「心がひもじい」とは?意味や類語!表現の使い方
皆さんは、「心がひもじい」という言葉を耳にしたり、実際に使った経験をお持ちでしょうか?
「ひもじい」という言葉自体を知らない人も結構いらっしゃるのではないかと思います。
そこで、今回はこの「心がひもじい」という言葉について触れていくことにします。
目次
- 「心がひもじい」とは?意味
- 「心がひもじい」の表現の使い方
- 「心がひもじい」の英語と解釈
- 「心がひもじい」を使った例文と意味を解釈
- 「心がひもじい」の類語や類義語・言い換え
「心がひもじい」とは?意味
「心がひもじい」という言葉に意味を解釈する前に、まず「ひもじい」という言葉の意味について触れていく必要があります。
「ひもじい」とは、「空腹で食べ物が欲しい」、「ひどく腹が空いている」という意味があり、「何か食べる物を求めてさまよう」ような意味合いがあります。
そのことから、「心がひもじい」は「心が空腹だ」という直訳的な意味になるのですが、これが転じて「心が満たされない」ということを指すことになってきます。
「心がひもじい」の表現の使い方
「心が満たされないさま」を指している「心がひもじい」は、孤独であったり、何も目標とするものを失ってしまっている時、あるいは心から理解し合える人がいない時など、「心が空白」の状態の場合に使われることになります。
- 「心がひもじい」と「心がわびしい」の違い
「心がひもじい」と「心がわびしい」の違い
「心がひもじい」は「心が満たされないさま」のことを言っていますが、「心がわびしい」とは、「力が抜けてしまうような気持ちの状態」や「失望、失意や不遇な状態になりやりきれなく辛い心境」や「頼るものがなく心細くなっている状態」のことを言っています。
「心がひもじい」の英語と解釈
「心がひもじい」を英語で表現すると、“heart is tight”という言葉で訳すことができます。
「心がひもじい」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「心がひもじい」を使った例文を見ていくことにしますので、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。
- 「心がひもじい」を使った例文1
- 「心がひもじい」を使った例文2
「心がひもじい」を使った例文1
「いつも心がひもじい思いをしている人は、何か生活の中でも目標を見失っているものです」
「心がひもじい」と感じている人の原因は様々ですが、その中には目標とする物を見失ったために、そのような状態に陥る人も少なくありません。
ビジネスマンの現役時代にはバリバリと仕事をしていた人が定年退職後に、目標を失くして「心がひもじく」なってしまうこともありそうです。
「心がひもじい」を使った例文2
「私は心がひもじい頃のことを考えると、今の忙しさも非常にありがたく思えるのです」
「心がひもじい」人は、何か目標となるものを見つけることができると、毎日の生活が大きく変わってくる可能性があります。
ボランティアで世の中に貢献することができることも1つですし、また働くことに専念することもいいでしょう。
「心がひもじい」の類語や類義語・言い換え
「心がひもじい」の類語としては、次のような言葉があります。
- 「うつろな心」
- 「心が虚しい」
- 「心が切ない」
「うつろな心」
「うつろな心」という言い回しが「心がひもじい」の類義語として扱うことができますが、「中身が空っぽの心の状態」、「空虚さを感じてしまう心境」というような意味合いがあります。
「心が虚しい」
「虚しい」とは「無駄な」、「甲斐性がない」、「役に立たない」の他に「空っぽ」、「内容がない」という意味があることから、「心が虚しい」は「心の中が空白だらけ」というような意味になってきます。
「心が切ない」
「心が切ない」とは「悲しさやわびしさで、胸が締めつけられるような気持ちなる」という意味があります。
「心がひもじい」という言い回しができる人は、今の若い世代の中では、そんなに多くはないでしょう。
それだけに、この言葉の意味や使い方を理解すると、この表現が疲れる場面が結構あることに気付くことでしょう。
このような言葉を勉強することも、会話の幅を広げることになります。