「突として」とは?意味や使い方!例文や解釈
「突として」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「突として」という言葉を使った例文や、「突として」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「突として」とは?
- 「突として」を使った例文や短文など
- 「突として」の類語や類似表現や似た言葉
- 「突として」の反対語
「突として」とは?
「突として」という言葉を知っているでしょうか。
「突として雨が降った」という経験をした人もいるかもしれません。
一方で、「突として」という言葉を、今回初めて知ったという人も多いでしょう。
そこで「突として」という言葉の意味を紹介します。
- 「突として」の読み方
- 「突として」の意味
「突として」の読み方
「突として」は「とつとして」と読みます。
「突」は「とつ」と読みます。
少し読み方が難しい言葉のため、読み間違えないように気を付けましょう。
「突として」の意味
「突として」という言葉の意味を紹介します。
「突として」には、「急に」「だしぬけに」などの意味があります。
また「突然」や「にわかに」にという意味があります。
「突として、雨が降り出す」という言葉には、「急に雨が降り出す」という意味があります。
天候が変わり、思いがけず雨が降り出した時などに、「突として雨が降る」と言ってみましょう。
このように「突として」には、「急に」「だしぬけに」などの意味があります。
「突として」を使った例文や短文など
「突として」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「突として」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「突として」を使った例文1
- 「突として」を使った例文2
「突として」を使った例文1
「『突として』、仕事が入り、忙しくなる」
この例文には、突然仕事が入り、忙しくなる様子を文章にしたものです。
予期せぬ仕事が、予想しないタイミングで転がり込み、嬉しいものの忙しさで大変になるような場面です。
このように、まるで予想していないタイミングで仕事が入る時に「突として」という言葉を使ってみましょう。
「突として」を使った例文2
「『突として』幼なじみを好きになる」
この例文のように、ずっと友達として付き合ってきた、古くからの友達を、突然好きになった経験がある人もいるでしょう。
このような場面を「突として好きになる」と表現できます。
恋愛は、基本的に突然起こるものでもあるため、「突として」という言葉との相性も良さそうです。
「突として、別れることになる」「突として、仲直りを決める」など、様々な恋愛の場面に対して、「突として」という言葉を使えるでしょう。
「突として」の類語や類似表現や似た言葉
「突として」の類語や類似表現を紹介します。
「突として」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「突然」
- 「急に」
- 「唐突」
- 「矢庭に」
- 「出し抜け」
- 「突如」
- 「忽然」
「突然」
「突然」には、「物事が急に起こる様子」という意味があります。
急ににわか雨が降りだした時の様子を、「突然、雨が降り出す」と言います。
また「突然、人が飛び出してくる」という言葉には、「急に人が飛び出してくる」という意味があります。
「突として」とほとんど同じ意味がある言葉です。
「急に」
「急に」という言葉には、「前触れなく」という意味があります。
「急に電話が掛かってくる」という場合は「前触れなく、電話が掛かってくる」という意味になります。
十年以上、会ってない友達から突然電話が掛かってきた時等に、「急に電話が掛かってきた」と言います。
また前触れなく友達が部屋に遊びに来た時の様子を、「急に友達が部屋に来た」などと言います。
「唐突」
「唐突」という言葉があります。
「唐突」には、「全く突然である様子」という意味があります。
「唐突に、話しかけられた」という場合は、全く突然に話しかけられたという意味になります。
「唐突に、別れ話をされる」という言葉には、全く予期せぬタイミングで、別れ話をされるという意味があります。
「矢庭に」
「矢庭に」は「やにわに」と読みます。
「矢庭に」には、「矢を射た場所で」「その場でいきなり」という意味があります。
「矢を射た場所」が「矢庭に」の語源で、「すぐに」という意味があります。
「矢庭に駆けだす」という場合は、「その場でいきなり駆けだす」という意味があります。
「出し抜け」
「出し抜け」には、「思いもよらぬ時、突然何かをする」という意味があります。
例えば、「出し抜けに告白する」という場合、思いもよらぬタイミングで告白するという意味になります。
例えば、通学の電車の中で、いきなり誰かが告白した時の様子を、「出し抜けに告白する」と表現できます。
「突如」
「突如」には、「予告しないで出し抜けに」という意味があります。
「突如として起こった出来事」という場合は、予告なしに突然起こった出来事という意味があります。
「忽然」
「忽然」は「こつぜん」と読みます。
「忽然」には、「現れたり消えたりするのが、急な様子」という意味があります。
「忽然と現れる」「忽然と姿を消す」などという使い方をする言葉です。
「突として」の反対語
最後に「突として」の反対語を紹介します。
「突として」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「ゆっくり」
- 「緩やか」
- 「ぼちぼち」
「ゆっくり」
「ゆっくり」には、「急がないで、時間をかける様子」という意味があります。
「ゆっくり歩く」には、「急がないで、時間をかけて歩く」という意味があります。
また「ゆっくり眠る」には、「急いで起きずに、長時間眠る」という意味があります。
このように「ゆっくり」は、急がずに時間を掛けたい時に、頻繁に使う言葉になります。
「緩やか」
「緩やか」は「ゆるやか」と読みます。
「緩やか」には、「ゆっくりと急がない様子」という意味があります。
「緩やかな流れの川」には、「流れがゆっくりとした川」という意味があります。
「ぼちぼち」
「ぼちぼち」には、「少しずつ、ゆっくりと」という意味があります。
「ぼちぼち、仕事に取り掛かる」という言葉には、「少しずつ、ゆっくり仕事を始める」という意味があります。
「突として」という言葉について見てきました。
みなさんも、急に、突然なにかをしたり、何かが起こったりするでしょう。
そのような時に、「突として」という言葉を使ってみましょう。