「ミスリード」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
この「ミスリード」は、遭えてそのように行うものですが、意図せずにそうなってしまったという場合も少なくありません。
目次
- 「ミスリード」とは?
- 「ミスリード」の表現の使い方
- 「ミスリード」と「ミスディレクション」の違い
- 「ミスリード」を使った例文と意味を解釈
- 「ミスリード」の類語や類義語・言い換え
「ミスリード」とは?
「ミスリード」とは、遭えて相手を間違った方向に誘導したり、誤解させることです。
特にマスコミが、自分たちの都合のいい(そう解釈して欲しい)方向に読者や視聴者を誘導したい時に使っている手法の1つです。
例えば、有名人の発言の中の一部だけを切り取って大きく紹介し、その部分にだけ注目させようとしているようなケースが、このミスリードと呼ばれます。
具体的に言えば、ある野球選手が「今は年俸が安いが、それがもっと貰えるように頑張る励みになっている」と発言した時に、「年俸が安い」という部分だけ切り取って、「○○選手は年俸が安いと発言した」などと歪曲した表現をすることです(その選手が「年俸が文句ある」という方向へ誘導しています)。
「ミスリード」の表現の使い方
ミスリードは、先に書いたように、意図せずにそうなってしまったということもあります。
この場合の例では、消費税がいつから上がると盛んに報道し、高い買い物はその前にと半ば煽っていたところ(その時点では既に決まっていた内容でした)、その後に延期することが決定したといったようなケースです。
高価な買い物になるほど消費税額も上がる為、連日の上がる上がるといった報道から、その前にと少し無理に何か高い買い物をした後に延期されることが正式に発表され、報道した側も本当に煽るつもりがなかった(その時点では上がると決まっていたので)訳ですが、結果的にミスリードとなってしまったという訳です。
遭えて行う場合には、少なからず悪意が含まれていることがほとんどですが、このようなケースに限っては、それは全く無かったという場合も多いです。
「ミスリード」と「ミスディレクション」の違い
「ミスディレクション」は、マジック(手品)においてよく使われるテクニックです。
肝心な部分に注目されないように、他の部分に注意を引き付けることという意味で使われます。
見る側のミスリードを誘っていると表現できる為、似たところがある言葉だと言っていいでしょう。
「ミスリード」を使った例文と意味を解釈
「ミスリード」を使った例文と、その意味の解釈です。
結果的にそうなってしまったというケースも含めて挙げていきます。
- 「ミスリード」を使った例文1
- 「ミスリード」を使った例文2
「ミスリード」を使った例文1
「あんなミスリードな記事に騙される自分ではない」
新聞や週刊誌の見出しには、ミスリードを誘うものが氾濫していると言えるでしょう。
遭えてそうすることで、購買意欲をそそらせることが目的ですが、あまり本来とかけ離れた内容ばかりだと、対象となった人物や団体と揉めることになってしまったり、他の記事まで信用されなくなってしまうことにもなりかねません。
「ミスリード」を使った例文2
「ミスリードするつもりはなかったが、表現が少々紛らわしかったようだ」
無理にミスリードとしたつもりはなかったが、表現の紛らわしさからそうなってしまったみたいだと言っています。
このようなケースのは中には、間違った方にとられてもいい(誤解されてもいい)と思ってやっていることもあるので、全てが全くの誤解という訳でもありません。
「ミスリード」の類語や類義語・言い換え
「ミスリード」を日本語で言い換えるなら、以下が適当だと言えるでしょう。
- 「羊頭狗肉」【ようとうくにく】
「羊頭狗肉」【ようとうくにく】
この言葉は、見掛けと実物が伴わないことの例えで、遭えて人を騙すという意味で使われます。
語源は、掲げている羊の肉で豪華に見せておき、実際には狗(犬)の肉を出すことからきています。
ここから転じて、人を騙す意図で誘導するという使い方ができる言葉です。
遭えて行われる「ミスリード」は、そのほとんどに悪意が含まれていると解釈していいでしょう。
そのようなものにうまく誘導されてしまうことのないように、特にマスコミの報道には自分なりの注意が求められます。