「待ち明かす」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「待ち明かす」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「待ち明かす」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「待ち明かす」とは?
- 「待ち明かす」の表現の使い方
- 「待ち明かす」の英語と解釈
- 「待ち明かす」を使った例文と意味を解釈
- 「待ち明かす」の類語や類義語・言い換え
「待ち明かす」とは?
「待ち明かす」とは来るのを待ちながら、夜を明かすということですが、そこから長い時間、待つという意味で使います。
- 「待ち明かす」の読み方
「待ち明かす」の読み方
「待ち明かす」と書いて「まちあかす」と読みます。
「待ち明かす」の表現の使い方
「待ち明かす」とは来るのを待っていて、夜を明かすことで、その通りの意味で使うこともありますが、大体の場合は「長い時間待っている」ことに対して例えで使う言葉です。
待ち合わせで長いこと待たされている時のことを「待ち明かす」と言い表すのです。
「待ち明かしたけれど、彼は来なかった」「一晩中寝ないで待ち明かすことになりそうだ」などと使います。
「待ち明かす」の英語と解釈
「待ち明かす」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“to wait”(待ち明かす)と言います。
また例文では“I waited for him in vain. ”(私、彼に待ちぼうけを食わされた)となります。
「待ち明かす」を使った例文と意味を解釈
それでは「待ち明かす」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「待ち明かす」を使った例文1
- 「待ち明かす」を使った例文2
「待ち明かす」を使った例文1
「いい知らせが今に来ると待ち明かす姿は見ていて痛々しいのだった」
「待ち明かす」とは長い時間、待つことを言います。
「吉報を待ち明かす」などと言いますが、そのような姿は周りから見ますと、その健気さに、いつまで信じて待つのだろうかと少々切ない気持ちにもなるのです。
「待ち明かす」を使った例文2
「もう散々、待ち明かしたと思います。私、待ち明かすことに疲れました」
「待ち明かす」とは待ちながら、夜が明けるといったことから長い時間待つという意味で使われる言葉です。
誰かを信じて期待していたけれど、自分の望みは叶えられないといった時にも使います。
例文のような言い方の時は「これ以上あなたのことを待たない、信用しない」といった意味も含んでいます。
「待ち明かす」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「待ち明かす」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「待ちぼうけを食う」
- 「長い間待っている」
- 「待ちわびる」
「待ちぼうけを食う」
「待ちぼうけ」とは待っている人が来てくれないこと、待ちくたびれてぼんやりする様子のことを言います。
「待ちぼうけを食う」とは待たされたあげく、来てくれずに終わったという時に使う言葉です。
「彼はついに来ることはなく、連絡もとれないまま、私は待ちぼうけを食っただけだった」「待ちぼうけを食うのは二度とごめんです」といったように使います。
「長い間待っている」
「待ち明かす」をごく簡単な言葉で言うならば「長い間待っている」となります。
「彼女を待ち明かす」は「彼女を長い間待っている」と同じ意味です。
難しい言葉に対しては、やさしく簡単な言葉に言い換えてみますと、理解しやすくなります。
「待ちわびる」
「待ちわびる」とはなかなか来ない、あれこれと心配をしながら、待っていることを言います。
「娘が帰宅するのを待ちわびる」「あれからどうなったのか、その後の知らせを待ちわびる」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「待ち明かす」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
誰かが来るのを待ちながら、夜を明かすということから、転じて「長い時間待つ」ということを言います。
それほど難しい言葉ではありませんので覚えやすいでしょう。
言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。