「物事の本質」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「物事の本質」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「物事の本質」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「物事の本質」とは?
- 「物事の本質」の表現の使い方
- 「物事の本質」を分解して解釈
- 「物事の本質」を使った例文と意味を解釈
- 「物事の本質」の類語や類義語・言い換え
「物事の本質」とは?
「物事の本質」とは、起こったことに対しての本来の性質、要素、原因といった意味になります。
その物事の「本来の姿」といった意味合いです。
- 「物事の本質」の読み方
「物事の本質」の読み方
「物事の本質」と書いて「ものごとのほんしつ」と読みます。
「物事の本質」の表現の使い方
「物事の本質」とは、物事の本来の性質、姿という意味です。
物事というのは日々起こる色々な事、出来事という意味です。
例えば「彼女は物事の本質を理解できていない」となれば「彼女は物事がよくわかっていない」と言っているのと同じことです。
「彼女は物事の本質に気がついていた」となれば「彼女は察しがいい人だ」といった意味になります。
前後にどのような言葉があるかで、いい意味にも悪い意味にもなります。
「物事の本質」を分解して解釈
「物事の本質」という言葉は「物事」と「本質」という二つの言葉からできています。
それではそれぞれの意味の確認をしておきましょう。
- 「物事」
- 「本質」
「物事」
「物事」とは「物」と「事」のことで、色々と起こる事という意味です。
「物事にこだわりを持っている」「物事、何でも限度っていうものがあるでしょう」「物事をさっさと片付けることができる女性」などと使います。
「本質」
「本質」とは「物事」の本来の性質、姿のことを言います。
それがなくてはその物が存在しない性質、要素といった意味合いもあります。
「問題の本質を見ていない」「これがあいつの本質だ」などと使います。
人に使う場合は本来持っている性格、本性といった意味合いで使うことが多いでしょう。
「物事の本質」を使った例文と意味を解釈
それでは「物事の本質」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「物事の本質」を使った例文1
- 「物事の本質」を使った例文2
「物事の本質」を使った例文1
「あの人は、物事の本質をわかっていない癖に、自分が一番偉いと信じ込んでいるから困った人だ」
理解力がない、うわべだけを見て相手の本性や、本来の姿といったものに気がつけない人がいます。
そしてそのような人に限って自分は人を見る目があるとか、誰よりも優秀であるなどと自信を持っていますと周りが困ってしまうということを例文は言っています。
「物事の本質」を使った例文2
「物事の本質を見ようともせず、自分の好き嫌いだけで生きてきたからこんなことになったのだ」
日々、起こる物事は、いいことばかりではなく、きついこと、面倒なこともあることでしょう。
自分の好き嫌いだけで楽なことだけを選んで生きていきますと、物事の本来の姿、大事なことなどを見落してしまうことになるかもしれません。
「物事の本質」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「物事の本質」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「根源」【こんげん】
- 「大事なこと」【だいじなこと】
- 「本性」【ほんしょう】
「根源」【こんげん】
「根源」とは物事の生じたそもそもの始まり、おおもと、根本という意味になります。
「あいつが、悪の根源だ」などと使います。
「大事なこと」【だいじなこと】
「物事の本質」を簡単な言葉で言い換えるならば「大事なこと」という言葉が当てはまります。
「物事の本質を見落としている」は「大事なことを見落としている」と同じ意味合いです。
「本性」【ほんしょう】
「本性」とは生まれつきの性質、本来の性質という意味です。
「本性を見抜く」「本性がわかった」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「物事の本質」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
よく使われる言葉ですが意味が何となく掴みにくい言葉かもしれません。
「本質」とは本来の姿、本来の性質と覚えておくといいでしょう。