「別居状態」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「別居状態」は、夫婦間で使われるのをよく耳にしますが、言葉自体に特に悪い意味はありません。
目次
- 「別居状態」とは?
- 「別居状態」の英語と解釈
- 「別居状態」の表現の使い方
- 「別居状態」を使った例文と意味を解釈
- 「別居」の類語
「別居状態」とは?
「別居状態」とは、漢字のまま、別に居住していることを表す言葉です。
主に、普通の状態なら共に居住している関係の二人(より人数が多い場合にも使えます)が、別々に分かれて住んでいることに対して使います。
その原因や理由と共に使うことが多く、夫婦間での別居状態だと、もちろんそれなりの原因があるものです。
- 「別居状態」の読み方
「別居状態」の読み方
「別居状態」は、「べっきょじょうたい」と読む言葉です。
「別居」だけでもほとんど同じ意味をもちますが、「別居状態」と使うと、「別居している」ことの表現となります。
冒頭にも書きましたが、悪い意味だけで使う言葉ではなく、特別な理由はなく、単に誰かと別に住んでいるというだけの状態にも使う言葉です。
「別居状態」の英語と解釈
英語では、「別居」そのものを表す言葉はない為、誰と別居しているかという形で使います。
“separately”に「別々に」という意味があるので、「別居」はこの単語を用いて表現するのが一般的で、“I live separately from my father. ”とすると、「父とは別居状態です(別居しています)」と表現できます。
英語の場合も悪い意味で使う言葉ではないので、上の例文も、学校の寮に入っているのでそのような状態だといったような、何も悪い意味がない場合として挙げています。
「別居状態」の表現の使い方
「別居状態」は、理由を問わず、別々に住んでいればそのように表現できます。
ただ、この言葉自体に世間的にいいイメージがないのも確かなので、誰かが(本来なら一緒に居るはずの誰かと)別居状態だと聞くと、理由まで聞きたくなることも多いでしょう。
夫婦間だとすると、片方の借金や浮気などのことが多いと言われていますが、本人からそれを語ろうとしない場合には、他人からの詮索は無粋というものです。
「別居状態」を使った例文と意味を解釈
「別居状態」を使った例文と、その意味の解釈です。
色々なケースを挙げていきます。
- 「別居状態」を使った例文1
- 「別居状態」を使った例文2
「別居状態」を使った例文1
「両親と別居状態になって半年だが、何とか身の回りのことはできている」
大学に通う為、または社会人になり、一人暮らしを始めてから半年が経過したといったシチュエーションが浮かびます。
この使い方では、全く悪い意味がないのが分かります。
「別居状態」を使った例文2
「妻とは2年前から別居状態が続いている」
何があったのかは分かりませんが、妻と2年も別居していると言っています。
このように使うと、そうなってしまった原因や理由として、何か悪いことがあったのだと分かります。
「別居」の類語
「別居」の類語になります。
よく似ている意味の言葉と、特定の状態に限り、別居と似た意味になる言葉です。
- 「離居」【りきょ】
- 「独居」【どっきょ】
「離居」【りきょ】
離れて住むことで、「別居」と近い意味で使うことができます。
「両親と離居している」は、「両親と別居している」とほとんど同じ意味になりますが、「離れて」という意味がおおいに含まれるので、元は一緒に住んでいた場合に使うことが多いです。
「独居」【どっきょ】
一人で住むことを指す言葉です。
既婚者が「独居」しているとなると、配偶者と「別居」していると解釈できます。
特に分かれて住むという意味はなく、最初から一人の場合でもこの独居です。
尚、これらの言葉は、「〜状態」とはあまり使わず、「〜している」の方が普通の使い方です。
「別居状態」という表現は、悪いことがあってそうなった(なっている)場合だけでなく、そうではない時ににも使える言葉で、つい悪い方に捉えてしまいがちですが、言葉自体に決してそのような含みはありません。