「進捗状況」とは?ビジネス用語?意味や読み方・英語・例文・言い換え表現まで詳しく解説!
社会人になると、度々聞くことになる言葉の1つがこの「進捗状況」だと言っていいでしょう。
目次
- 「進捗状況」とは?
- 「進捗状況」の表現の使い方
- 「進捗状況」の英語と解釈
- 「進捗状況」を使った例文と意味を解釈
- 「進捗状況」の類語や言い換え
「進捗状況」とは?
「進捗状況」とは、物事の「進み具合」を指して使う言葉です。
「進み具合はどう?」と聞いても同じことですが、ビジネスでは何かとこの「進捗」と使うことが多いので、是非覚えておきたい言葉です。
この形の「進捗状況」で「進み具合」と考えて構いませんが、「進捗」だけでもほとんど同様の意味で使うことができます。
よって、「進捗はどう?」でも進み具合を聞いていることになり、慣れてくると序々にこちらで使うようになるものです。
- 「進捗状況」の読み方
「進捗状況」の読み方
「進捗状況」は、「しんちょくじょうきょう」と読んでください。
口語で「しんちょく」と聞くと意味が分かっても、この「進捗」を「しんちょく」とすぐに読めない場合があるかも知れません。
知らないと「しんぽ」と読んでしまいかねないので、きちんと覚えておきましょう。
その「しんぽ」と間違って読んでしまうことは特に珍しくなく、明らかに「進捗」のことだと分かる形で「しんぽ」と口語で誰かから使われることがあります。
その場合に、「しんちょくのことね」と気軽に正せる間柄であればいいですが、そうでもない相手の時には対応に困ることがあるかも知れません(しんちょくと言い直すと失礼になるような場合です)。
「進捗状況」の表現の使い方
「進捗状況」は、進み具合が知りたい時や、自らそれを伝えるような場合に使う言葉です。
先のように、「進捗」だけでも同じ意味なので、短いそちらを好んで使うことも多く、「進捗」とだけ覚えておいても充分カバーできます。
ビジネスでは、「進捗が悪化している」、「進捗が芳しくない」などと、「悪い」という意味を付けて、進み具合がよろしくないという意味で用いる場合が多いです。
「進捗状況」の英語と解釈
「進捗状況」は、英語では“progress”と表現します。
「進捗」という意味で使う言葉ですが、その「進捗」は、挙げてきた通り日本語で「進捗状況」とほぼ同じ意味なので、こちらをそのまま使ってください。
“How is the progress in that a matter?”とすると、「あの案件の進捗(状況)はどう?」となります。
この“how is the progress”という表現で、「進捗(状況)はどう」となり、英語圏では頻繁に使われている形です。
「進捗状況」を使った例文と意味を解釈
「進捗状況」を使った例文と、その意味の解釈です。
「進捗」だけと言い換えても意味は一緒なので、実際にはそちらで使われることが多いと考えてください。
- 「進捗状況」を使った例文1
- 「進捗状況」を使った例文2
「進捗状況」を使った例文1
「先週から暑さの所為か、進捗状況に影響が出ているようだ」
炎天下の中で行う作業などは、暑さの所為で進み具合が悪くなってもおかしくありません。
この進捗状況に「影響が出る」とすると、それが「悪くなる」ことと使うことができます。
「進捗状況」を使った例文2
「進捗状況如何では、納期を延ばしてもらわないといけない」
進み具合によっては、今の納期では間に合わないと使っている例です。
「如何」は「次第」と解釈してください。
ビジネスではよく用いられるその難しい(堅い)言い方です。
「進捗状況」の類語や言い換え
「進捗状況」を別の言葉で表現する時には以下がよく使われますが、ビジネスでは「進捗」と使うことの方が多いです。
- 「進展具合」【しんてんぐあい】
「進展具合」【しんてんぐあい】
「進み具合」を少し堅くした表現です。
意味もそのまますが、「進展」だけだと「進んでいる」と表す言葉になる点が「進捗状況」とは異なります。
「特に進展はない」とすると、ある状態(前のまま)で留まっているという意味で使えるので、「進捗」と合わせて用いられることも多い言葉です。
実際には、「進捗状況」と使うより、「進捗」だけで使うことの方が多いのは、社会人になると自然に分かると思います。
また、読み方にはくれぐれも注意してください。