「端的」とは?意味や使い方!例文や解釈
「端的」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「端的」という言葉を使った例文や、「端的」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「端的」とは?
- 「端的」を使った例文や短文など
- 「端的」の類語や類似表現や似た言葉
- 「端的」の反対語
「端的」とは?
みなさんは「端的」という言葉を知っているでしょうか。
「端的に話せ」と誰かに言われた経験があるかもしれません。
一方で、「端的」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「端的」という言葉の意味を紹介します。
- 「端的」の読み方
- 「端的」の意味
「端的」の読み方
「端的」は「たんてき」と読みます。
「はしてき」などと読み間違えないように気を付けましょう。
これを機会に「端的」は、「たんてき」と読みましょう。
「端的」の意味
「端的」という言葉の意味を紹介します。
「端的」には、「余計な物を加えず、明白なこと」という意味があります。
「端的に話す」という場合は、「余計な話をせずに、明白なことだけ話す」という意味があります。
無駄話をしたり、横道に入るような話をすると、本当につた伝えたい話の本筋が見えなくなってしまいます。
そのため、「端的に話せ」と、「余計な話をせず、明白なことだけ話すように」とたしなめられることがあります。
このように「端的」には、「余計な話をせず、明白なことだけ話す」という意味があります。
「端的」を使った例文や短文など
「端的」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「端的」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「端的」を使った例文1
- 「端的」を使った例文2
「端的」を使った例文1
「昨日始めたダイエットの効果が、『端的』に現れた」
この例文には、昨日始めたばかりのダイエットの効果が、明白に現れたという意味になります。
例えば、食事を一食分抜いた場合、抜いたカロリー分だけ、体重が落ちているような時、「端的に効果が表れた」などと言います。
実際にダイエットをすると、なぜ体重が置いて、なぜ体重が落ちないのかは、明白ではなく、理由を説明するのが難しいケースが多いものです。
しかし、時折「昨日の夕食を軽くしたから、今朝は体重が軽い」とか、「先週は三回運動を下から、今週は体が軽いのだ」など、体重が減った理由を「端的」に説明できます。
「端的」を使った例文2
「婚活で自分の恋愛観を『端的』に説明する」
この例文のように、婚活を始めた人がいるかもしれません。
結婚を真剣に考える人が集まる場では、自分の恋愛観や結婚観を明らかにする必要があります。
また婚活で異性と話せる時間はそれほど多くないケースがあるため、できるだけ余計な話をせず、明白な恋愛観や結婚観だけを話す必要があるかもしれません。
どのような結婚生活がしたくて、そのためには、どのような異性と恋愛したいのかを、手短に明白に伝えると、自分にぴったりのパートナーと出会える確率が高くなるでしょう。
「端的」の類語や類似表現や似た言葉
「端的」の類語や類似表現を紹介します。
「端的」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「画然」【かくぜん】
- 「隠れもない」【かくれもない】
- 「手に取るよう」【てにとるよう】
「画然」【かくぜん】
「画然」には、「一線を引いたように、区別がはっきりしている様子」という意味があります。
「両者の違いは、画然としている」という場合は、「両者は一線を引いたように、違いがはっきりしている」という意味になります。
「隠れもない」【かくれもない】
「隠れもない」には、「周知である」という意味があります。
「隠れもない事実」という場合は、「誰でも知っている事実だ」という意味があります。
例えば、「私達が付き合っているのは、隠れもないことだ」などと、交際していることを堂々と宣言する時に使う音ができます。
「手に取るよう」【てにとるよう】
「手に取るよう」という言葉があります。
「手に取るよう」には、「様子などが、非常に近いものとして、はっきり感じられる」という意味があります。
「彼女の考え方が、手に取るようにわかる」という場合は、彼女が考えていることが、非常に近いものとして、はっきりと感じられる」という意味があります。
親と子供や、恋人同士、友達や幼なじみなどは、相手の気持ちを「手に取るよう」に理解でいるでしょう。
「端的」の反対語
最後に「端的」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「端的」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「不明瞭」【ふめいりょう】
- 「不鮮明」【ふせんめい】
- 「ぼんやり」【ぼんやり】
- 「漠然」【ばくぜん】
「不明瞭」【ふめいりょう】
「不明瞭」には、「物事がはっきりしないこと」という意味があります。
例えば「不明瞭な英語の発音」という場合は、英語の発音がはっきりしないこと、という意味になります。
また「不明瞭な意見」は、「はっきりしない意見」という意味になります。
ラジオなどを聞いていて、聞き取りにくいはっきりしない音声が聞こえてきた時は、「ラジオの音声が不明瞭」などと言います。
「不鮮明」【ふせんめい】
「不鮮明」は、「表だってはっきりしない様子」という意味があります。
「テレビの画像が不鮮明」という場合は、テレビの画像がはっきりしないという意味があります。
また会社に派閥がある時に、どの派閥に入ろうとしているのか、態度がはっきりしない人がいます。
このような人は、「態度が不鮮明だ」などと警戒されてしまうかもしれません。
「ぼんやり」【ぼんやり】
「ぼんやり」には、「薄れてはっきりしない」という意味があります。
例えばはっきりと記憶していた思い出が、時間の経過とともに薄れて、はっきりしなくなったという経験は、誰にでもあるでしょう。
この時、「思い出がぼんやりした」などと言います。
また何を考えているでもなく、縁側などでボーっとしている時、「ぼんやりしている」と言います。
「漠然」【ばくぜん】
「漠然」には、「とりとめなくはっきりしない様子」という意味があります。
「漠然と話をする」という場合は、とりとめとなく、はっきりしない話をする様子を言います。
「漠然とした記憶」には、はっきりとしない記憶という意味があります。
「端的」という言葉について見てきました。
会議中などに、脱線をしたり、本筋から外れる事無く、無駄を省いた要点だけを話せる人がいます。
このような人の話しぶりを「端的に話せる」と評価してみましょう。