「驚きを隠せない」とは?意味や類語!表現の使い方
「驚きを隠せない」とやどの様な意味の言葉なのでしょうか。
使い方や類語なども併せて紹介します。
目次
- 「驚きを隠せない」とは?意味
- 「驚きを隠せない」の表現の使い方
- 「驚きを隠せない」の英語と解釈
- 「驚きを隠せない」を使った例文と意味を解釈
- 「驚きを隠せない」の類語や言い換え
「驚きを隠せない」とは?意味
「驚きを隠せない」の概要を紹介します。
- 「驚きを隠せない」の意味
- 「驚く」との違い
「驚きを隠せない」の意味
「驚きを隠せない」の意味は「突然の出来事にショックを受けて、それが思わず表情に出てしまうこと」です。
社会人になると、人前であまり喜怒哀楽をはっきりと表現するのことは控えなければなりません。
その場の雰囲気を壊さない為と、相手を不快にしない為です。
しかし時には思わずその時の衝撃が表情に表れてしまうこともあります。
例えば非常に美人で有名な女性の友達が、婚約者だと言って10歳以上年上の頭の薄いメタボ体型の男性を紹介したらつい驚いてしまいます。
しかし飛び跳ねて「えーっ、何で!?」などと言えば、相手と女友達を傷つけてしまうでしょう。
そんな時に一生懸命平静を装いながらも瞳孔が見開いてしまったり、「ほーっ」とため息が漏れてしまったりするなど思わず表情に出てしまうことを「驚きを隠せない」と言うのです。
「驚く」との違い
「驚きを隠せない」という言葉は文字数稼ぎの様で、「驚く」と表現した方がスッキリとすると思う人もいるでしょう。
「驚きを隠せない」は、上記で説明した通り驚くべきではない場面でつい表情に出てしまうことを言います。
「驚く」は、その場でびっくりした感情をそのまま表すことを言います。
この2つはニュアンスが違うので、同じ使い方はできないのです。
「驚きを隠せない」の表現の使い方
「驚きを隠せない」は、相手に対して他の人や自分の内面を表す時に使います。
その時には黙っていたり、笑顔を浮かべているのですが、目を大きく見開いていたり、言葉に詰まっているなど、内心で驚いているのを無理に我慢している様子が分る時に使います。
「驚きを隠せない」の英語と解釈
“I couldn't hide my shock at her comment.”
「私は彼女の意見に驚きを隠せなかった」になります。
“can't hide one's shock”で「驚きを隠せない」となり、非常にシンプルな表現です。
「驚きを隠せない」を使った例文と意味を解釈
「驚きを隠せない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「驚きを隠せない」を使った例文1
- 「驚きを隠せない」を使った例文2
「驚きを隠せない」を使った例文1
「彼が急に現れたので皆驚きを隠せなかった」
おそらく皆で彼の噂話をしていたのでしょう。
急にその場に本人が現れたので噂話をしていた人達が思わずびっくりした表情をしてしまったことを表しています。
「驚きを隠せない」を使った例文2
「彼女の部屋があまりにも散らかっていたので驚きを隠せなかった」
友達或いは恋人が女性の部屋を訪ねて行ったのですが、あまりにも散らかっていたのでびっくりしました。
しかし本人の手前あまり驚いた顔もできずに「最近忙しそうだね」などとフォローしてあげるしかなかったことを表しています。
「驚きを隠せない」の類語や言い換え
「驚きを隠せない」の類語を紹介します。
- 「面食らう」【めんくらう】
- 「動揺する」【どうようする】
- 「意表を突く」【いひょうをつく】
「面食らう」【めんくらう】
「思いがけないことが起きてあわてること」という意味です。
語源は「橡麺棒(とちめんぼう)を食らう」で、「栃の実を混ぜて麺を打つ時に非常に忙しそうに見える様子」からきています。
「動揺する」【どうようする】
「心や気持ちが動き、平静を失うこと」という意味です。
主に内面のことで表情には出ないこともあります。
「意表を突く」【いひょうをつく】
「予想外のことが起きて驚く様子」で、思わず「あっ」と声が出る様な驚きを意味します。
「驚きを隠せない」は「突然の出来事にショックを受けて、それが思わず表情に出てしまうこと」です。
本来驚くべきではないのに顔に出てしまった時に使ってみましょう。