「社運」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
この「社運」という言葉は、会社としてとても重要な事柄に対して使われます。
目次
- 「社運」とは?
- 「社運」の表現の使い方
- 「社運を賭ける」の英語と解釈
- 「社運」を使った例文と意味を解釈
- 「社運」の類語や類義語・言い換え
「社運」とは?
社運とは、「会社の運命」を指して使う言葉です。
そのままの意味なので、それだけ大事な場面でのみ使われる言葉です。
大切な決断を迫られるような時に用いられることもあります。
「この製品の売上げは社運に関わる」と使うと、その製品の売上げ次第で会社の運命が決まってしまうほどだという解釈になり、それだけ売上げが上がらないと厳しいと表現しています。
- 「社運」の読み方
「社運」の読み方
「社運」は、「しゃうん」と読む言葉です。
簡単な読み方ながら、先の説明のように、そう簡単に使う言葉ではない為、あまり見聞きすることはないかも知れませんが、逆に簡単に使ってしまっているケースもままあります。
前述の売上げが社運に関わるという形で、新製品を出す度に使っているような場合がそのいい例で、そのような場合は、常のその気持ちでなければならないという程度の意味だと解釈しておきましょう。
「社運」の表現の使い方
社運は、会社としてそれだけ大きなことだと表現したい時に使う言葉です。
比較的小規模の会社では、それなりに使われることがありますが、大企業でこの言葉を使うとなると、それほど大きなプロジェクトだったり、革新的なことが行われる(行われた)と考えることができます。
その為、そのまま使われる場合より、「社運を左右することになるかも知れない」のような形で、多少柔らかくした表現で用いることも多いです。
「社運を賭ける」の英語と解釈
「社運」は、「社運が懸かっている」、「社運を賭ける」といった使われ方が多い言葉です。
特に後者は、「社運を賭けたプロジェクトだ」のような使い方で一番見掛ける形です。
この「社運を賭ける」は英語では、“stake the fate of a corporation”となります。
“stake the fate”で「運命を賭ける」、その後に「会社」の“corporation”と付けています。
日本語の「社運を左右する」、「社運に関わる」などの表現は、英語では全てこの形で構いませんが、「影響する(かも知れない)」といったニュアンスの少し柔らかい表現にする時には、“influence the fate of a corporation”とするといいでしょう。
「社運」を使った例文と意味を解釈
「社運」を使った例文と、その意味の解釈です。
左右する、賭けるなどと使われることがほとんどなのは、会社の「運命」だからに他なりません。
- 「社運」を使った例文1
- 「社運」を使った例文2
「社運」を使った例文1
「社運を賭けて臨んだプロジェクトだったが、このままだと失敗に終わってしまうかも知れない」
それだけ大事なプロジェクトが失敗してしまうかも知れないと言っています。
「社運」は、基本的にはこのような使い方をされる言葉で、その多くが「賭ける」ほどの場合です。
「社運」を使った例文2
「社運に影響を及ぼすほどではないが、あの商品の不発は結構な痛手だ」
「社運」を会社の経営状態という意味で使っています。
「運命」なので、こういった使い方をしても構いません。
「社運」の類語や類義語・言い換え
「社運」と似た意味で使える言葉や表現です。
直接「会社の」とはなりませんが、そう付けることで同様の意味を表すことができます。
- 「命運」【めいうん】
「命運」【めいうん】
「会社の命運が懸かっている」とすると、「社運が懸かっている」と同様の意味になります。
「命運」と単独でも使える言葉で、その対象の未来に対するとても大きな事柄(それによって受ける影響)だと解釈してください。
社運とまで表現する場合には、簡単に使っているケースを除き、それだけ大きな出来事だと考えていいでしょう。
その為、度々聞くような言葉でもありません。