「ひもじい」とは?意味や類語!「貧乏」との違い
「ひもじい」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「ひもじい」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「ひもじい」とは?意味
- 「ひもじい」の表現の使い方
- 「ひもじい」と「貧乏」の違い
- 「ひもじい」を使った例文と意味を解釈
- 「ひもじい」の類語や言い換え
「ひもじい」とは?意味
「ひもじい」とはお腹がへっている、空腹という意味です。
「ひもじい思いをする」はお腹がへっている思いをするということになります。
- 「ひもじい」の語源
「ひもじい」の語源
「ひもじい」はもともと、名詞「ひもじ」となり、それが形容詞化して「ひもじい」となったのです。
「ひもじ」は「ひだるし」の文字詞でもとは古くからある女性語です。
「ひもじい」の表現の使い方
「ひもじい」とはあまり若い人の言葉という印象はありません。
意味合いとしては空腹である、お腹がへっているですが、一般的に会話では「お腹がへった」「腹ペコ」と使うでしょう。
ですが「ひもじい」は別に死語ではありませんので、使ってもおかしい言葉ではありません。
例えば「金欠でひもじい生活」「ひもじい思いはしたくない」などと使います。
「ひもじい」と「貧乏」の違い
「ひもじい」と言いますと「貧乏暮らし」のようなイメージがあるかもしれません。
「貧乏」の意味とは財産、収入が少なく生活が苦しいということになります。
ですが生活は苦しくても、食費は削らずお腹一杯に食べているということもあるわけです。
一方で「ひもじい」はお腹が減っている、空腹という意味ですから、例えばお金持ちであっても「ひもじい」状態になることはあり得ます。
イメージ的には「貧乏」と言えばお金がなく食べるものに困るといった感じですから「ひもじい」と結びつきやすいかもしれません。
しかし言葉の意味だけを見れば「ひもじい」と「貧乏」は同じ意味というわけではありませんので注意してください。
「ひもじい」を使った例文と意味を解釈
「ひもじい」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。
- 「ひもじい」を使った例文1
- 「ひもじい」を使った例文2
「ひもじい」を使った例文1
「ダイエット中なので私は、常にひもじい状態なんだ」
ダイエットとは食べる量を減らす、運動量を増やすといったことになります。
摂取カロリーを減らせば常に空腹状態になるのは時間の問題です。
「ひもじい」状態を耐えることはある程度は必要なのです。
「ひもじい」を使った例文2
「こんな、ひもじい思いをしてまでお金を貯め込んでどうするんだ」
節約して貯金に励もうとして食費を削る人がいます。
しかし食べることは生きることそのものです。
それを我慢してまでお金を貯めたところで、健康にも悪いですし、日々空腹で惨めな気持ちでしょう。
「ひもじい」の類語や言い換え
「ひもじい」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「空腹」【くうふく】
- 「腹ペコ」【はらぺこ】
- 「飢え」【うえ】
「空腹」【くうふく】
「空腹」とはお腹がへること、すき腹のことを言います。
ちなみに「空腹」の反対語としては「満腹」という言葉になります。
「腹ペコ」【はらぺこ】
「腹ペコ」とは非常にお腹がすいているという意味になります。
「朝ごはんを食べる時間がなかったので腹ペコだよ」といった風に使います。
「飢え」【うえ】
「飢え」とは飢えること、空腹という意味で「ひもじい」と同じ意味となります。
いかがでしたでしょうか。
「ひもじい」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
今の日本では余った食べ物を捨てるといった問題が起こるほど、食べ物があふれていますので本当の意味での「ひもじい」といった感覚を知らない人の方が多いのではないでしょうか。
「ひもじい」は、空腹、飢える、おなかがへったという意味ということを覚えておくようにしましょう。