「キャリアがない」とは？意味や類語！例文や表現の使い方

「キャリアがない」とは?

「キャリアがない」、というのは積み重ねた実地の経験がない、という意味になります。

一般的にキャリアという言葉がよく使われるようになりましたが、厚生労働省のキャリアの概念は「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」として定義されています。

一般的には仕事や経歴、出世や就職などのイメージで使われていますが、実際には継続的なプロセスと働くことに関する生き方そのものを指しているといえます。

「キャリアがない」というのは仕事の経験がないというのみならず、その仕事の中で身に付けるべき技術や知識、経験などがないということになります。

その一方で、一般的には仕事の経験がないという意味で「キャリアがない」という表現が使われます。

「キャリアがない」の表現の使い方

キャリアというのは仕事の経験という意味で使われることが多いですが、例えばキャリアがあったとしても、今までとは違った業界で仕事をしようと思うと「キャリアがない」ということになります。

例えば今まで教師として仕事をしていた人がマーケティングで仕事をしたいと思った場合、転職活動をしようとしても「キャリアがない」ということでなかなかうまくいかない、というケースがあります。

教師としてのキャリアがあったとしても、それはマーケティングとは全く別のキャリアになりますので、違う分野で仕事をしようと思っても「キャリアがない」ために仕事が見つからないということになります。

そのような場合に「キャリアがない」という表現が使われます。

「キャリアがない」の英語と解釈

「キャリアがない」、という表現を英語にすると“have no career”や“have no experience”になります。

日本語ではキャリアを積む、などという表現がよく使われますが、英語にすると経験という形になる場合がほとんどです。

「私には教師としてのキャリアがありません」ということであれば、“I don’t have a teaching experience.”になります。

「キャリアがない」を使った例文と意味を解釈

ここでは「キャリアがない」という表現を使った例文を紹介します。

• 「キャリアがない」を使った例文1
• 「キャリアがない」を使った例文2

「キャリアがない」を使った例文1

「私は学生結婚だったため、キャリアがなくて肩身の狭い思いをしています」

最近は男女雇用機会均等法が推進され、女性も男性と同じように働けるようになりました。

その一方で、いまだに大学を卒業したらすぐに結婚した、学生時代に結婚した、などという人もいますから、仕事をした経験がない、「キャリアがない」、という女性も珍しくはありません。

その一方で、専業主婦としての仕事も近年は見直されつつあります。

「キャリアがない」を使った例文2

「経理のキャリアがないため、これから頑張っていきたいと思います」

今まで全く違う部署にいたにもかかわらず、ある日いきなり経理として働くことになったら、経理としての「キャリアがない」ということになります。

その場合はきちんと勉強し、先輩たちの話を聞きながら経験を積んでいかなければいけません。

キャリアがあれば良いというわけではありませんが、「キャリアがない」からといってダメだというわけでは無いのです。

「キャリアがない」の類語や類義語・言い換え

ここでは「キャリアがない」という表現の類義語を紹介します。

• 「経験がない」【けいけんがない】
• 「経歴がない」【けいれきがない】
• 「職歴がない」【しょくれきがない】

「経験がない」【けいけんがない】

経験というのは実際に見たり聞いたりして、まだしたことがない状態からしたことがあるという状態に移る、という意味がありますが、この場合の経験は仕事上の経験という意味になります。

例えば教師としての経験がないという事は、今まで教師として働いたことがないという意味になります。

「経歴がない」【けいれきがない】

経歴というのは今までに経てきた学業や仕事、地位などのことを指しており、履歴という場合もあります。

学業や仕事、地位等についての履歴がない場合に経歴がないといいます。

ちなみに、履歴書などを書く際に誤った記述をすると経歴詐称になります。

「職歴がない」【しょくれきがない】

職歴というのは職業や職務の面から見た経歴を指しており、個人の生涯を通しての職業移動の歴史を指します。

履歴書には職歴を書く欄があり、職歴がない場合は何も書く必要がありません。