意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「あくせくする」の意味や使い方

「あくせくする」、という言い回しを聞いたことがあるでしょうか。

なんとなく知っている、という人もいるかもしれませんね。

ここでは「あくせくする」という言い回しについて紹介します。

あくせくする

Meaning-Book
「あくせくする」の意味や使い方>


目次

  • 「あくせくする」とは?
  • 「あくせくする」の表現の使い方
  • 「あくせくする」の語源
  • 「あくせくする」を使った例文と意味を解釈
  • 「あくせくする」の類語や類義語・言い換え


「あくせくする」とは?

「あくせくする」とは?

「あくせくする」、というのは細かいことを気にして落ち着かない、目先のことにとらわれて気持ちがせかせかする、という意味になります。

1つのことに気をとられて他のことを考える余裕がない様子などを「あくせくする」と表現することもあり、日常生活においてはあくせくしている人も多いのではないでしょうか。

都会の人たちはいつもあくせくしている、などというイメージを持っている人もいるかもしれませんね。

1-1「あくせくする」の漢字

「あくせくする」という表現は「齷齪する」と書きます。

しかし実際にはひらがなで表現することの方が多いと考えられます。



「あくせくする」の表現の使い方

「あくせくする」の表現の使い方

「あくせくする」、という表現は現代社会や都会の喧騒を表現するときに使われることがあります。

例えば、田舎から東京に上京し、いかに人々があくせくしているのか実感した、現代人はいつもあくせくしている、などと考えることも多いのではないでしょうか。

確かに現代人は仕事だけでも忙しいですし、子育てや家事など、気持ちが落ち着かない、という人も多いかもしれませんね。

ゆっくりできる時間を取り込めるように意識したいものです。

「あくせくする」の語源

「あくせくする」の語源

「あくせくする」、というのはもともと「歯と歯の間が狭い」という意味でした。

そこから差し迫る様子、心が狭い様子、などという意味が生まれ、あくせくという言い回しに変化していったと考えられています。



「あくせくする」を使った例文と意味を解釈

「あくせくする」を使った例文と意味を解釈

ここでは「あくせくする」という表現を使った例文を紹介します。

  • 「あくせくする」を使った例文1
  • 「あくせくする」を使った例文2

「あくせくする」を使った例文1

「息子はいつもあくせくしているのに、娘はいつものんびりしている」

兄弟を育てると、その性格の違いに驚くこともあるのではないでしょうか。

片方はいつものんびりしていてゆっくり行動するのに、もう片方は落ち着きがなく、いつも何かしている、ということもあるでしょう。

特に幼い頃はなかなか落ち着かないということもあるかもしれません。

お母さんも大変な時期になります。

「あくせくする」を使った例文2

「いつもあくせくしている人とは付き合いたくありません」

落ち着きがない、何かにこだわっていて他のことに頭が回らない、という人とは出来る限り関わりを持ちたくないと考える人もいるでしょう。

付き合うならば落ち着きのある人が良いですし、他のことにきちんと配慮できる人の方が人間的にも魅力があります。

確かに仕事などが立て込んであくせくしてしまうこともありますが、基本的には落ち着きを保っていたいですね。

また、あくせくしている人ではなく、落ち着いている人の方が、何か問題が起こったときなどにも周りから頼られる傾向があります。

「あくせくする」の類語や類義語・言い換え

「あくせくする」の類語や類義語・言い換え

ここではあくせくという表現の類義語を紹介します。

  • 「せっせと」【せっせと】
  • 「気ぜわしい」【きぜわしい】
  • 「忙しい」【いそがしい】

「せっせと」【せっせと】

せっせと、というのはたゆまず一生懸命に仕事をするという意味になります。

忙しい、「あくせくする」など、断続的な行動を示す表現になります。

「気ぜわしい」【きぜわしい】

気ぜわしいというのはことの動向に対する思いが頭から離れずに苦しい、気が休まらない、という意味になります。

あれこれと考えることがあって落ち着かない場合にこの表現が使われます。

「忙しい」【いそがしい】

忙しい、というのは多くの用事に追われて暇がない、多忙である、という意味です。

仕事が忙しい、育児で忙しい、など、様々な人がいますよね。

icon まとめ

「あくせくする」、という言い回しは日常的に使えますので、ぜひ覚えておきましょう。

また、あくせくしないような生活を意識することも大切です。