「当てはめる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは、日頃の会話の中で「当てはめる」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
この言葉は、人が思考するステップの中で重要な意味を持つことになってきます。
そこで、今回は「当てはめる」について、フォーカスしていくことにします。
目次
- 「当てはめる」とは?
- 「当てはめる」の表現の使い方
- 「当てはめる」と「応用する」の違い
- 「当てはめる」を使った例文と意味を解釈
- 「当てはめる」の類語や類義語・言い換え
「当てはめる」とは?
「当てはめる」とは、「うまく合うようにする」という意味がありますが、色々な事例や結果と比べてみて、それに近い出来事を参考にするような意味合いが含まれています。
場面によっては、「見込んでおく」や「当てにする」ということを指していることもあります。
- 「当てはめる」の読み方
「当てはめる」の読み方
「当てはめる」は「あてはめる」と読みます。
「当てはめる」の表現の使い方
「当てはめる」を使うケースとしては、1つの出来事の原因・要因分析をする時や、物事の判断をすることに、過去の経験値や結果を参考にして、結論を導き出す時に使われています。
このような思考パターンは、ビジネスの場面では、ごく当たり前のように用いられています。
「当てはめる」と「応用する」の違い
「当てはめる」とは、「照合してみる」という意味になりますが、「応用する」は、「ある原理や知識を実際の事柄に当てはめて実行に移すこと」ということになります。
そのことから「応用する」には、「照合」の後に「実行」という次のステップが含まれています。
「当てはめる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「当てはめる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみたいと思います。
- 「当てはめる」を使った例文1
- 「当てはめる」を使った例文2
「当てはめる」を使った例文1
「彼の行ったことは、社内の規則に当てはめて処分されることになるだろう」
どのような行為でも、最終的な判断を下すためには事例だけでなく、ルールや規則に「当てはめて」判断されることになります。
この例文では、コンプライアンスに違反した社員を処罰するためのことを言っているようです。
「当てはめる」を使った例文2
「難しい問題のように思えるが、この数式に当てはめることで、解答を出すことができる」
数学が得意な人がよく言うことは、「数式さえ理解していれば、後はそれに当てはめて解答を導くだけ」ということです。
このような考え方は、数学だけでなく、社会の出来事の良し悪しを判断する場合の思考ステップにも、共通することです。
「当てはめる」の類語や類義語・言い換え
「当てはめる」を他の言葉で言い換えると、次のような言葉が出てきます。
- 「適用する」
- 「引き当てる」
- 「照らし合わせる」
「適用する」
「適用する」が「当てはめる」の類義語として挙げることができますが、「法律や規則、あるいは原理などと比較して用いること」という意味があります。
「引き当てる」
「引き当てる」は「くじなどを引いて、上手く当てる」、「引き比べる」などの意味がある他に、「当てはめる」の意味があるので、類義語の1つとして扱うことができます。
「照らし合わせる」
「照らし合せる」とは、「2つ以上のものの異なる点などを調べるために見比べる」とという意味があり、「当てはめる」に近いニュアンスがあります。
一言で言うと「照合する」ということになります。
「当てはまる」という行動、思考ステップは、難しい出来事の原因を探るためには、とても有効的な手法と言えます。
私達の周りには、様々な出来事がありますが、一見難しいことも数多くあります。
しかし、過去の経験や事例に「当てはめる」ことで、その原因が見えて来ることもあるので、とても参考にすべきことと思います。
また、「当てはまる」事例や経験が少ない時は、全く違うアプローチが必要になってきますが、この時もノウハウを蓄積する意識も持っておくことが重要です。