「好悪」とは?意味や使い方!「好悪が激しい人」の特徴
「好悪」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「好悪」という言葉を使った例文や、「好悪」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「好悪」とは?
- 「好悪」を使った例文や短文など
- 「好悪」の類語や類似表現や似た言葉
- 「好悪が激しい人」の心理
「好悪」とは?
みなさんは「好悪」という言葉を知っているでしょうか。
「好悪が激しい人」などと、言われた経験があるかもしれません。
一方で、「好悪」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「好悪」という言葉の意味を紹介します。
- 「好悪」の読み方
- 「好悪」の意味
「好悪」の読み方
「好悪」は「こうお」と読みます。
少し読み方が難しい言葉のため、初見で正しく読むのが難しいかもしれません。
これを機会に「好悪」は「こうお」と読みましょう。
「好悪」の意味
「好悪」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「好悪」には、「好むことと、嫌うこと」という意味があります。
「好き嫌い」と同じ意味があります。
例えば「好悪の激しい人」という言葉には、「好き嫌いが激しい人」という意味があります。
例えば、食事の「好悪」が激しい人は、野菜が食べられない、肉が食べられないなど、好き嫌いがたくさんあるはずです。
もちろん人の好き嫌いもたくさんあるかもしれません。
このように「好悪」には、「好むこと、嫌うこと」という意味があります。
「好悪」を使った例文や短文など
「好悪」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「好悪」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「好悪」を使った例文1
- 「好悪」を使った例文2
「好悪」を使った例文1
「課長は『好悪』によって、人の扱いが変わる」
この例文に登場する課長は、好きか嫌いかで人の扱いが変わる人だという意味があります。
本来、職場は仕事をする場のため、仕事ができるかどうかで物事を判断したり、人を配置したりすべきでしょう。
しかしこの例文に登場する課長は、好きな人は、自分の近くで仕事をさせて、嫌いな人には重要な仕事を与えないというような仕事の仕方をしています。
このような上司の下では、部下が実力を発揮できないでしょう。
部下の力を伸ばせない上司は、企業から必要とされないため、近い将来、スポイルされるかもしれません。
「好悪」を使った例文2
「食べ物の『好悪』をなくそうと、様々なものを食べるようにしている」
この例文のような努力をしている人がいるかもしれません。
健康のためには、食べ物の好き嫌いがないほうがいいはずです。
そのため、意識的に食べ物の好き嫌いをなくすよう、様々な食材が使われている料理を食べる努力をしているかもしれません。
そのために「旬の食材」を食べて見てはいかがでしょうか。
例えば旬の野菜や旬の魚は、旬以外の季節に食べるよりも、栄養が豊富で美味しいためです。
それまでの野菜や魚のイメージが改善し、「好悪」がなくなる可能性があります。
またデパートなどで少し高価な野菜を買ってみましょう。
例えばトマト嫌いな人も、デパートの美味しいトマトを食べることで、「本当は美味しい」ということに気付けるかもしれません。
「好悪」の類語や類似表現や似た言葉
「好悪」の類語や類似表現を紹介します。
「好悪」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「えり好み」【えりごのみ】
- 「好き好む」【すきこのむ】
「えり好み」【えりごのみ】
「えり好み」には、「多くの中から、好きな物だけを選ぶこと」という意味があります。
「料理をえり好みする」「友達をえり好みする」などという使い方をします。
「好き好む」【すきこのむ】
「好き好む」には、「特に好む」という意味があります。
「好き好んでしたわけではない」という使い方をします。
「好き好んで、飲み会に参加したわけではない」「好き好んで、仕事をしているわけじゃない」など、「好き好む」という言葉を使ってみましょう。
「好悪が激しい人」の心理
最後に「好悪が激しい人」の心理状態を紹介します。
特に人に対しての「好悪が激しい人」の心理状態を紹介して行きます。
- 「悪い所に目が行く」
- 「傷つきやすい」
- 「人間関係のトラウマがある」
- 「友達の数を少なくしたい」
「悪い所に目が行く」
「好悪が激しい人」は、「悪い所に目が行く」人かもしれません。
人には良い点、悪い点がありますが、悪い点ばかりを見ると、嫌いな気持ちが激しくなってしまいます。
逆に人と接する時に、良い点を見て、悪い点も見えていると、安定した人物評になるでしょう。
誰もそれほど変わらないということが分かるためです。
「傷つきやすい」
「傷つきやすい」タイプの人は、相手の言動を重く受け止めてしまいます。
そのため、相手が冗談のつもりの一言に、深く傷ついてしまいがちです。
結果的に、たくさん話す人、言葉が強い人、ブラックジョークを話す人などを、避けるようになります。
他の人から見れば、「楽しく会話していたと思ったら、急に嫌い始めた」と感じるため、「好悪が激しい人」と思われるかもしれません。
「人間関係のトラウマがある」
過去に人間関係のトラウマがある人は、その原因になった人に似た傾向がある人を、避けるようになります。
そのため、それほど悪いと思えないような人のことも、トラウマの原因を作った人と似ているという理由だけで避けてしまいます。
実際に接して見れば、トラウマを作った人と、その人は別人で、実は共通点などないかもしれません。
しかし、トラウマが強すぎると、そのような冷静な判断ができなくなってしまうでしょう。
「友達の数を少なくしたい」
人によって、友達がたくさんいるほうが幸せな人と、少ない友達とギュッとした関係を築きたい人がいます。
後者の場合は、友達の数が少ない方が幸せなため、例えば「友達の定員は2人まで」などと無意識に決めています。
そのため、2番目に好きな人は大好きな友達で、3番目に好きなはずの人は、友達になりたくない人になります。
傍から見ると「好悪が激しい人」に見えるかもしれません。
そして友達とケンカしたり、友達が転勤や転校して離れた時、定員が空くため、3番目の人に対して急に親しげに接し始めます。
このような激しい行動も、周囲の人を驚かせるかもしれません。
「好悪」という言葉について見てきました。
みなさんの中にも「好悪が激しい人」がいるかもしれません。
人や物事の良い点と悪い点のどちらも見るようにすると、「好悪」の幅が小さくなるかもしれません。