「折り合いが悪い」とは?意味や類語!「相性が悪い」との違い
世の中には気長な人や短気な人など色々な性格の人がいますが、それらの間では、相性が気になるところです。
そのような中で、「折り合いが悪い」という言葉が使われることがあります。
しかし、意味がぼんやりとしか理解できていない人もいることでしょう。
そこで、今回はこの言葉を説明して行くことにします。
目次
- 「折り合いが悪い」とは?意味
- 「折り合いが悪い」の表現の使い方
- 「折り合いが悪い」と「相性が悪い」の違い
- 「折り合いが悪い」を使った例文と意味を解釈
- 「折り合いが悪い」の類語や言い換え
「折り合いが悪い」とは?意味
「折り合いが悪い」とは、「人と人の関係が上手く行っていない状態」のことで、「仲が悪い」ということになります。
- 「折り合いが悪い」の読み方
「折り合いが悪い」の読み方
「折り合いが悪い」は「おりあいがわるい」という読みますが、そんなに難しい読み方ではないので、困ることは少ないでしょう。
「折り合いが悪い」の表現の使い方
「折り合いが悪い」が使われる想定としては、会社やアルバイト先などで、職場の同僚や先輩、上司との人間関係が円滑ではなく、コミュニケーションのままならないような時に使われます。
「折り合いが悪い」ことで、本当なら問題なく進む仕事も上手く行かないこともあります。
「折り合いが悪い」と「相性が悪い」の違い
「折り合いが悪い」と似ている表現で「相性が悪い」という言葉がありますが、この「相性が悪い」とは、「性格や考え方が相手と異なることが原因で上手く付き合うことが難しくなること」を指しています。
「折り合いが悪い」は、「人間関係が上手く行っていないこと」なので、ニュアンスが少し異なっています。
「折り合いが悪い」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「折り合いが悪い」を使った例文を2つほど挙げてみるので、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。
- 「折り合いが悪い」を使った例文1
- 「折り合いが悪い」を使った例文2
「折り合いが悪い」を使った例文1
「部長との折り合いが悪かった田中課長は、今年の春に地方に転勤することになった」
このような転勤劇の中には、人間が関係のまずさが影響していることが少なくありません。
この例文でも、部長との「折り合いが悪かった」課長が地方に移って行ってしまったので、かなりの険悪な関係だったのかもしれません。
「折り合いが悪い」を使った例文2
「親戚との折り合いが悪くかった我が家は、故郷を後にして都会での暮らしが始まったのです」
田舎に行けば行くほど、人間関係が深くなり、親戚縁者との付き合いとかも濃い関係になってきます。
隣の人も親戚のような感覚なのですが、その反面、いさかいがあったり、「折り合いが悪い」と、その土地で生活することが難しくなります。
むしろ人間関係が円滑では気迫な都会の方が暮らしやすいという人もいます。
「折り合いが悪い」の類語や言い換え
「折り合いが悪い」を他の言葉に置き換えると、どのような言葉があるでしょうか?
- 「ギクシャク」
- 「ギスギスした」
- 「犬猿の仲」
「ギクシャク」
「ギクシャク」とは、「物事が円滑でないこと」や「挙動や人間関係などが悪いこと」を指していますを「彼らはいつもギクシャクしている」という表現だけで、人間関係が悪いことが分かります。
「ギスギスした」
「ギスギスした」は、「痩せていて柔和な印象が乏しい」という意味もありますが、「親しみにくく無愛想で、冷たい感じがする」という意味もあり、「折り合いが悪い」の類義語として、扱いことができます。
「犬猿の仲」
「犬猿の仲」も「折り合いが悪い」と同じ意味がありますが、この言葉の語源を見ると、元々は十二支から来ていると言われています。
十二支の動物の順番では、猿は9番目で犬が11番目となっており、神様の所に行こうとする時には、犬と猿は一緒に出発するくらいに仲が良かったのです。
しかし、向かっている最中にお互いに競争心が芽生えて来たことから、先を争うようになり、口論となったという逸話があります。
初めは仲が良かったのですが、ひょんなことから、仲が悪くなったのです。
「折り合いが悪い」という言葉が当てはまる場面は、私達の身近なところに結構あるものです。
それだけに人との関係は良好に保ちますたいものだなとつくづく思います。