「合点がいかない」とは?意味や類語!
「合点がいかない」という言葉はどの様な時に使われるのでしょうか。
意味や語源などを紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「合点がいかない」とは?意味
- 「合点がいかない」の表現の使い方
- 「合点がいかない」の英語と解釈
- 「合点がいかない」を使った例文と意味を解釈
- 「合点がいかない」の類語や言い換え
「合点がいかない」とは?意味
「合点がいかない」の概要について紹介します。
- 「合点がいかない」の読み方
- 「承知できない」の意味
- 「納得できない」の意味
- 「合点がいかない」の語源
「合点がいかない」の読み方
「合点がいかない」は「がてんがいかない」もしくは「がってんがいかない」と読みます。
ものごとに対して「OK」と言う時に「がってん!」と言うことがありますが、その「がってん」は「合点」から来ています。
「承知できない」の意味
「ものごとを認めて聞き入れられないこと」という意味です。
人からものを頼まれたり、情報を耳にした時に、その内容を聞き入れられないことを言います。
当然その相手に対して拒否をすることになります。
「納得できない」の意味
「ものごとを理解して受け入れられないこと」という意味です。
こちらは自分の内面で「なぜ?」「信じられない」という疑惑の念が湧いてしまい受け入れられないことを言います。
場合によっては相手に対して反論することもあります。
「合点がいかない」の語源
「合点がいかない」の語源は「合点」からきています。
「合点」とは、和歌や俳句などを詠んだ時に、その出来栄えを評価する人達が付けた印のことです。
良い歌を詠んだ人に対しては、歌の頭に庵点(いおりてん)という符号を付けて評価したのです。
その印をつけることを「合点」と言うようになり、そこから「がてん」と言われる様になりました。
「合点がいかない」は、「評価の印がつかない=承知できない、納得できない」という意味になったものと思われます。
「合点がいかない」の表現の使い方
「合点がいかない」は、自分がものごとに対して不信感を持っている時に使います。
人の言ったことに対して使うと相手の意見に対して不満であるという意思表示になりますので注意しましょう。
自分だけではなく相手が納得できない様な態度をしている時にも使えます。
「合点がいかない」の英語と解釈
“It dosen't make sense.”
「それは合点がいかない」です。
“make sene”は「納得する=合点がいく」という意味で、否定の“not”を付けると「合点がいかない」として使えます。
「合点がいかない」を使った例文と意味を解釈
「合点がいかない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「合点がいかない」を使った例文1
- 「合点がいかない」を使った例文2
「合点がいかない」を使った例文1
「彼の説明ではとても合点がいかない」
ビジネスで相手から説明を受けたのですが、説明不足か自分達にとってメリットを感じられないかで、とても納得できないことを表しています。
「合点がいかない」を使った例文2
「この条件での取引はとても合点がいかない」
ビジネスで、相手から提示された条件に対して不満で、とても承知できないことを表しています。
このままでは契約を結ぶことは難しく、保留にするか一度白紙にもどすことを考えているというニュアンスを含んでいます。
「合点がいかない」の類語や言い換え
「合点がいかない」に付いて紹介します。
- 「腑に落ちない」
- 「釈然としない」
- 「解せない」
「腑に落ちない」
「ふにおちない」と読みます。
「人の意見が心に入らず納得できないこと」という意味です。
「腑」は「内臓」を表し、「お腹の中まで落ちて来ない様な内容」という意味になります。
「釈然としない」
「しゃくぜんとしない」と読みます。
「疑惑が晴れずにすっきりとしない気持ち」という意味です。
「解せない」
「げせない」と読みます。
「理解できない」という意味です。
「合点がいかない」は「承知できない」「納得できない」という意味です。
ビジネスや日常会話で、どうも理解に苦しむというシーンで使ってみましょう。