「道理に反する」とは?意味や類語!例文や表現の使い
「道理に反する」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
簡単に言えば、道理をわきまえる、という表現の対義語になります。
ここでは「道理に反する」という言葉について紹介します。
目次
- 「道理に反する」とは?
- 「道理に反する」の表現の使い方
- 「道理に反する」の英語と解釈
- 「道理に反する」を使った例文と意味を解釈
- 「道理に反する」の類語や類義語・言い換え
「道理に反する」とは?
「道理に反する」、というのは道徳的な規範に沿っていないこと、道徳にそむくこと、という意味を持ちます。
道理というのは物事の正しい筋道や人として行うべき正しい道、という意味になり、これに反するという事は人の道に沿った行動ができない、物事の正しい筋道をわかっていない、という意味になるのです。
自分の損得を優先して判断する、自分の良心に沿った判断ができない、などという場合に「道理に反する」という表現が使えます。
- 「道理に反する」の読み方
「道理に反する」の読み方
「道理に反する」という言葉は「どうりにはんする」と読みます。
ぜひ覚えておきましょう。
「道理に反する」の表現の使い方
人の道に外れた考え方をする、自分の損得ばかりを考えている、などという場合に「道理に反する」という表現が使われます。
自分の損得を優先して他の人の安全を理解していない、他の人の事など考えていない、などという場合にも「道理に反する」と言えるでしょう。
常識に沿った考え方ができない点を人として正しい行いができない、などという場合にも使われる言い回しになります。
「道理に反する」の英語と解釈
「道理に反する」、という表現を英語にすると“unreasonable”という表現が一般的ですが、“unjustifiable”という表現が使われる場合もあります。
「道理に反する言動はしてはいけない」ということであれば“Don't be unreasonable.”になります。
「道理に反する」を使った例文と意味を解釈
ここでは「道理に反する」という表現を使った例文を紹介します。
- 「道理に反する」を使った例文1
- 「道理に反する」を使った例文2
「道理に反する」を使った例文1
「そんな議論は道理に反するからやめたほうがいい」
何かの話し合いをする時、ぜひ話し合いをするべきものもありますが、中には「道理に反する」からやめた方が良い、そんな議題はあってはならない、というものがありますよね。
物事を改善させていくために話し合いをすることが大切ですが、だからといって他の人を傷つけて良いわけではありません。
話し合いをして決定する力を持つからこそ、他の人のことを考えるべきなのです。
「道理に反する」を使った例文2
「道理に反することがないよう、子供たちに教えていかなければいけません」
子供たちが小さな頃から道理を教えていく必要があります。
通りをわきまえた教育をすれば、子供たちも「道理に反する」言動をすることがなくなります。
親や学校などの教師たちも首尾一貫性がある教育をしていかなければいけません。
子供たちに正しい判断力を教える必要があるのです。
「道理に反する」の類語や類義語・言い換え
ここでは「道理に反する」という表現の類義語を紹介します。
- 「道理にそむく」【どうりにそむく】
- 「理屈に合わない」【りくつにあわない】
- 「不条理な」【ふじょうりな】
「道理にそむく」【どうりにそむく】
道理にそむく、という表現も道徳的な規範から外れたことをする、という意味になります。
倫理的に良くない様子、非道徳的な様子、反社会的な態度、などを指します。
「理屈に合わない」【りくつにあわない】
理屈に合わないというのは理屈に合っていない、道理が通らない、道理に合わない、という意味です。
筋が通らない、矛盾している、などという時にも理屈に合わないという表現が使えます。
「不条理な」【ふじょうりな】
不条理な、というのは「道徳に反する、道理に反する、筋道が通らない、などという意味にもなりますが、背理・実存主義においては人生に意義が見出せない、絶望的な状況である」という時に使われる表現でもあります。
一般的には筋道が通らない、という意味で使われています。
「道理に反する」ことがないように、良心に基づいた言動をしたいですね。
周りのことも考え、自分の損得ばかりを考えないようにしましょう。