「精神的に無理」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
精神的に無理とはどのような意味なのでしょうか。
最近ではあまり使われなくなった言葉だと言われていますが、世代によってはこの表現をよく知っている人たちもいるでしょう。
ここでは精神的に無理という表現について紹介します。
目次
- 「精神的に無理」とは?
- 「精神的に無理」の表現の使い方
- 「精神的に無理」を分解して解釈
- 「精神的に無理」を使った例文と意味を解釈
- 「精神的に無理」の類語や類義語・言い換え
「精神的に無理」とは?
「精神的に無理」というのはとにかく無理ということです。
精神的というのは心や精神の動き、状態に関する様子という意味を持ち、心が受け付けない、という意味になるのです。
無理というのは実現するのが難しいという意味であり、「精神的に無理」というのは気持ちが実現できると思っていない、とにかく無理、という意味になるのです。
「精神的に無理」という表現のみならず精神的につらい、という表現もあります。
「精神的に無理」という表現と類似した表現に生理的に無理、という意味がありますので、こちらの表現ならば聞いたことがあるという人もいるかもしれません。
- 「精神的に無理」の読み方
「精神的に無理」の読み方
「精神的に無理」という表現は「せいしんてきにむり」と読みます。
特に若い人たちの間でよく使われますので、覚えておきましょう。
「精神的に無理」の表現の使い方
「精神的に無理」というのは実際にはできるけれども心が受け付けない、などのように捉える人もいるかもしれません。
しかし、実際には「精神的に無理」という表現はどう頑張っても無理、できない、などという時に使われます。
これ以上頑張れない、前向きに捉えられない、などという時に「精神的に無理」という表現が使われるのです。
心が頑張れないとなれば、確かにこれ以上の前進は難しいのかもしれません。
仕事においても「精神的に無理」という表現は使えますが、職場で無理ですとはなかなか言いにくいですから、職場ではあまり使わない方が良い表現だといえます。
「精神的に無理」を分解して解釈
ここでは「精神的に無理」という表現を分解して紹介します。
- 「精神的」
- 「無理」
「精神的」
精神的、というのは、心に関係を持っている様子、という意味を持ちます。
精神に関する面を重んじるという意味もあります。
「無理」
無理というのは物事の筋道が立たずに道理に合わないという意味もありますが、それ以外にも実現するのが難しい、やりにくい、という意味があります。
「精神的に無理」という場合はこの実現するのが難しい、という意味になります。
「精神的に無理」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「精神的に無理」を使った例文1
- 「精神的に無理」を使った例文2
「精神的に無理」を使った例文1
「この仕事を週明けまでにやれだなんて、精神的に無理だ」
任された仕事はぜひこなしたいものですが、その一方で絶対にやり切れないという量の仕事を任されてしまうと「精神的に無理」と思うこともあるかもしれません。
実際にやるやらないは別として、絶対にできない、できるわけがない、と感じる事はあるかもしれません。
週明けまでにやれと言われた仕事は週明けまでにやらなければいけませんので、事前にできないと判断した場合は早めに誰かの助けを求めることが大切です。
1人でやろうと思ってしまい、最終的に終わらなかったとなれば周りに迷惑がかかりますので、気をつけましょう。
「精神的に無理」を使った例文2
「あのクラスに通い続けるなんて精神的に無理だ」
習い事などを始めても、レベルが高すぎる、どうしても意地悪なクラスメイトがいる、などという事情により、その習い事を続けられない、教室に通い続けられない、ということがあるかもしれません。
意地悪な人がいるから、などという理由で習い事を辞めることは考えられないという人もいるかもしれませんが、どうしても絶対に無理だと思ってしまうこともあるでしょう。
ただし、やめる前にはしっかりと考えて判断したいものです。
「精神的に無理」の類語や類義語・言い換え
ここでは「精神的に無理」という表現の類義語を紹介します。
- 「生理的に無理」【せいりてきにむり】
- 「絶対に無理」【ぜったいにむり】
- 「本当にいやだ」【ほんとうにいやだ】
「生理的に無理」【せいりてきにむり】
生理的に無理、という表現は生理的に受け付けない、ということです。
生理的という表現には体の機能や組織に関する様子、あるいは理屈ではなく本能的である様、という意味があり、生理的に無理というのは本能的に無理、何をどう頑張っても無理、という意味になります。
「絶対に無理」【ぜったいにむり】
絶対に無理、というのは何をどう頑張ってもできるわけがない、という意味になります。
ただし絶対に無理だと思ったとしてもできる場合もありますので、あきらめないことが重要な場合もあります。
「本当にいやだ」【ほんとうにいやだ】
本当に嫌だ、というのは心のそこからやりたくない、心の底から頑張れない、などという時に使われる表現です。
いやだ、とは形容動詞「嫌だ」の終止形であり、欲しない、したくない、などという時に使われます。
「精神的に無理」という表現は特に若い頃に使ったことがあるという人もいるかもしれません。
近年ではあまり使われなくなっていますが、まだたまに使う人を見かけることがありますね。
絶対に無理だという時に、「精神的に無理」という表現が使われます。