「物事」とは?意味や使い方!例文や解釈
「物事」とは、「すべての有形・無形の事柄」や「物と事(出来事)」を意味する言葉です。
「物事」の「意味・読み方・分解して解釈・使い方・類語(シソーラス)や言い換え・例文と解釈・物事と事物の違い・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「物事」とは?
- 「物事」の表現の使い方
- 「物事」の類語や類似表現や言い換え
- 「物事」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「物事」と「事物」の違い
- 「物事」の英語と解釈
「物事」とは?
「物事」という言葉は、「すべての有形・無形の事柄」や「色々な物と事(出来事)」を意味しています。
「物事」というのは、「諸々(もろもろ)の物理的な物・事柄」を意味する言葉であり、「色々な物理的なモノ+体験的な出来事の総称」として使われているのです。
例えば、「人生では簡単にはいかない物事がたくさんありますが、その物事を乗り越えていくことで成長することができます」といった文章において、「物事」の意味を分かりやすく示すことができます。
- 「物事」の読み方
- 「物事」を分解して解釈
「物事」の読み方
「物事」の読み方は、「ものごと」になります。
「物事」を分解して解釈
「物事」という言葉を「物(もの)」と「事(こと)」に分解して、その意味を解釈していきます。
「物」という言葉は、「物理的・具体的な物(モノ)」を意味しています。
「事」という言葉は、「体験的・実際的な出来事(イベント)」を意味しています。
「物+事=物事」になることで、「すべての有形・無形の事柄」や「具体的な物と体験する事の総称」を意味しているのです。
「物事」の表現の使い方
「物事」の表現の使い方は、「さまざまな物理的なモノ+体験的な出来事の総称」の意味で使うという使い方になります。
「物事」という表現は、「あらゆるモノと事柄(すべての事柄・色々な事柄)」を指示して使うことができる表現なのです。
例えば、「上手くいかない物事にこだわりすぎれば、余計に心理的な悩みや苦しみが深まるものです」、「できるだけ物事をスムーズにこなしたいと思っていますが、なかなか思い通りにはいきません」といった文章で、「物事」の表現を適切に使うことができます。
「物事」の類語や類似表現や言い換え
「物事」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「事象・事柄」
- 「物と事・事物」
- 「森羅万象」
「事象・事柄」
「物事」の類語・言い換えとして、「事象(じしょう)・事柄(ことがら)」があります。
「事象」という言葉の意味は、「ある条件下で表面に現れてくる事柄や現象」になります。
「事柄」というのは、「物事の内容や様子、過程」を意味する言葉です。
それらの意味合いから、「物事」という表現は、それとほぼ同じ意味を持っている「事象・事柄」という表現で言い換えることができるのです。
「物と事・事物」
「物事」の類似表現・言い換えとして、「物と事・事物(じぶつ)」があります。
「物事」という表現は、「物理的な物と体験的な事柄(出来事)を合わせた総称」や「すべての物や事」を意味しています。
「事物」というのは、「(物理的な物に重点を置いた)さまざまな事柄や物事」を意味する文語的な書き言葉として使われる表現です。
それらの意味合いから、「物事」と近しい似た意味を持つ類似表現として、「物と事・事物」を指摘することができるのです。
「森羅万象」
「物事」の類語・言い換えとして、「森羅万象(しんらばんしょう)」があります。
「森羅万象」という四字熟語は、「世界にあるすべての物事・現象・事象」を意味しています。
「森羅万象」の「森羅」とは「無数の樹木が茂って並んでいること」を意味していて、「万象」は「すべての有形のモノ」を意味しています。
その意味合いから、あらゆる物や事柄を示す「物事」という表現は「森羅万象」という四字熟語で言い換えることが可能なのです。
「物事」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「物事」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「物事」を使った例文1
- 「物事」を使った例文2
「物事」を使った例文1
「物事を効率的にこなすことができる人は、自分の人生の有限な時間をロスすることが少ないと言えるでしょう」
この「物事」を使った例文は、「色々な事柄を効率的にこなすことができる人は、自分の人生の有限な時間をロスすることが少ないと言えるだろう」ということを意味しています。
「物事」を使った例文2
「この世界(社会)には無数の物事が溢れているので、自分にとってどの物事が重要なのかのプライオリティー(優先順位)をつけることが必要になります」
この「物事」を使った例文は、「この世界(社会)には無数の物や出来事(イベント)が溢れているので、自分にとってどの物や出来事(イベント)が重要なのかのプライオリティー(優先順位)をつけることが必要になる」ということを意味しています。
「物事」と「事物」の違い
「物事(ものごと)」と「事物(じぶつ)」は、「物事」は「あらゆる物と事の総称」を意味していますが、「事物」は「さまざまな事柄と物」を意味しています。
一見するとほとんど同じ意味に思えるのですが、「物事」は「物理的な物よりも体験する事に意味の重点がある」のに対して、「事物」は「体験する事よりも物理的な物に意味の重点がある」という違いがあります。
また「物事」というのは、日常的な会話でも使用される「口語的な話し言葉」になっていますが、「事物」の方は日常的な会話ではまず使用されることがない「文語的な書き言葉」になっているという違いもあります。
また、法律用語としての「事物」は「事件とその目的物」を意味していますが、「物事」にはそのような意味はありません。
「物事」の英語と解釈
「物事」という言葉を英語で表現すると、“things”(さまざまな物事・色々な物や事柄)や“everything”(すべての物事・森羅万象)、“matter”(問題・物事・事態)といった英語で書き表すことができます。
- “I've come to know the value of things according to growing.”
“I've come to know the value of things according to growing.”
「物事」を使ったこの英語の例文は、「私は成長するに従って、物事の価値が分かってきました」ということを意味しています。
「物事」という言葉について徹底的に解説しましたが、「物事」には「一切の有形・無形の事柄」や「物(物理的なモノ)と事(体験する出来事)」などの意味があります。
「物事」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「事象・事柄」「物と事・事物」「森羅万象」などがあります。
「物事」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。