「はたまた」の使い方や意味、例文や類語を紹介
「はたまた」という言葉の意味や使い方を紹介します。
また「はたまた」の使い方を紹介して行きます。
さらに「はたまた」という言葉を使った例文や、「はたまた」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「はたまた」とは?
- 「はたまた」の使い方
- 「はたまた」の類語や類似表現や似た言葉
- 「はたまた」を使った例文や短文など
「はたまた」とは?
「はたまた」という言葉を知っているでしょうか。
ランチを決める時に、「寿司か、はたまたてんぷらか」などと、「はたまた」という言葉を使ったことがあるかもしれません。
一方で、「はたまた」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「はたまた」という言葉の意味を紹介します。
- 「はたまた」の漢字
- 「はたまた」の意味
「はたまた」の漢字
「はたまた」は漢字にすると「将又」と書きます。
知っておくとウンチクのように、周囲の人に伝えられるかもしれません。
これを機会に「はたまた」は「将又」と読むことを知っておきましょう。
「はたまた」の意味
「はたまた」という言葉の意味を紹介します。
「はたまた」には「それともまた」「あるいは」という意味があります。
ランチで何を食べようかと考える時、「寿司、はたまたてんぷら」という場合は、「寿司を食べるか」「てんぷらを食べるか」という意味になります。
どちらも両方食べるという意味ではなく、どちらかを選ぶ時に、「はたまた」という言葉を使います。
ちなみに、寿司もてんぷらもどちらも食べる場合は、「寿司か、てんぷらか、はたまた両方食べるか」という文章になります。
このように「はたまた」には、「それともまた」「あるいは」「もしくは」という意味があります。
「はたまた」の使い方
「はたまた」という言葉の使い方を紹介します。
「はたまた」には「それとも」「あるいは」という意味があります。
「AはたまたB」という場合は、「AそれともB」「AあるいはB」という意味になります。
例えばダイエットに成功した原因を探る時に、「食事制限のおかげか、はたまた、運動のおかげか」などと言います。
「食事制限それとも運動」「食事制限あるいは運動」となり、「食事制限と運動のおかげ」という意味にはなりません。
このように「はたまた」は、「AかBか」と、二つの選択肢がある時に使ってみましょう。
また三つの選択肢に対しても「はたまた」を使えます。
例えば、「食事制限か、運動か、はたまた、脂肪吸引か」などという使い方をして、「はたまた」の後の選択肢を強調できます。
「はたまた」の類語や類似表現や似た言葉
次に「はたまた」の類語や類似表現を紹介します。
「はたまた」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「それともまた」【それともまた】
- 「あるいは」【あるいは】
- 「そうでなければ」【そうでなければ】
「それともまた」【それともまた】
「それともまた」には、「可能性が低そうな他の選択肢」という意味があります。
例えば、会社から帰った亭主に対して、「ご飯にする、お風呂にする」という選択肢をあげて、さらに「それともまた、ゲームする」などという場合、「ゲーム」という可能性の低そうな他の選択肢をあげていることになります。
「あるいは」【あるいは】
「あるいは」には、「同類の事柄を列挙し、いろいろな場合があることを表す」という意味があります。
例えば、休日の過ごし方として、「寝て過ごすか、運動をして過ごす、あるいは家庭菜園をする」などと、「あるいは」を使って、様々な場合があることを表現できます。
「そうでなければ」【そうでなければ】
「そうでなければ」には、「さもなければ」「そうでないと」という意味があります。
例えば、「会社に行くか、さもなければ、休んで家で寝ている」などという文章を作れます。
「会社に行くのでなければ、休んで家で寝る」という意味になります。
「はたまた」を使った例文や短文など
続いて「はたまた」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「はたまた」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「はたまた」を使った例文1
- 「はたまた」を使った例文2
- 「はたまた」を使った例文3
「はたまた」を使った例文1
「A君の笑顔は、楽しいためか、『はたまた』緊張のためか分からない」
この例文は、A君が笑顔なのは確かですが、その理由を量りかねているところです。
「楽しいから笑っているのか」「緊張のため顔がひきつっているのか」分かりにくいのでしょう。
このように、二つの選択肢があり、どちらか決めかねている時に、「はたまた」という言葉を使うことがあります。
また人は、楽しい時も緊張した時も、また悲しい時ですら笑う時があるため、笑顔だけで内心を探るのはとても難しいでしょう。
「はたまた」を使った例文2
「Bさんが告白してくれたのは、純粋に僕を好きだからか、『はたまた』からかっているのか」
この例文のように恋愛の場面でも、「はたまた」という言葉を使えます。
この例文では、Bさんという女性が、男性に告白した時、男性がどう思ったか、心の中を文章にしたものです。
「自分のことを好きだから」という説と、「からかっている」という説で揺れています。
時々、異性をからかうために、告白したふりをする人がいますが、そのようなケースかもしれないと警戒しているのでしょう。
Bさんのことが好きなほど、このような警戒が強くなり、本当に好きで告白してくれたと知れたら、とても嬉しい気持ちになるでしょう。
「はたまた」を使った例文3
「ペットを飼うなら、犬か猫か、『はたまた』トカゲか」
この例文のように、三つの選択肢がある時も、「はたまた」を使った文章を作れます。
ペットを飼う時、「犬」「猫」「トカゲ」という選択肢がある時に、「はたまた」という言葉を使っています。
「はたまた」の後にくる言葉が強調されるため、「トカゲ」という選択肢が際立っています。
「犬か、トカゲか、はたまた猫か」という文章にすると、「猫」の存在感が大きくなるのが分かります。
このように、三つ以上の選択肢がある時にも、「はたまた」という言葉を使えます。
「はたまた」という言葉について見てきました。
「はたまた」という言葉は、それほど使う機会が多くありませんが、使い方を知ると使ってみたくなる言葉のひとつです。
いくつかの選択肢がある時に、「はたまた」という言葉を使ってみましょう。