「猛々しい」とは？意味や類語！例文や表現の使い方

「猛々しい」とは?

「猛々しい」という言葉は、「いかにも勇ましくて腕力・気迫が強そうであるさま」や「ものすごい・勢いがある」を意味しています。

例えば、「猛々しい武士が刀を抜いて周囲を威圧しました」といった文章で、この言葉の典型的な意味を示せます。

また「猛々しい」という表現は、「悪事をしても開き直るさま・図々しいこと」も意味している表現です。

例えば、「盗人猛々しい(ぬすっとたけだけしい)=盗み・悪事をとがめられても開き直って図々しいさま」という慣用句が一般によく知られています。

• 「猛々しい」の読み方

「猛々しい」の読み方

「猛々しい」の読み方は、「たけだけしい」になります。

「猛々しい」の表現の使い方

「猛々しい」の表現の使い方は、「いかにも勇ましくて強そうである雰囲気やその人物」を指示して使うという使い方になります。

例えば、「現代社会では猛々しいだけの腕力がある粗暴な男は、なかなか勤まる仕事がないものです」といった文章で、この言葉を使用できます。

また「猛々しい」の表現は、「悪事をしても開き直って図々しい様子、厚かましい人物」に対して使うことができます。

例えば、「盗人猛々しい態度を見ていると、頭に血が上ります」といった文章において、この意味で「猛々しい」の表現を使用できます。

「猛々しい」の英語と解釈

「猛々しい」を英語で表現すると、“brave”(勇ましい・強そうな)や“ferocious”(凶暴な・獰猛な・すごい)、“audacious”(大胆な・図太い・厚かましい)、“shameless”(恥知らずな・厚かましい)などになります。

• “The guilty is audacious.”

“The guilty is audacious.”

「猛々しい」を使ったこの英語の例文は、「盗人猛々しい」という慣用句を意味しています。

「猛々しい」を使った例文と意味を解釈

「猛々しい」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「猛々しい」を使った例文1
• 「猛々しい」を使った例文2

「猛々しい」を使った例文1

「威圧的な猛々しい武将が刀を抜いて睨みつけると、雑兵は恐怖心で身動きすらできなくなりました。」

この例文は、「威圧的でいかにも屈強・勇猛な感じの武将が刀を抜いて睨みつけると、雑兵(ぞうひょう)は恐怖心で身動きすらできなくなった」ということを意味しています。

「猛々しい」を使った例文2

「盗人猛々しいその男は、何度も万引きをして店外に出ていながら、盗むつもりはなかったと言っていました。」

この例文は、「犯罪をしても悪びれずに厚かましい態度を取るその男は、何度も万引きをして店外に出ていながら、盗むつもりはなかったと言っていた」ということを意味しています。

「猛々しい」の類語や類義語・言い換え

「猛々しい」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

• 「男らしい・勇猛な雰囲気」
• 「いかめしい・気性が荒い」
• 「悪びれない・図々しい(厚かましい)」

「男らしい・勇猛な雰囲気」

「猛々しい」の類語・言い換えとして、「男らしい・勇猛な雰囲気」があります。

「猛々しい」という表現は、「男らしくていかにも強そうであるさま、勇猛な雰囲気があること」を意味しています。

それらの意味合いから、「猛々しい」の表現は「男らしい・勇猛な雰囲気」という表現で言い換えることができるのです。

「いかめしい・気性が荒い」

「猛々しい」の類義語・言い換えとして、「いかめしい・気性が荒い」があります。

「猛々しい」という表現は、「いかめしくて威圧感があるさま」や「気性が荒くて獰猛(どうもう)な雰囲気があること」を意味しています。

それらの意味合いから、「猛々しい」と同じような意味を持つ類義語(シソーラス)として、「いかめしい・気性が荒い」を指摘できます。

「悪びれない・図々しい(厚かましい)」

「猛々しい」の類語・言い換えとして、「悪びれない・図々しい(厚かましい)」があります。

「猛々しい」という言葉は、「悪事をしても悪びれずに開き直ること、図々しくて厚かましいさま」を意味しています。

その意味合いから、「猛々しい(盗人猛々しい)」の表現は、「悪びれない・図々しい(厚かましい)」という表現で言い換えることが可能なのです。