「バタバタ」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
外国人が日本語を学ぶとき、擬音語は特に難しいと言われています。
それならば、「バタバタ」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
私たちは「バタバタ」と聞いたときに意味がわかるでしょうか。
ここでは「バタバタ」という表現について紹介します。
目次
- 「バタバタ」とは?
- 「バタバタ」の語源や由来
- 「バタバタしてる」の英語と解釈
- 「バタバタ」を使った例文と意味を解釈
- 「バタバタ」の類語や類義語・言い換え
「バタバタ」とは?
「バタバタ」という言葉にはものが続けざまに激しくぶつかる音や続けざまに落ちたり倒れたりする様子、あるいは慌ただしく物事をする様子、という意味で使われます。
例えば、強い風が吹くとテントが「バタバタ」となりますよね。
あるいは、地震が起これば棚から本が「バタバタ」と床に落ちてしまうかもしれません。
忙しく仕事をするときは「バタバタ」と仕事を片付ける、忙しくて「バタバタ」していた、などと表現することもあるのではないでしょうか。
このように、「バタバタ」という表現には主に3つの意味合いがあるのです。
「バタバタ」の語源や由来
それならば、なぜ「バタバタ」という言葉が使われているのでしょうか。
最初は風にあおられる音やものが連続的に倒れる音、鳥が激しく羽ばたく音を表す表現でした。
しかし、例えばここから子供が駄々をこねて手足を激しく動かす様子などが「バタバタ」と表現されるようになったと考えられます。
あるいはこのギャグ漫画のように手足を激しく動かさなければならないような状態の忙しい時に「バタバタ」という表現が使われるようになりました。
「バタバタしてる」の英語と解釈
「バタバタ」してる、という表現を英語にすると“I'm swamped.”になります。
これは最も「バタバタ」してるという表現に近いニュアンスを持った言い回しであり、忙しいという意味になります。
例えば「忙しくてメールをするのが遅くなってしまいました」「バタバタしており、返信が遅くなってしまいました」という場合は“I'm sorry to be late to get back to you because I have been swamped.”と表現できます。
「バタバタ」を使った例文と意味を解釈
ここでは「バタバタ」という表現を使った例文を紹介します。
- 「バタバタ」を使った例文1
- 「バタバタ」を使った例文2
「バタバタ」を使った例文1
「大きな地震が起こり、本がバタバタと棚から落ちた」
日本は地震大国ですから、防災を意識しているという人も多いのではないでしょうか。
その一方で、やはり地震が起こればどうしても本などが店から落ちてしまい、危険だと考えられますよね。
本がどんどん落ちていく様子は「バタバタ」と表現されるのではないでしょうか。
落ちてくるものに当たらないように気をつけなければいけません。
「バタバタ」を使った例文2
「台風で風が強く、外の小屋がバタバタと音を立てていた」
日本は台風に襲われることもありますが、風が強いときには小屋やテントが「バタバタと音を立てる」ということもあるのではないでしょうか。
子供の中には怖がる人もいるかもしれません。
風で飛んでいかないように、何かしら工夫をする必要があります。
「バタバタ」の類語や類義語・言い換え
ここでは「バタバタ」という表現の類義語を紹介します。
- 「狼狽する」【ろうばいする】
- 「慌ただしい」【あわただしい】
- 「多忙な」【たぼうな】
「狼狽する」【ろうばいする】
狼狽する、というのは思いがけない出来事に慌てふためくという意味になります。
どうして良いか分からず、うろたえて騒ぐ場合に狼狽すると表現できます。
「慌ただしい」【あわただしい】
慌ただしいというのは物事をしようとしてしきりにせき立てられている様子、という意味になります。
落ち着かなく忙しい状態も慌ただしいといいます。
「多忙な」【たぼうな】
多忙な、というのはこなすべき仕事が多くて慌ただしい、繁忙な、という意味になります。
過密スケジュールであったり仕事に追われている場合など、多忙なという表現が使われます。
「バタバタ」と聞いてどのような意味を思い浮かべるでしょうか。
風にあおられている様子やものが倒れる様子、あるいは忙しい様子、などが表されています。
他にもどのような擬音語があるか考えてみましょう。