「一周回って(一周回る)」とは?意味や類語!表現の使い方
「一周回って」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「一周回って」という言葉を使った例文や、「一周回って」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「一周回って」とは?
- 「一周回って」を使った例文や短文など
- 「一周回って」の類語や類似表現や似た言葉
「一周回って」とは?
みなさんは「一周回って」という言葉を知っているでしょうか。
「一周回って、カッコいいと感じる」などと思ったことがあるかもしれません。
一方で、「一周回って」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「一周回って」という言葉の意味を紹介します。
- 「一周回って」の読み方
- 「一周回って」の意味
「一周回って」の読み方
「一周回って」は「いっしゅうまわって」と読みます。
「一周」は「いっしゅう」、「回って」は「まわって」と読みます。
難しい言葉は使われていないため、読み間違えることは少ないでしょう。
「一周回って」の意味
「一周回って」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「一周回って」には、「流行などが、巡り巡って」「時代が一回りして」などの意味があります。
また「考えた挙句」などの意味もあります。
例えば「一周回って、カッコいい」には、一度カッコ悪くなったものが、巡り巡って、再びカッコよくなったという意味があります。
例えば、70年代に人気になったロックバンドが、時代が変わりカッコ悪い存在になったものの、さらに時代が過ぎて、2000年代以降に再評価される時、「一周回って、カッコいい」などと言われます。
「一周回って」を使った例文や短文など
続いて「一周回って」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「一周回って」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「一周回って」を使った例文1
- 「一周回って」を使った例文2
「一周回って」を使った例文1
「子供の頃に流行したファッションが、『一周回って』オシャレに見える」
この例文のように、子供の頃に流行して、さらに廃れてしまったファッションが、突然脚光を浴びることがあります。
時代が巡り、まるで一周したかのように、以前と同じかそれ以上にオシャレになることがあります。
このような時に、「一周回って、オシャレ」などと言います。
「一周回って」を使った例文2
「この映画は『一周回って』面白い」
この例文のように、一度はつまらないと判断した映画が、しばらくして見ると「面白い」と感じることがあります。
いろいろとその映画に対して考えた挙句、「やっぱり面白いのではないか」と感じることがあります。
このような時は、考えが一巡し、その結果、面白いという意味で、「一周回って、面白い」という文章になります。
「一周回って」の類語や類似表現や似た言葉
最後に「一周回って」の類語や類似表現を紹介します。
「一周回って」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「逆に」【ぎゃくに】
- 「よくよく見ると」【よくよくみると】
「逆に」【ぎゃくに】
「逆に」という言葉を使うことがあります。
「逆にカッコいい」などという使い方をします。
「逆に」には、「逆に言えば」「逆に見れば」という意味があり、例えば簡単なテストで0点を取るなんて、「逆に言えば」すごい、などと言います。
「よくよく見ると」【よくよくみると】
「よくよく見ると」という言葉もあります。
一見すると分からなかった価値が、よく見ると分かる時、「よくよく見ると」と言う言葉を使います。
「あなたの彼は、よくよく見ると、素敵だね」という場合、ぱっと見はそれほど素敵ではないけれど、じっくりと見ると魅力を感じるという意味になります。
地味だけれど価値がある物は、「よくよく見ると」素敵かもしれません。
「一周回って」という言葉について見てきました。
時代などが巡り、一度カッコ悪くなったものが、もう一度カッコよくなった時などに、「一周回って」という言葉を使ってみましょう。