「貪欲に取り組む」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「貪欲に取り組む」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
ここでは「貪欲に取り組む」という表現について紹介します。
目次
- 「貪欲に取り組む」とは?
- 「貪欲に取り組む」の表現の使い方
- 「貪欲に取り組む」を分解して解釈
- 「貪欲に取り組む」を使った例文と意味を解釈
- 「貪欲に取り組む」の類語や類義語・言い換え
「貪欲に取り組む」とは?
「貪欲に取り組む」というのは非常に熱心に物事に取り組むという意味であり、貪欲という表現には深い欲深いという意味があります。
こう聞くと悪い言葉に聞こえるかもしれませんが、貪欲というのは熱心な、という意味を持ち、自己が欲するものに執着して飽きるということを知らない、欲が深い、という意味になります。
次々と欲を出して満足しない、貪って飽きることを知らない、という意味であり、欲望に任せて執着し、貪る事という意味になります。
つまり「貪欲に取り組む」というのはまだまだ頑張れる、これでは足りない、という気持ちを持って取り組むという意味であり、肯定的なニュアンスになります。
ただし、例えば「お金に貪欲」などという表現を使うと印象の悪いイメージになってしまい、褒めるときに使う表現ではありません。
- 「貪欲に取り組む」の読み方
「貪欲に取り組む」の読み方
「貪欲に取り組む」という表現は「どんよくにとりくむ」と読みます。
貪欲という表現を「貧欲」と間違える人が多いですので気をつけましょう。
「貪欲に取り組む」の表現の使い方
何かをする時、真剣に取り組む、今の状態に満足せず自分の向上を目指す、という表現として「貪欲に取り組む」という言い回しが使えます。
例えば英会話を習得しようと努力をしたり、スポーツで新しい技術を身に付けようとしている時など、今の状態に満足せず、向上心を持って取り組むときに貪欲に取り組むという表現が使えるのです。
この場合の貪欲という表現は悪い意味ではありません。
「貪欲に取り組む」を分解して解釈
ここでは「貪欲に取り組む」という表現を分解して紹介します。
- 「貪欲」
- 「取り組む」
「貪欲」
貪欲というのは欲深いという表現や欲張りという言い回しよりもよく深さが増します。
仏教用語でも使われており、仏教用語では「とんよく」と読みます。
悪い意味で使われることもありますが、良い意味で使われることもあり非常に便利な表現です。
「取り組む」
取り組むというのは熱心にことに当たる、という意味になります。
例えば課題に取り組む、難題に取り組む、といった言い回しがあります。
「貪欲に取り組む」を使った例文と意味を解釈
ここでは「貪欲に取り組む」という表現の例文を紹介します。
- 「貪欲に取り組む」を使った例文1
- 「貪欲に取り組む」を使った例文2
「貪欲に取り組む」を使った例文1
「彼女は英会話を習得しようと貪欲に取り組んでいます」
英会話を習得しようと努力する人は多いのではないでしょうか。
グローバル化が進み、英語が話せなければいけない時代になりつつあります。
その一方で、日本国内での英語の習得はなかなか難しいですよね。
今の状態に満足せずに向上心を持つという姿勢が求められています。
「貪欲に取り組む」を使った例文2
「彼は新入社員の中で最も仕事に貪欲に取り組んでいます」
近年は新入社員の行動が読めない、と嘆く上司が多いと言われています。
その中でも貪欲に仕事に取り組んでいる新入社員などは目立ちますから、高い評価を受ける人もいるのではないでしょうか。
ミスをしないように心がけている、ミスをしたら次は同じ間違いを繰り返さないように気をつけている、他の人の話をよく聞いている、などという姿勢を持つ社員は理想的な社員だと言えるでしょう。
「貪欲に取り組む」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「気合を入れる」【きあいをいれる】
- 「積極的に取り組む」【せっきょくてきにとりくむ】
- 「向上心を持つ」
「気合を入れる」【きあいをいれる】
気合を入れる、というのはやる気を奮い立たせるという意味になります。
精神を込めて物事に対する時、気合を入れるという表現が使えます。
「積極的に取り組む」【せっきょくてきにとりくむ】
積極的に取り組む、というのは物事に対して積極的に取り掛かる、意欲的に取り組む、という意味になります。
前向きに取り組む姿勢は何においても重要であり、団体においても意欲的な人がいると、チームが一致団結しやすいという傾向があります。
「向上心を持つ」
向上心を持つ、というのは高い目標を持つ、自分で目標を設定し、目標達成に向かって邁進するという意味を持ちます。
自分の現状をしっかりと理解した上で目標を探し、努力を惜しまずに突き進むときに向上心を持つという表現が使えます。
成長するためにも向上心は重要です。
貪欲という表現には悪いニュアンスがあると思っている人もいるかもしれません。
しかし、実際には良い意味でも使われますので、使い方には注意が必要です。
何事に対しても貪欲に取り組んでいきたいですね。