「しょっぱい」とは?意味や使い方!例文や解釈
「しょっぱい」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「しょっぱい」という言葉を使った例文や、「しょっぱい」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「しょっぱい」とは?
- 「しょっぱい」を使った言葉と解釈
- 「しょっぱい」の類語や類似表現や似た言葉
- 「しょっぱい」を使った例文や短文など
「しょっぱい」とは?
みなさんは「しょっぱい」という言葉を知っているでしょうか。
「しょっぱいおかず」などという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「しょっぱい」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「しょっぱい」という言葉の意味を紹介します。
- 「しょっぱい」の「塩辛い」の意味
- 「しょっぱい」の「けち」の意味
- 「しょっぱい」の「残念」な意味
「しょっぱい」の「塩辛い」の意味
「しょっぱい」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「しょっぱい」には、まず「塩辛い」という意味があります。
「塩分が多く、辛く感じること」を「しょっぱい」と言います。
「しょっぱいスープ」は、スープの塩分が多く、塩辛いという意味があります。
「しょっぱい」の「けち」の意味
「しょっぱい」には、「けち」という意味があります。
例えば、市場で料金を交渉する時、思い通りに値が下がらないと「しょっぱい店だな」などと言うことがあります。
このような時は、「けちな店だな」と言っているのと同じ意味になります。
逆に、市場などを開いていても、お客の財布のひもが固くて、売り上げが良くない時は、「今日の客はしょっぱいな」などと言います。
「けちな客が多いな」という意味になります。
「しょっぱい」の「残念」な意味
最近よく使われるのが、「しょっぱいゲーム」などという「しょっぱい」の使われ方です。
例えば野球を見に行った時、特に投手が好投しているわけでもないのに、打者が打ち損じて点が入らず、盛り上がりに欠けたまま試合が終わってしまった時、「残念な試合」「つまらない試合」という意味で、「しょっぱいゲーム」などと言います。
このように「しょっぱい」には「つまらない」「残念」などの意味があります。
他にも「しょっぱい様子」などという言葉で、「困惑や嫌悪を表情や動きに出している様子」という意味があります。
塩をなめた時のような、苦い顔をした時などに「しょっぱい」という言葉を使います。
「しょっぱい」を使った言葉と解釈
続いて「しょっぱい」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。
「しょっぱい」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「しょっぱい料理」【しょっぱいりょうり】
- 「しょっぱい顔」【しょっぱいかお】
- 「しょっぱい試合」【しょっぱいしあい】
- 「しょっぱい人」【しょっぱいひと】
「しょっぱい料理」【しょっぱいりょうり】
「しょっぱい料理」は、「塩辛い料理」「塩分が多く、バランスが壊れている料理」という意味があります。
例えば大匙2杯が適量なのに、大匙4杯入れてしまったような時、「しょっぱい料理」になります。
「しょっぱい顔」【しょっぱいかお】
「しょっぱい顔」は、「塩をなめた後のように、しかめつらをした人の表情」という意味があります。
嫌なことを言われて、嫌悪感を示す人が、このような「しょっぱい顔」をすることがあります。
失礼なことを言われた瞬間は、笑顔のままでいる人も、その場を離れる瞬間に、「しょっぱい顔」になります。
「しょっぱい試合」【しょっぱいしあい】
「しょっぱい試合」は、「つまらない試合」「見る価値がない試合」などの意味があります。
例えば相撲の試合で、すぐにはたき込みをして勝負がついてしまうような時、「しょっぱい試合」と言います。
また野球の試合で点が入らなかったり、見るべき攻防がない試合が「しょっぱい試合」になります。
期待を超えないような、あまり面白いと思えない試合は「しょっぱい試合」と言われます。
「しょっぱい人」【しょっぱいひと】
「しょっぱい人」という言い方をする時は、「けちな人」という意味が含まれます。
飲み会で金払いが悪い人などは、「あの人はしょっぱい人のため、飲み会に誘うのは避けよう」などと言われます。
「しょっぱい」の類語や類似表現や似た言葉
次に「しょっぱい」の類語や類似表現を紹介します。
「しょっぱい」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「辛い」
- 「ぬるい」【ぬるい】
- 「けち」【けち】
「辛い」
「辛い」には、「舌やのどを刺激する味」という意味があり、トウガラシ料理などに使われる言葉です。
さらに「辛い」料理は「激辛料理」などと言われます。
「ぬるい」【ぬるい】
「ぬるい」には、「適温よりも低い」という意味があります。
また「なまあたたかい」という意味があります。
「しょっぱい試合」と同様に、「ぬるい試合」という言葉があり、「なまぬるい試合」「締まらない試合」という意味で使われます。
「けち」【けち】
「けち」には、「むやみに金品を惜しむこと」という意味があります。
「けちな人」はむやみに金品を惜しむ人という意味になります。
また「粗末なこと」という意味もあり、「けちな考え」には、「粗末で、貧弱な考え」という意味があります。
「しょっぱい」を使った例文や短文など
「しょっぱい」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「しょっぱい」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「しょっぱい」を使った例文1
- 「しょっぱい」を使った例文2
「しょっぱい」を使った例文1
「メインイベントを務めたのに、『しょっぱい』試合をして申し訳ない」
この例文は、ボクシングやプロレスなどの興業の、目玉の試合であるメインイベントを務めた人が、試合を振り返ったセリフになります。
「つまらない試合をしてしまい、観客や視聴者に申し訳ない」という意味があります。
ボクシングで、判定勝ちをしたチャンピオンなどが、このようなセリフを言うことがあります。
「しょっぱい」を使った例文2
「給料日前の客は『しょっぱい』と、飲食店の主人が言う」
この例文は、給料日前でお金がないお客さんは、あまり出費をしないと、飲食店の主人が行っている場面になります。
逆に給料日や、その翌日には、お客さんの金払いが良くなるため、儲けが出やすくなるでしょう。
お客の悪口を言うというより、そのような心構えで経営しないと、儲けが出ないため、「しょっぱい」という言葉を使います。
「しょっぱい」という言葉について見てきました。
「しょっぱい」には、様々な意味があるため、使いこなせるようになると、コミュニケーション能力が上がるかもしれません。