「闇が深い」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「闇が深い」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
中には「闇が深い」人を知っているという人もいるかもしれません。
それならば、「闇が深い」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「闇が深い」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「闇が深い」とは?
- 「闇が深い」の表現の使い方
- 「闇が深い」を使った言葉と意味を解釈
- 「闇が深い」を使った例文と意味を解釈
- 「闇が深い」の類語や類義語・言い換え
「闇が深い」とは?
「闇が深い」、というのは表面上では見えない心に抱えている裏の部分を持つ、という意味になります。
つまり心の闇を抱えている人間を「闇が深い人間」と表現します。
他人を信用することがなく、何かについてトラウマがある、表面上はポジティブだけれど依存体質で悲劇のヒロインになることが多い、ストレス発散が下手で自分を特別視している、嫉妬することが多く、ひとりでいることが好き、など、様々な特徴があります。
プライベートに不確定要素が多い場合、「闇が深い」と思われる場合があります。
1-1「闇が深い」の読み方
「闇が深い」という表現は「やみがふかい」と読みます。
難しい読み方ではありませんので、ぜひ知っておきましょう。
「闇が深い」の表現の使い方
誰かと友達になると、その人のことをよく知りたいと思いますよね。
しかし、なんだかどれだけ長い間友達でいたとしても、全然その人のことをわかったような気持ちになれない、その人には秘密がありそう、自分たちには伝えていない何かがある、などと感じた場合、その人の闇が深い可能性もあります。
このように、何かしら裏がありそうな人に対して「闇が深い」という表現が利用できます。
「闇が深い」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「闇が深い」という表現を使った言い回しを紹介します。
- 闇が深い話
- 「闇が深い事件」
闇が深い話
「闇が深い話」、というのはオチがある、どこで終わるのかわからない、などという話になります。
どれだけ聞こえが良い話であったとしても、その話には裏がある、という場合にそれは「闇が深い話」だといえます。
都市伝説や陰謀説などは「闇が深い」と考えられる傾向にあります。
「闇が深い事件」
事件が起こると、警察等が出動して事件の調査をします。
しかし、その人間の背景にはこのような事情があったなどという場合、それは「闇が深い」事件だと言えるでしょう。
例えば推理小説などに出てくる殺人事件では、犯人がトラウマを負うような経験をし、その問題を起こした人を殺害する、などというケースがあります。
それはまさに「闇が深い事件」だといえます。
「闇が深い」を使った例文と意味を解釈
ここでは「闇が深い」という表現を使った例文を紹介します。
- 「闇が深い」を使った例文1
- 「闇が深い」を使った例文2
「闇が深い」を使った例文1
「彼女の生い立ちは闇が深そうだよ」
誰かと仲良くなると、自分がどのように育ったのか、どこで生活をしてきたのか、などという話をしますよね。
そのような時、全てを正直に話しているわけではない、なんだか隠し事をしている気がする、などと感じることもあるのではないでしょうか。
それはまさに「闇が深い」ということになります。
「闇が深い」を使った例文2
「今回の事件は闇が深そうだ」
事件解明をするにあたり、その事件の背景に様々な人物が存在していたり、様々な動機が錯綜していたりすると、その事件はまさに闇が深そうだと感じられるかもしれません。
通り魔などの事件ではなく、計画的な事件の場合、その事件の背景には様々な動機が存在する場合もあるのです。
「闇が深い」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「闇を抱えた」【やみをかかえた】
- 「傷ついた」【きずついた】
- 「裏がある」【うらがある】
「闇を抱えた」【やみをかかえた】
闇を抱えた、というのは何かしら心にわだかまりを抱えているということです。
生きていれば、誰かしらなんだかの闇を抱えている者ですが、その闇の大きさは人によって異なります。
心の1部に闇を持つ人もいれば、光を取り込めないほどの闇を持つ人もいます。
過去の人間関係や仕事などにおいて失敗した時など、それがトラウマとなって心の闇になってしまうことがあります。
「傷ついた」【きずついた】
傷ついた、という表現も「闇が深い」という表現に似ています。
傷を生ずる、完全ではなくなる、という意味があり、ショックを受けたりする時も傷ついた、という表現ができます。
例えば両親から暴力を受けてきた、仕事でいつも怒られている、などという背景を抱えている場合、心が傷ついた、なかなか元気になれない、という場合もあります。
それが心の闇となって人間関係に問題を起こしてしまうこともあります。
「裏がある」【うらがある】
裏がある、というのは表向きの態度とは異なる心を持つ、裏表がある、という意味になります。
笑っていても目が笑っていない、本心がよくわからない、などという人は裏がありそうだと思われることもあります。
「闇が深い」という場合、生い立ちなどに何らかの問題がある可能性も否定できません。
もしも自分の「闇が深い」と感じるならば、問題をしっかりと分析することも大切です。