「荒々しい」とは?意味や使い方!例文や解釈
「荒々しい」とは、「勢いが強くて激しいこと」や「非常に乱暴・粗雑なこと」です。
「荒々しい」の「意味・読み方・語源や漢字・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・反対語・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「荒々しい」とは?
- 「荒々しい」の表現の使い方
- 「荒々しい」の類語や類似表現や言い換え
- 「荒々しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「荒々しい」の反対語
- 「荒々しい」の英語と解釈
「荒々しい」とは?
「荒々しい」という言葉は、「勢いが強くて激しいこと」や「とても乱暴で粗雑なさま」を意味しています。
「荒々しい」というのは「丁寧さ・穏やかさ・温和・細やかさが無い荒れた状態」を意味する言葉であり、「人の言動・性格の勢いが強くて程度がはなはだしいこと」や「荒っぽくて乱暴な態度・振る舞いが見られるさま」を意味しているのです。
例えば、「彼は荒々しい態度を取ることで、人から嫌われるようになっていきました」といった文章で、「荒々しい」の意味を分かりやすく示せます。
- 「荒々しい」の読み方
- 「荒々しい」の語源・漢字
「荒々しい」の読み方
「荒々しい」の読み方は、「あらあらしい」になります。
「荒々しい」の語源・漢字
「荒々しい」の語源的な意味を、「荒」の漢字から考えていきます。
「荒」の漢字の語源的な意味は、「あれる・乱暴であらい・荒れた土地・心などがすさむ・生活がすさぶ・滅びる(滅ぼす)・あらす(害を与える)」などになります。
「荒」の漢字の成り立ちは、「並んで生えた草の象形」と「人の死体に何か物を添えた象形」と「大きな川の象形」から「荒れ果てた草の他には何もない」を意味する会意兼形声文字にあります。
「々」は、厳密には漢字ではなく「踊り字」と呼ばれる記号の一つで、「時々・日々」など同じ漢字を重ねる場合に2文字目以降の漢字の代わりに使います。
「荒々しい」では「荒の漢字の意味を強調する働き」をしていて、「非常に勢いが強くて激しい」や「荒っぽくて乱暴なさま」を意味しているのです。
「荒々しい」の表現の使い方
「荒々しい」の表現の使い方は、「人の言動の勢いが強くて激しい場合」や「乱暴で粗雑(ラフ)な傾向が見られる時」に使うという使い方になります。
「荒々しい」というのは「丁寧さ・穏やかさ・細やかさ・温和な雰囲気がないこと」を意味する言葉であり、「性格・行動・発言・現象(物事)などに激しさや暴力性(粗雑さ)が感じられる時」に使う言葉なのです。
例えば、「彼女は可愛い見かけに似合わず、荒々しい言葉遣いをします」や「荒々しい態度でドアをバンと閉めたので、彼が怒っているのだと分かりました」などの文章において、「荒々しい」という言葉を正しく使うことができます。
「荒々しい」の類語や類似表現や言い換え
「荒々しい」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「手荒い・激しい」
- 「乱暴・凶暴」
- 「猛烈・強烈」
「手荒い・激しい」
「荒々しい」の類語・言い換えとして、「手荒い・激しい」があります。
「手荒い」というのは、「やり方が丁寧・穏やかではなくて、荒っぽく暴力的であること」や「粗雑・粗暴で力づくで何かをやろうとするさま」を意味する言葉です。
「激しい」という言葉は、「勢いがとても強いこと」や「程度が限度を超えてはなはだしいこと」を意味しています。
それらの意味合いから、暴力的で激しいことを意味する「荒々しい」の表現は、「手荒い・激しい」という表現に言い換えることができるのです。
「乱暴・凶暴」
「荒々しい」の類似表現・言い換えとして、「乱暴(らんぼう)・凶暴(きょうぼう)」があります。
「乱暴」という言葉は、「善悪・道理を無視して、荒々しい暴力的な振る舞いをすること」や「やり方(扱い方)が粗雑で荒っぽいこと」を意味しています。
「凶暴」というのは、「いつ暴れだすか分からないほどに、攻撃的・暴力的なさま」や「人を傷つけるような粗暴さがあること」を意味する言葉です。
それらの意味合いから、「荒々しい」と似た意味を持つ類似表現として、「乱暴・凶暴」を上げることができるのです。
「猛烈・強烈」
「荒々しい」の類語・言い換えとして、「猛烈(もうれつ)・強烈(きょうれつ)」があります。
「猛烈」という言葉は、「非常に勢いが強くて激しいさま」や「極端に程度がはなはだしいこと」を意味しています。
「強烈」というのは、「とても勢いが強くて激しいこと(猛烈よりも程度がやや落ちる)」を意味する言葉です。
それらの意味合いから、勢いが強くて激しいを意味する「荒々しい」の表現は、「猛烈・強烈」という表現に言い換えることができるのです。
「荒々しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「荒々しい」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「荒々しい」を使った例文1
- 「荒々しい」を使った例文2
「荒々しい」を使った例文1
「相手を責め立てる荒々しい言葉遣いの人は、論理的なディベートには向いていませんが、日常的な言い合い(口喧嘩)では優位に立ちやすいのです」
この「荒々しい」を使った例文は、「相手を責め立てる攻撃的な勢いのある(勢い・迫力がある汚い)言葉遣いの人は、論理的なディベートには向いていないが、日常的な言い合い(口喧嘩)では優位に立ちやすい」ということを意味しています。
「荒々しい」を使った例文2
「平安時代末期は、荒々しい雰囲気で軍事力を持つ平氏・源氏の武士たちが貴族(公家)を圧倒し始めた時代でした」
この「荒々しい」を使った例文は、「平安時代末期は、無骨ないかめしい雰囲気で軍事力を持つ平氏・源氏の武士たちが貴族(公家)を圧倒し始めた時代だった」ということを意味しています。
「荒々しい」の反対語
「荒々しい」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「穏和」
「穏和」
「荒々しい」の反対語として、「穏和(おんわ)」を上げることができます。
「穏和」という言葉の意味は、「穏やか・静かで落ち着いているさま」や「争いごとがなくて穏やかであること」になります。
「荒々しい」という言葉の意味は、「勢いがあって非常に激しいさま」や「暴力的な勢い・激しさが前面に出ていて穏やかではない様子」になります。
それらの意味合いから、「荒々しい」とは反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「穏和」という言葉を指摘することができるのです。
「荒々しい」の英語と解釈
「荒々しい」という言葉は、“violent”(暴力的な・乱暴な)や“rough”(粗雑な・行為が乱暴な)、“rude”(粗雑な・粗野な・荒っぽい)といった英語で言い表すことができます。
- “His violent(rude) behavior and character was feared by the local populace.”
“His violent(rude) behavior and character was feared by the local populace.”
「荒々しい」という言葉を使ったこの英語の例文は、「彼の暴力的(粗野)な行動と性格傾向は、地域住民から恐れられていました」ということを意味しています。
「荒々しい」という言葉について徹底的に解説しましたが、「荒々しい」には「勢いが強くて激しいこと」や「荒っぽくて乱暴なこと」などの意味があります。
「荒々しい」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「手荒い・激しい」「乱暴・凶暴」「猛烈・強烈」などがあります。
「荒々しい」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。