「記憶に新しい」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは、「記憶に新しい」という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、このような経験をすると、その記憶を消し去ることができないかもしれません。
そんな「記憶に新しい」という言葉の意味をここで改めて見ていくことにします。
目次
- 「記憶に新しい」とは?
- 「記憶に新しい」の表現の使い方
- 「記憶に新しい」の英語と解釈
- 「記憶に新しい」を使った例文と意味を解釈
- 「記憶に新しい」の類語や類義語・言い換え
「記憶に新しい」とは?
「記憶に新しい」とは、「まだ鮮烈な印象や強烈な記憶に頭の中に残っている状態」や「消すことができないようなインパクトのある記憶が焼き付いていること」を表している表現になります。
- 「記憶に新しい」の読み方
「記憶に新しい」の読み方
「記憶に新しい」の読み方は、「きおくにあたらしい」となりますが、普段の会話の中でも比較的によく使われている言葉ですし、難しい漢字を使っていないので、読み方で困ることはないでしょう。
「記憶に新しい」の表現の使い方
「記憶に新しい」を使う場面は、その意味の通り、鮮烈でインパクトのある場面に出くわして、忘れようにも忘れることができない場合に使われることになります。
「記憶に新しい」の英語と解釈
「記憶に新しい」を英語で表現はすると、“still fresh in my memory”という言い方で訳すことができます。
「まだ、フレッシュな記憶」ということです。
「記憶に新しい」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「記憶に新しい」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「記憶に新しい」を使った例文1
- 「記憶に新しい」を使った例文2
「記憶に新しい」を使った例文1
「あの時の事件は今でも記憶に新しく、これからも忘れることができないだろう」
人の記憶は時間と共に風化していくことが多いのですが、世間を騒がせた大事件・大事故は、中々忘れられることがありません。
特に被害に遇った当事者の方々からすれば、忘れようにも頭の中から消え去ることができないのでしょう。
「記憶に新しい」を使った例文2
「引退を表明した彼女のオリンピックでの華々しい活躍と栄光は、今でも私達の記憶に新しいのです」
世界規模で見る人の心を熱くさせれてくれるオリンピックでの試合。
その時の感動はいつまでも語り継がれるものですが、人の記憶からも消えることがないのかもしれません。
「記憶に新しい」思い出も、このように感動を与えてくれる記憶であれば、ウェルカムなのですが。
「記憶に新しい」の類語や類義語・言い換え
「記憶に新しい」を他の言葉で言い換えると、次のような類義語が挙げられます。
- 「まぶたに残る」
- 「脳裏に焼き付けられた」
- 「胸に刻まれる」
「まぶたに残る」
「まぶたに残る」という言い方がありますが、「物事や感覚が忘れられなくなること」や「しっかりと記憶に残り、消えることがない」という意味があります。
感動したことは、眼を閉じても、その時のワンシーンが再現されるのですが、まさにこのことを言っているようです。
「脳裏に焼き付けられた」
「脳裏」とは「脳の中」、「頭の中」という意味になり、「焼き付く」は「強く印象が残る」ということを指しています。
そのことから、「脳裏に焼き付く」は「頭の中にしっかりと記憶が刻みます込まれる」という解釈になります。
「胸に刻まれる」
「胸に刻み込まれる」は、「心に打ち付けられるように記憶が残ること」を意味しています。
「刻まれる」というフレーズが、とてもインパクトのある言葉で、とても強い記憶がくさびのように刺さってあるような感じがしてなりません。
「記憶に新しい」という言葉には、「とても楽しくうれしいことや、輝かしい栄光のシーンがいつまでも消えない」というニュアンスがあります。
その一方で人生を呪うような忌まわしい記憶も「記憶に新しい」という言葉が当てはまります。
しかし、できれば嫌な記憶はサラリと忘れて、いい思い出だけをいつまでも残しておきたいものです。