「激詰め」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
インターネットが普及した現代では、ネットスラングがたくさん生まれています。
しかし、スラングはネットの世界だけではありません。
ビジネスの世界でも、スラングがあるのですが、その1つに「劇詰め」という言葉があります。
今回は、この「劇詰め」について触れていこうと思います。
目次
- 「激詰め」とは?
- 「激詰め」の表現の使い方
- 「鬼詰め」と「激詰め」は同じ意味?
- 「激詰め」を使った例文と意味を解釈
- 「激詰め」の類語や類義語・言い換え
「激詰め」とは?
「激詰め」という言葉が、ビジネス業界で広がっていますが、このよかな言葉は「理不尽と思われるくらいに、激しく部下を強く責めたてるようなこと」を意味する言葉です。
よくあるのは、ビジネスマンが自分の営業ノルマが達成できていない場合に、上司からきつい攻め立てられて叱責されることがあります。
このような状況を指して使われることがあります。
- 「激詰め」の読み方
「激詰め」の読み方
「劇詰め」は「げきづめ」という読み方になります。
「激詰め」の表現の使い方
「劇詰め」は、ビジネススラングなので、職場で上司など上の役職者から激しく叱られることや脅し・恫喝と思われるような要求だったり、道理の通らない理不尽な詰問をされる時について使われます。
場合によっては、上司自身が自分のうさを晴らすことや、無理なノルマを強制するようなことを求めて、社員を休職させたり、退職に追い込むような精神的プレッシャーを与える場合も、この言葉が当てはまります。
「鬼詰め」と「激詰め」は同じ意味?
「劇詰め」と似たような言葉に「鬼詰め」があります。
「劇詰め」は、「上司からの理不尽な叱責」という意味になりますが、「鬼詰め」は、「上司の厳しい管理」や「過度な仕事上での要求」という意味になります。
内容的には、到底達成することができないノルマを科せたり、ちょっとしたことで厳しく報告を求めたりと、仕事で息の抜けない過酷な管理をしているニュアンスがあります。
「激詰め」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「劇詰め」を使った例文を見ていき、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。
- 「激詰め」を使った例文1
- 「激詰め」を使った例文2
「激詰め」を使った例文1
「上司や取引先に理詰めで質問攻めされることは、ある意味、劇詰めのことで、社員は仕事への情熱がなくなってしまう」
このような光景は、銀行やコンサルティング会社で見られそうなシーンです。
上司から論理的な詰問をされて、回答を求めてくるのですが、頭を使う頭脳的集団的な企業で見られることがあります。
「激詰め」を使った例文2
「体育会系の風土が強い企業での激詰めは、営業部署で目標ノルマに達していない社員に対して使われることが多い」
体育会系の企業では、営業ノルマ達成するために、常に外回りを強く求めていたりします。
仕事に計画性を持たせずに、ひたすら足で稼ぐようなことを求めるのですが、その要求が「劇詰め」になると、ノルマを達成できるまでは、会社に戻らせないということも珍しくはありません。
「激詰め」の類語や類義語・言い換え
「劇詰め」を他の言葉で言い換えると、次のような類義語が挙げられます。
- 「厳しい指導」
- 「パワハラ」
- 「ハードなノルマ」
「厳しい指導」
「厳しい指導」と言うと、聞こえはそんなに悪く感じないかもしれませんが、やはり「劇詰め」に近いニュアンスがあります。
部下を成長させるために、「厳しい指導」をするのであれば問題ないですが、行き過ぎた厳しさは、問題のようにでしょう。
「パワハラ」
「パワハラ」こそ、今もっともホットなキーワードで、理不尽なことを言ったり、人格を否定するような発言することで、部下を追い込むことですね。
「ハードなノルマ」
「ハードなノルマ」とは、「過度な目標」という意味ですが、行き過ぎたノルマは、仕事へのモチベーションを低下させることになりかねないので、設定レベルを配慮することは大切なことです。
ネットスラングだけでなく、「劇詰め」のようなビジネススラングが生まれて来たことは、それだけ企業の環境が厳しくなっているということかもしれません。
しかし、社員は貴重な戦力なのですから、大切に活かすことが必要です。