「きな臭い」とは?意味や類語!例文や表現の使い方「胡散臭い」との違い
世の中には「きな臭い」ことがたくさんありますが、皆さんはこの言葉の意味をじっくりと考えたことがあまりないかもしれません。
「きな臭い」は普段の会話の中でも、時々耳にすることがあるかもしれませんが、ここでこの言葉の意味や使い方について触れていくことにします。
目次
- 「きな臭い」とは?
- 「きな臭い」の慣用句での表現の使い方
- 「きな臭い」と「胡散臭い」の違い
- 「きな臭い」を使った例文と意味を解釈
- 「きな臭い」の類語や類義語・言い換え
「きな臭い」とは?
「きな臭い」という言葉には、「紙や木綿などが焦げて焼けた匂いがする」という意味がありますが、「戦争や何か物騒なトラブルなどが、これから起こりそうな気配」のこと指すこともあります。
- 「きな臭い」の読み方
「きな臭い」の読み方
「きな臭い」は「きなくさい」という読み方をします。
「きな臭い」の慣用句での表現の使い方
「きな臭い」は「何となく物騒な雰囲気がある」や「大きな争いごとが起こりそうな気配」がある状況の時に使われるのが一般的です。
自分の身近な所で悪いことが起こりそうな感じがして、妙な胸騒ぎがしている時に使われることが多いです。
「きな臭い」と「胡散臭い」の違い
「きな臭い」は、「焦げるような匂い」から「物騒な雰囲気」という意味になりますが、「胡散臭い」には「何となく怪しい」というニュアンスがある言葉なので、意味が似ているようでも、解釈に違いがあります。
「きな臭い」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「きな臭い」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「きな臭い」を使った例文1
- 「きな臭い」を使った例文2
「きな臭い」を使った例文1
「この頃、同僚の態度が最近変で何となくきな臭いんだ。ちょっと注意した方がいいな」
あなたの職場にも、このように「きな臭い」と思われる人がいるかもいるかもしれません。
この手のタイプの人間は、何を考えているか、予測することが難しいことがあります。
突然、何かの拍子で奇声を発したり、暴れ出すことがある可能性もあるので、近寄らないことです。
「きな臭い」を使った例文2
「情勢が不安定な国や地域では、きな臭い気配が漂っているので、該当地域への出張が禁止されている」
「きな臭い」と思われる国は、今でも世界中の至る地域にあります。
そのために、企業ではビジネス目的の海外渡航を社内で禁じているケースが少なくありません。
「きな臭い」の類語や類義語・言い換え
「きな臭い」に近い意味を持つる意義をいくつか挙げてみるごとにしました。
- 「物々しい」
- 「怪しい」
- 「いぶかしげ」
「物々しい」
「物々しい」という言葉が「きな臭い」に近い意味がありますが、意味としては、「空気が重々しくて厳しいさま」、「いかめしい」、「大げさである」などがあります。
その他に「殺伐とした」、「殺気立った」という解釈もできるでしょう。
「怪しい」
「怪しい」という言葉も類義語として挙げることができます。
「普段では見慣れない様子」や「疑わしい」、「信頼できない」という意味で理解することができます。
周りにも「怪しい」行動をする人や「怪しい」言葉を言っている人がいたりしますので、できるだけ会話をするようなことは、謹んだ方がいいと思います。
「いぶかしげ」
今の若い世代の人達はあまり使わないかもしれませんが、「いぶかしげ」と言うことが言い方もあります。
「ある物事に対して怪しいと思うこと」や「怪訝(けげん)な」という意味があります。
「きな臭い」という言葉を見てきましたが、この言葉を聞くと、どうしても戦争や内乱のようなことをイメージしてしまいます。
しかし、特殊なケースだけでなく、ビジネスの場面でも使われることがありそうなことが出てきます。
「きな臭い企業」という言葉がビジネスシーンでもごく稀れですが、出てくることがあります。
このような企業には、巻き込まれてしまうと後々面倒になってくるので、インターバルを置いておいた方が無難です。