「殺気立つ」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「殺気立つ」という表現を知っているでしょうか。
会議などで「空気が殺気立つ」こともありますよね。
それならば、「殺気立つ」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「殺気立つ」という表現について紹介します。
目次
- 「殺気立つ」とは?
- 「殺気立つ」の表現の使い方
- そもそも「殺気」の意味とは?
- 「殺気立つ」を使った例文と意味を解釈
- 「殺気立つ」の類語や類義語・言い換え
「殺気立つ」とは?
「殺気立つ」という表現には殺気が顔つきや態度に現れる、興奮して敵意や憎悪をむき出しにする、という意味になります。
荒々しい気分や荒々しい要素になることを指す場合もあり、例えば喧嘩をするときに「殺気立つ」という人も多いのではないでしょうか。
欲望に支配されて興奮状態になることや目をギラギラさせることを「殺気立つ」と表現する場合もあります。
その気持ちが表情や態度から現れてしまった場合もまさに「殺気立つ」と言えるでしょう。
- 「殺気立つ」の読み方
「殺気立つ」の読み方
「殺気立つ」という言葉は「さっきだつ」と読みます。
日常的に使いたい表現ではありませんが、ぜひ知っておきたい表現の1つです。
「殺気立つ」の表現の使い方
「殺気立つ」という表現は喧嘩をした時や議論をしている時などに使えます。
あまり日常的に使いたい表現ではありませんが、自分の意見を絶対に曲げない、相手を攻撃しようとする姿勢が垣間見える、などという場合にこの表現が使われます。
そもそも「殺気」の意味とは?
そもそも殺気という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
これは人を殺そうとする気配であり、激しい憎悪や敵意に満ちた不穏な空気や気配を指します。
本当に人を殺す事は無いのですが、まるでその人を殺しそうな雰囲気が漂っているという場合にこの表現が使えます。
ネガティブで好ましくない空気であり、悪い影響をもたらしかねない空気でもあります。
しかし、喧嘩をしている時や真剣に議論をしている時など、「殺気立つ」ということもあるのではないでしょうか。
「殺気立つ雰囲気」が流れた後は、しっかりと互いを理解し合いたいものです。
「殺気立つ」を使った例文と意味を解釈
ここでは「殺気立つ」という表現を使った例文を紹介します。
- 「殺気立つ」を使った例文1
- 「殺気立つ」を使った例文2
「殺気立つ」を使った例文1
「同級生たちが喧嘩をし、殺気立っていた」
子供たちが喧嘩をすると、どうしても殺気立ってしまうことがあるかもしれません。
言動を知らずに喧嘩をすると、どうしても度を越えて喧嘩になってしまうことがありますよね。
もしも子供たちが喧嘩をした場合、その後はしっかりと仲直りができるように指導したいものです。
また、殺気立ったからといってお互いに怪我をさせたりしないよう気をつけなければいけません。
「殺気立つ」を使った例文2
「重大な議論が交わされ、誰もが殺気立っていた」
喧嘩ではなかったとしても、例えば真剣なディスカッションがなされた場合に雰囲気が「殺気立つ」ということもあるのではないでしょうか。
自分の意見を押し通そうとする人が増えれば、他の人の意見を飲まなければいけない人が出てくるわけですから、お互いが自分の意見を主張するとどうしても収拾がつかなくなってしまいます。
しかし、そのような空気が流れた後にはしっかりと1つの結論に至れるよう、努力しなければいけません。
「殺気立つ」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「目がギラギラする」【めがぎらぎらする】
- 「荒れる」【あれる】
- 「憎々しい」【にくにくしい】
「目がギラギラする」【めがぎらぎらする】
目がギラギラする、というのは本当に目が光るのではなく、欲望に支配されて興奮状態になっている様子を指しています。
キラキラとは違い、ギラギラという言葉には背筋をぞっとさせるようなニュアンスも含まれます。
「荒れる」【あれる】
荒れるという言葉には穏やかな、または整った状態が失われて見られているという意味があります。
乱暴な振る舞いをする時や騒いでいる時などもこの表現が使われます。
「憎々しい」【にくにくしい】
憎々しいという言葉にはいかにも憎らしい、非常に憎らしい、という意味があります。
憎いという言葉には憎悪の感情を抱かされるという意味があり、そのものに対して強い抵抗感や不快感を抱くことを指します。
「殺気立つ雰囲気」は誰もが1度は感じた経験を持つのではないでしょうか。
そこまで真剣になれるということも大切ですが、周りにいる人を不快にさせないような配慮も大切です。