「ニチャア」とは?意味や表現の使い方について解釈
文字化された擬音は、使われる場面が決まっているものがほとんどです。
この「ニチャア」もそうですが、あまり気持ちのいい表現でもありません。
目次
- 「ニチャア」とは?
- 「ニチャア」の概要
- 「ニチャア」の表現が使われる場面・使い方
- 「ニチャア」と「ドゥフフ」の違い
「ニチャア」とは?
「ニチャア」とは、(主に口の中の)粘膜が音を立てる様子に使われる擬音です。
こう聞いただけでも気持ちのいいものではありませんが、主に口の中でくちゃくちゃとしている時の擬音に用いられることが多いので、尚更あまりすすんで使いたいとは思わない言葉の1つです。
先のように、「くちゃくちゃ」や「クチャ」といった表現でも、ほとんど同様に使うことができますが、遭えてこの「ニチャア」とする時には、それなりの意味を含んでのことが多いと考えていいでしょう。
「ニチャア」の概要
「ニチャア」は、音として「くちゃ」と聞こえるような粘膜から音が鳴る場面で、それに上で挙げたような特定の意味を持たせる為に(その為に鳴らしていると)使う表現です。
口の中の粘膜を鳴らす時には、何かの含みがあって行うことも多いです。
そのような時に使われるのが、この「ニチャア」という擬音です。
「ニチャア」の表現が使われる場面・使い方
「ニチャア」と使う時には、主に2つのシチュエーションが考えられます。
1つは、いやらしい意味を含む場合で、「ニヤニヤ」という擬音と掛けていると解釈すると分かりやすいでしょう。
そして、もう1つは、何かしらの裏があるという意味の含みです。
笑みに対してこの「ニチャア」と使うと、その笑みの裏に別の企みなどが隠されていることを表現できます。
小説でよく見掛けるこちらの意味で使っている例では、「ようやく契約が成立したと両者ともに笑みを浮かべたが、片方からニチャアという音がどこからか聞こえたような気がした」といったような形になります。
この例では、遭えてどちらなのかは語っていませんが、どちらかがその契約内容とは別の(裏の)考えもあるようだと表現されています。
「ニチャア」と「ドゥフフ」の違い
「ドゥフフ」は、オタクと呼ばれる人が笑う様子の擬音として使われます。
この他に、「デュフフ」も同じように使われる言葉で、文字からいかにも不気味さが伝わる表現です。
「ニチャア」もそのような解釈で使えなくもありませんが、こちらはオタクというよりは、いやらしさの方に対して使うことが多く、同じく不気味な表現ながら、その不気味さの意味が違うと考えてください。
「ニチャア」は、どちらにしても、悪いことを考えている時の笑みの際に口が鳴る時の表現だと解釈していいでしょう。
最後の「ア」を付けずに「ニチャ」としても同じように使うことができます。