領認める」を使った例文と意味を解釈
- 「金銭の受領」に関連する言葉の解釈
「金銭の受領認める」とは?
「金銭の受領認める」は、「お金を受け取ったと認めた」時に使われる言葉です。
遭えて「認めた」などという表現を使うからには、それまでは認めていなかった(隠していた、はぐらかしていた)といったニュアンスが含まれていると考えて構いません。
正当な報酬や給金として受け取ったものであれば、何も隠すことはありません。
「金銭の受領認める」と使われるようなことがあった際には、何かしらの後ろめたい事情があるのだと推測されても仕方ないでしょう。
- 「金銭の受領認める」の読み方
「金銭の受領認める」の読み方
「金銭の受領認める」は、「きんせんのじゅりょうみとめる」と読んでください。
そのままの読み方なので、「受領」がきちんと読めれば間違えることはないでしょう。
この形だと、先のように週刊誌の見出しや、テレビのコーナーのタイトル風なので、文章中で使うなら、「金銭の受領を認めた」などとした方が自然な形になります。
「金銭の受領認める」を使った例文と意味を解釈
「金銭の受領認める」を使った例文と、その意味の解釈です。
上で書いた自然な形にしたものも含めて挙げていきます。
- 「金銭の受領認める」を使った例文1
- 「金銭の受領認める」を使った例文2
「金銭の受領認める」を使った例文1
「あの件で、ついに金銭の受領認めるという記事が出たようだ」
それまで認めていなかった人が観念したのか、ついに認めたという記事が出たと言っています。
このようなケースでは、最初から素直に認めてしまった方が、その後に影響を及ぼさないものです。
しかし、隠していたことが後から発覚すると、逆に余計な波紋を広げてしまうケースがほとんどです。
「金銭の受領認める」を使った例文2
「頑なに金銭の受領は認めないようだが、とっくに証拠はあがっているようだ」
いくら受け取った方が隠していても、渡した方が喋ってしまえばそれまでです。
前述したように、後ろめたいお金でなければ、何も隠すことはありません。
いわゆる「怪しいお金」や「悪いお金」だからこそ、何としてでも隠そうとするのでしょう。
「金銭の受領」に関連する言葉の解釈
どのように金銭の受領があったのかを表現する言葉の解説です。
どちらであろうと、受け取ったことに変わりはありません。
- 「間接的に金銭を受領」
- 「直接、金銭を受領」
「間接的に金銭を受領」
お金をもらってはいけない相手から直接受け取ったのではなく、間に誰かが入っていて、その人から受け取ったという場合に使う表現です。
いくら直接ではないとしても、受け取ってしまったのであれば、直接受け取るのと結果的に何も変わりません。
よって、このような表現は、要はただの言い訳で、最後まで(認めることになっても)見苦しく見えてしまいます。
観念して認めることにしたのなら、このような余計なことは言うべきではありません(それによって、少しでも影響や罪を軽くしようとしているのが見え見えです)。
「直接、金銭を受領」
間に誰も入らず、直接受け取ってはいけない相手からお金をもらった場合に使います。
受け取ってはいけない相手とは、先の芸人たちの例だと反社会的組織となりますが、相手が誰であろうと、個人的にもらっていたこと自体が所属事務所からすると問題です。
その例では、誰からだから悪いということ以前に、社会人としての自覚に欠けていると言わざるを得ません。
受け取ったことが、この「金銭の受領認める」などと表現されてしまうような後ろめたいお金は、決してもらうべきではないでしょう。
当然のことですが、やっていいことと悪いことの区別はきちんと付けないといけません。