「健啖家」とは?意味や類語!「大食漢」との違い
「健啖家」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「健啖家」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「健啖家」とは?意味
- 「健啖家」の語源
- 「大食漢」との違い
- 「健啖家」を使った例文と意味を解釈
- 「健啖家」の類語や言い換え
「健啖家」とは?意味
「健啖家」とは大食いをする人のことを言います。
- 「健啖家」の読み方
「健啖家」の読み方
「健啖家」と書いて「けんたんか」と読みます。
「健啖家」の語源
「健啖家」の「健啖」とは、盛んに食べることやその様子を言う言葉です。
「啖」と言う字はむさぼり食うという意味がありますが、前に「健康」の「健」の字がつくことで「健康的に食べる」といったいい意味合いにとられますので「健啖家」という言葉には悪いイメージがありません。
「大食漢」との違い
「大食漢」という言葉の意味は「健啖家」と同じく、大食いをする人となります。
しかしこの言葉は女性に使うことはほとんどないでしょう。
なぜならば「漢」とは男の人の意味で接尾語的に使う言葉だからです。
例えば「熱血漢」などもそうです。
意味は正義感があり、情熱的な男の人ということになりますから、女性に「熱血漢」とは言わないのです。
その流れでいきますと「大食漢」は女性には使いませんし「健啖家」と言う方がいいでしょう。
「健啖家」を使った例文と意味を解釈
「健啖家」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。
- 「健啖家」を使った例文1
- 「健啖家」を使った例文2
「健啖家」を使った例文1
「課長は社内でも健啖家として有名だ」
沢山食べることができる人のことを「健啖家」と一言で言い表すことができます。
健康的に沢山食べるといった好意的な言い方になりますので目上の人には「大食い」と言わずに「健啖家」という言葉を使った方がいいでしょう。
「健啖家」を使った例文2
「健啖家の君でも、さすがにあの大盛カレーの完食は厳しいと思うよ」
沢山食べる、大食いできる人を「健啖家」と言いますが、そのような人が完食が厳しいという大盛とはどれぐらいの量なのかと思わず想像してしまいます。
かなりの大量であるということになるでしょうか。
「健啖家」の類語や言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「健啖家」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「大食い」【おおぐい】
- 「食欲旺盛」【しょくよくおうせい】
- 「大飯食らい」【おおめしくらい】
「大食い」【おおぐい】
「健啖家」をごく簡単に言い換えるならば「大食い」となります。
ただ自分で自分のことを言う時は「私は大食いなので食費がかかります」と使いますが、人に向かって「君は大食いだな」と言う場合は注意が必要です。
仲がいい、遠慮しなくていい間柄ならばいいのですが、女性や目上の人には「大食い」という言葉はストレート過ぎますし、失礼になることもあります。
「健啖家」という言葉を使った方がいいでしょう。
「食欲旺盛」【しょくよくおうせい】
「健啖家」とは沢山食べること、食べる人のことを言う言葉です。
そのような人はどういう状態にあるかと言えば食欲が旺盛なのです。
ですから「健啖家」と「食欲旺盛」は似たような意味合いです。
「大飯食らい」【おおめしくらい】
「大飯食らい」とはその字の通り、沢山のご飯を食べる人、つまり大食いの人のことを言う言葉なのですが、どちらかと言えば罵って言う言葉です。
自分のことを「大飯食らい」と自虐的に言う分には構いませんが、人に面と向かっては言わない方がいいでしょう。
例えば「あいつは単なる大飯食らいさ」「大飯食らいで取り柄無し」といったように悪く言う時に使うイメージが強いのです。
いかがでしたでしょうか。
「健啖家」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「健啖家」とは大食いする人のことを言う言葉ですが、健康的に沢山食べるといったいい意味合いで使われるイメージです。
言葉の意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。