「がむしゃら」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「がむしゃら」(我武者羅)、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
何かがむしゃらに頑張ったことがあるという人もいるかもしれません。
それならば、がむしゃらという言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここではがむしゃらという表現について紹介します。
目次
- 「がむしゃら」とは?
- 「がむしゃら」の表現の使い方
- 「がむしゃら」の英語と解釈
- 「がむしゃら」を使った例文と意味を解釈
- 「がむしゃら」の類語や類義語・言い換え
「がむしゃら」とは?
「がむしゃら」というのは「1つの目標に向かって、後先考えずに夢中になって行動する」という意味を持ちます。
「がむしゃ」という表現に「ら」の接尾語がついた表現であり、これはあて字になります。
「がむしゃ」は向こう見ずに振る舞うという意味であり、「我武者」と表記されていました。
そのため、もともとは我が強いわがままな武士を表していたのではないかという説もありましたが、近年では武士を語源とするのは誤りではないかという説が有力です。
「がむしゃら」の表現の使い方
「がむしゃら」という表現は何か目標を持って勢い込んで向こう見ずに頑張る、という意味で使われます。
1つの目的に向かって一生懸命努力をする、そのゴールを達成するためであればいかなる犠牲も問わない、といった姿勢を表します。
例えば、大学受験に向けて「がむしゃらに努力した」経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
もしかしたら恋人も作らず、一生懸命勉強したという人もいるかもしれません。
あるいは、恋人を手に入れるために「がむしゃらに努力をした」人もいるかもしれませんね。
「がむしゃらに婚活をした」結果、結婚できたという人もいるのではないでしょうか。
「がむしゃら」の英語と解釈
「がむしゃら」という表現を英語にすると“reckless”や“frantic”という表現が使えます。
夢中になって努力をするというよりも、他の事は一切考えずに努力をする、それに向かってひた走る、といったニュアンスになります。
「彼はがむしゃらに勉強しています」ということであれば“He studies frantically.”になります。
「がむしゃら」を使った例文と意味を解釈
ここでは「がむしゃら」という表現を使った例文を紹介します。
- 「がむしゃら」を使った例文1
- 「がむしゃら」を使った例文2
「がむしゃら」を使った例文1
「年明けに志望校を変えたため、息子はがむしゃらに勉強した」
受験勉強は誰にとっても非常に厳しいものです。
特に途中で志望校を変えた、志望校のレベルを上げた、などということであれば、受験勉強の計画そのものも立て直さなければいけないことがあります。
「がむしゃらに勉強した」という経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
「がむしゃら」を使った例文2
「好きな人ができたため、彼女はがむしゃらになってダイエットを頑張った」
女性は好きな人ができるときれいになると言われます。
それは相手に好かれたいからという意識もありますが、女性ホルモンも影響していると言われています。
好きな人ができるとダイエットに力を入れるという女性も多いのではないでしょうか。
ダイエットのしすぎには注意が必要ですが、きれいに見られたいという意識は素敵ですよね。
「がむしゃら」の類語や類義語・言い換え
ここでは「がむしゃら」という表現を使った類義語を紹介します。
- 「ひたすらに」【ひたすらに】
- 「血眼になる」【ちまなこになる】
- 「躍起になる」【やっきになる】
「ひたすらに」【ひたすらに】
ひたすらに、というのはある1つの物事に集中する、熱を入れる、という意味です。
そのことだけに集中する、もっぱらそれだけをする、という時に使われます。
「血眼になる」【ちまなこになる】
血眼になる、というのは目を血走らせている様子を指しています。
血眼になって、という表現を使うと、全身全霊を傾けて、という意味合いになります。
その物事に対し、持てる力の全てを出し切る様子を表します。
「躍起になる」【やっきになる】
躍起になる、というのはこだわる、かかずらう、必死になる、という意味で使われます。
意欲を持って盛んに実行する、という意味です。
何かに向かって「がむしゃら」に努力をする事は非常に大切です。
むしろ「がむしゃら」に努力できるような何かがあるというのは素晴らしいと言えるでしょう。