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「追いつけ追い越せ」とは?意味や類語!表現の使い

身近に使われている言葉でも、連続して使われるような言葉の意味を調べてみると、意外に深い思いや意味が込められているような言い回しがあります。

その1つに「追いつけ追い越せ」という慣用句があるのですが、この言葉には、一体どのような内容が隠されているでしょうか? ここでは、この「追いつけ追い越せ」にフォーカスして見ていくことにします。

追いつけ追い越せ

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「追いつけ追い越せ」とは?意味や類語!表現の使い>


目次

  • 「追いつけ追い越せ」とは?意味
  • 「追いつけ追い越せ」の表現の使い方
  • 「追いつけ追い越せ」と「追いつき追い越せ」の違い
  • 「追いつけ追い越せ」を使った例文と意味を解釈
  • 「追いつけ追い越せ」の類語や言い換え

「追いつけ追い越せ」とは?意味

「追いつけ追い越せ」とは?意味

「追いつけ追い越せ」とは、何かカーレースのようなデットヒートのシーンを連想してしまうのですが、「追いつけ追い越せ」は、スピードに例えると、「追いつけ」が後ろから追いつく状態で、かなりのスピードは出ており、「追い越せ」では、「目標を追い越す」という願望的な意味合いがあります。

そのことから「追いつけ追い越せ」「共に譲らず、競り合っている様子」を表現した言葉となっています。

  • 「追いつけ追い越せ」の読み方

「追いつけ追い越せ」の読み方

「追いつけ追い越せ」の読み方は、「おいつけおいこせ」となります。

「追いつけ追い越せ」の表現の使い方

「追いつけ追い越せ」の表現の使い方

「追いつけ追い越せ」が使われるシーンとしては、2者間で非常に激しい競争が行われている場合があります。

カーレース、バイクレースのようなイメージがありますが、そのような場面だけでなく、企業間の競争、個人間の競争など含めて、お互いの凌ぎの削った激しい戦いを表現しています。

「追いつけ追い越せ」と「追いつき追い越せ」の違い

「追いつけ追い越せ」と「追いつき追い越せ」の違い

「追いつけ追い越せ」とは「目指している相手のともかく追いつくことに専念しろ。そしてできることなら追い越せ」という意味合いがあります。

一方の「追いつき追い越せ」「相手を追い越すためには、まず追いつくことから始めよう。

追いつくことができたら、その勢いで追い越すのだ」
というような意味になるでしょう。

「追いつけ追い越せ」を使った例文と意味を解釈

「追いつけ追い越せ」を使った例文と意味を解釈

では、ここで「追いつけ追い越せ」を使った例文を見ていくことにします。

  • 「追いつけ追い越せ」を使った例文1
  • 「追いつけ追い越せ」を使った例文2

「追いつけ追い越せ」を使った例文1

「追いつけ追い越せということは、今の日本の国力では他の諸外国で真似できる国はないだろう」

日本は明治時代から昭和にかけて大きな飛躍を遂げてきた経緯があります。

江戸時代から明治になり、工業国で邁進し、戦後は経済大国となったのですが、他の国では、このようなことを実現できる国はそんなに多くはないでしょう。

「追いつけ追い越せ」を使った例文2

「先進国に追いつき追い越せということを目指した日本も今では、改めてに古き良き古来の日本文化を振り返る時代になっているのかもしれません」

日本は世界の人々が注目する国であることは間違いないでしょう。

しかし、注目するポイントは大きな経済発展を遂げている日本の姿と同時に古くから伝わってきた日本の伝統文化でもあるのです。

そのことを考えると、これから日本人が考えるべきことは、古来の伝統かもしれまさせん。

「追いつけ追い越せ」の類語や言い換え

「追いつけ追い越せ」の類語や言い換え

「追いつけ追い越せ」の類語と思われるものをいくつか挙げてみることにします。

  • 「見習う」
  • 「追いすがる」
  • 「二番煎じ」

「見習う」

「見習う」という言葉があり、類義語の1つとして扱うことができます。

意味は「模倣することによって同等にする」、または「適するように努力する」ということで、「追いつけ追い越せにより同レベルになる」という観点から似たような意味があると思われます。

「追いすがる」

次に挙げる類義語の「追いすがる」「勝負事において劣勢にある人が優位な人に段々と近づいていくこと」を指しています。

「二番煎じ」

「二番煎じ」とは、「一度に煎じたものを使い、もう一度煎じ出したお茶」の意味がありますが、これが転じて、「前のくり返しで新味のないもの」「模倣で新味のないもの」という意味で使われています。

icon まとめ

「追いつけ追い越せ」という慣用句は、競争の激しいグローバル規模のビジネス業界では、まさにこの意味の状態が当てはまるケースがたくさんあると思われます。

そのような厳しい環境の中で勝ち残ったものだけが、真の勝者と言えるのでしょう。