「夢寐」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
とても読み方が難しい言葉、「夢寐」の意味や使い方を紹介します。
さらに「夢寐」という言葉を使った例文や、「夢寐」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「夢寐」とは?
- 「夢寐」の類語や類似表現や似た言葉
- 「夢寐」を使った例文や短文など
「夢寐」とは?
みなさんは「夢寐」という言葉を知っているでしょうか。
「夢寐にも忘れない」という言い回しを聞いたことがある人もいるでしょう。
一方で、「夢寐」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「夢寐」という言葉の意味を紹介します。
- 「夢寐」の読み方
- 「夢寐」の意味
- 「夢寐」の四文字熟語
「夢寐」の読み方
「夢寐」という言葉を、正しく読めるでしょうか。
「夢寐」は「むび」と読みます。
かなりの難読文字のため、初見で正しく読める人は少ないでしょう。
これを機会に、「夢寐」は「むび」と読めるようにしましょう。
「夢寐」の意味
「夢寐」という言葉の意味を紹介します。
「夢寐」には、「眠って夢を見ること」という意味があります。
また「眠って夢を見ている間」という意味もあります。
「夢寐にも忘れない」という言葉には、「眠って夢を見ている間も、忘れない」という意味があり、大好きな人や、大切な思い出などに対して使います。
「夢寐」の四文字熟語
「夢寐」を使った四文字熟語が、「夙夜夢寐」になります。
「夙夜夢寐」は、中国の古い歴史書「後漢書」に登場する言葉です。
「夙夜夢寐」には、「朝早くから夜遅くまで」「寝ても覚めても」「終日絶えず」という意味があります。
「夙」には「早朝」「夢寐」は「寝て夢を見ること」という意味があるため、「朝早くから、夜寝て、夢の中でも思うこと」という意味があります。
「夢寐」の類語や類似表現や似た言葉
次に「夢寐」の類語や類似表現を紹介します。
「夢寐」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「夢の中」【ゆめのなか】
- 「正夢」【まさゆめ】
「夢の中」【ゆめのなか】
「夢の中」という言葉を使った経験があるでしょう。
睡眠中の「夢」には「眠っている間に見る、一連の視覚的心象」という意味があります。
そのため「夢の中」には、「眠っている間に見る、一連の視覚的心象の中」という意味があります。
眠っている時にイメージを見たり、ドラマのような場面を見ますが、眠っている間のイメージの中のことを「夢の中」と言います。
「夢の中で初恋の人に会う」などという使い方をします。
「正夢」【まさゆめ】
「正夢」は「夢で見たことが現実になる」という意味があります。
例えば、宝くじに当選する夢を見て、宝くじを買ってみたら、本当に高額当選した時は「宝くじが当選する夢が、正夢になった」などと言います。
「夢寐」を使った例文や短文など
「夢寐」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「夢寐」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「夢寐」を使った例文1
- 「夢寐」を使った例文2
「夢寐」を使った例文1
「彼女の面影が『夢寐』にも忘れられない」
この例文には、好きな女性の顔や姿が、眠って見る夢の中ですら湧きあがってきて、忘れられないという意味があります。
ほとんどのことは、寝ている間くらい忘れてしまうものですが、その間すら忘れられないほど、彼女のことを思っているのでしょう。
「夢寐」を使った例文2
「夢寐で見た出来事が、現実に起こる」
この例文は「正夢」を見た人の様子を、文章にしたものです。
みなさんも「正夢」を見たことがあるでしょうか。
例えば、夢の中で、素敵な異性と出会う場面を見て、気分よく過ごしていたら、その日の学校や会社の帰り道に、夢の中で出会った、素敵な異性にそっくりな人と出会う時、「正夢を見た」と言えます。
運命を感じるような、出会いになるでしょう。
「夢寐」という言葉について見てきました。
朝起きてから、夢を見ている間ですら、忘れられないような出来事があった時、「夢寐」という言葉を使ってみましょう。