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「既存のもの」とは?意味や類語!例文や表現の使い方

「既存のもの」とは、特に目新しいものではなく、それまでに存在したもの(物理的ではないアイデアなども含みます)に対して使う言葉です。

既存のもの

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目次

  • 「既存のもの」とは?
  • 「既存のもの」の表現の使い方
  • 「既存のもの」の英語と解釈
  • 「既存のもの」を使った例文と意味を解釈
  • 「既存のもの」の類語や類義語・言い換え

「既存のもの」とは?

「既存のもの」とは?

「既存のもの」(きぞんのもの)は、冒頭のように、これまでに存在したことがあった物自体や形態、アイデアなどに対して広く使える言葉で、新しいもの(アイデアや考え方)ではないという意味で使います。

「既存のもので、何かこれに合うものはなかったっけ?」といったような使い方になり、この場合、今までに見掛けたり、使ったことがあるものの中に(或いは、知っているだけのものまで含めて)合うものはないかと言っています。

少し広い解釈では、特に新しいものを探す必要はないというニュアンスも込められていると考えていいでしょう。

「既存のもの」の表現の使い方

「既存のもの」の表現の使い方

先のように、「既存のもの」は、「知っているもの」と置き換えられる場合も多い言葉ですが、業界によっては「既に発売されている製品」のことや、「どこかが既に行っている技術やアイデア」のことを指す場合もあります。

この言葉を使う(使われている)際の共通する認識は、「新しいものではない」という解釈です。

これを覚えておけば、どのような使い方でも間違った意味で捉えてしまうことはないでしょう。

「既存のもの」の英語と解釈

「既存のもの」の英語と解釈

既存のものは、英語では“existing things”と表現します。

1つの物体やアイデアなどであれば、“existing one”としても構いません。

「既存のもので何とかならない?」を英訳すると、“What can I do with existing things?”となり、新しいものは必要ないと暗に含んだ表現になります。

「既存のもの」を使った例文と意味を解釈

「既存のもの」を使った例文と意味を解釈

既存のものを使った例文と、その意味の解釈です。

物理的な物と、アイデアなどの形のないものに使っている例になります。

  • 「既存のもの」を使った例文1
  • 「既存のもの」を使った例文2

「既存のもの」を使った例文1

「予算の関係から、何とか既存のものでやりくりして欲しい」

新しいものは買ったりせず、今ある物だけで何とかして欲しいと使っています。

例えば、何かを作る際の工具類に対して使っているとすると、今ある工具だけで何とかして欲しいという意味になります。

「既存のもの」を使った例文2

「新製品の開発には、既存のものではなく、斬新な発想が求められている」

それまでに(他社によって)既に世の中に出回っている技術やアイデアではなく、全く新しいものが求められると言っている例文です。

「既存のアイデア」などと直接使っても構いませんが、「既存のもの」とすると、技術やアイデア、テーマなど幅広い意味を持たせることができます。

「既存のもの」の類語や類義語・言い換え

「既存のもの」の類語や類義語・言い換え

「既存のもの」を言い換える時に使える言葉です。

物に対して使うだけでなく、形のないものにも使うことができます。

  • 「既製品」【きせいひん】

「既製品」【きせいひん】

既に発表、販売されている物品のことを表して使う言葉です。

「既製品にはちょうどいいものはなかった」といったような使い方になり、新しいものではないという意味も含まれています。

そして、「品」とありますが、技術やアイデアなどにも使える言葉で、「そのアイデア、どこの既製品だよ?」とすると、既にどこかで見たり、聞いたことがある(それも有名)だという意味になり、ありふれたもの(技術やアイデアなど)は要らないという意味で、「規制品は要らないから」のような使い方もできます。

言葉本来の意味からすると、このような使い方は拡大解釈の一種だと言えますが、ごく普通に使われている表現です。

icon まとめ

「既存のもの」は、これまでにあったもの、既に考えられていたもの、見たり、聞いたりしたことがあるもの(物理的な物品と、技術やアイデアなどの両方です)に対して使う言葉だと考えておけばいいでしょう。