「数瞬」とは?意味や読み方・英語・例文・類語まで詳しく解説!
本当にそんな言葉があるのかと思ってしまう言葉の1つが、この「数瞬」です。
目次
- 「数瞬」とは?
- 「数瞬」の表現の使い方
- 「数瞬」の英語と解釈
- 「数瞬」を使った例文と意味を解釈
- 「数瞬」の類語や言い換え
「数瞬」とは?
「数瞬」とは、一瞬と表現するより多少長い時間を表す言葉です。
分かりやすいように例えると、一秒と数秒の違いのようなものです。
「一瞬、そう思った」といった使い方は、よく見聞きすると思います。
この意味は、ほんの瞬間的にだけそうだと考えたとなりますが、これを数瞬と置き換えて、「数瞬、そう思った」とした場合、少なくとも数秒はそうだと考えたという意味になります。
数秒という表現を何度か使いましたが、特にそう決まっている訳ではなく、実際の時間にすると、多くの場合でその程度だという意味で捉えてください。
少なくとも一秒にも満たない程度の時間ではありません。
- 「数瞬」の読み方
「数瞬」の読み方
「数瞬」は、「すうしゅん」と読みます。
見た目のままを読めば問題ありません。
先の「一秒」と「数秒」、または「一個」と「数個」のように、頭に「一」が付く言葉では、それを「数」と置き換えることができる(そうしても意味が通る)ものが多いですが、この「数瞬」という表現は見聞きしたことがないという人も多いでしょう。
その為、「一瞬」の「一」が「数」になった言葉だとは分からず、何か特別な読み方をするのかと考えてしまうかも知れませんが、そのまま「すうしゅん」と読めばいいだけです。
「数瞬」の表現の使い方
「数瞬」は、その時間を表現するのに「一瞬」では短いと思った時に使ってください。
「数瞬迷ったけど、やっぱりやめることにした」とした場合、ほんの瞬間よりは長い迷いがあったことが表現できます。
ただし、あまり見聞きしない言葉の為、使う相手によってはふざけていると(そんな言葉はないのに使っていると)思われてしまうかも知れないので、相手を選んで使った方がいいかも知れません。
そのような例を挙げると、「一因」という「理由の1つ」と使う言葉がありますが、「二因」や「数因」として用いることはありません。
ですが、「それは二因にはあたる」(理由に1つだが、二番目以降だという意味で)などと無理矢理使うケースがあります。
もちろんそんな言葉はないので造語になりますが、「数瞬」が本当にある言葉だと知らない人だと、その類いだと思われてしまうことがあるという訳です。
「数瞬」の英語と解釈
「数瞬」は、英語では“few moment”となります。
「ほんの少しの間」という意味になり、「一瞬」よりは「数瞬」を表現できます。
「一瞬」だと、“a moment”です。
“I lost few moment but still decided to go.”とすると、「数瞬迷いがあったが、行くことに決定した」となります。
「数瞬」を使った例文と意味を解釈
数瞬を使った例文と、その意味の解釈です。
この言葉の意味が分かっていれば、問題なく解釈できるでしょう。
- 「数瞬」を使った例文1
「数瞬」を使った例文1
「数瞬は考えたが、それほどの案だとは感じなかった」
一瞬で却下という訳ではなく、もう少しは長く考えたと使っています。
この場合、数秒より長い時間だったと推測できますが、1分まではいかないと考えていいでしょう。
そこまでいくと、「数瞬」とは表現しません。
「数瞬」の類語や言い換え
数瞬のように、「一瞬」より多少長い時間を表現できる言葉ですが、「一瞬」に近いと考えていいでしょう。
- 「寸刻」【すんこく】
「寸刻」【すんこく】
「寸刻も迷いもなかった」のような形で、僅かな時間という意味で使う言葉です。
「一瞬」よりは長いニュアンスで使いますが、「数瞬」と同じか、それより短い(それでも一瞬よりは長い)時間のことだと解釈してください。
数瞬は、本当にある表現で、文学では度々用いられている言葉です。
意味と共に、先の「二因」のような造語ではないことを覚えておきましょう。