「杳として知れない」とは?意味や類語!
「杳として知れない」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「杳として知れない」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「杳として知れない」とは?意味
- 「杳として知れない」の表現の使い方
- 「杳として知れない」を分解して解釈
- 「杳として知れない」を使った例文と意味を解釈
- 「杳として知れない」の慣用句での類語や言い換え
「杳として知れない」とは?意味
「杳として知れない」とは、はっきりわからない、知らないという意味になります。
- 「杳として知れない」の読み方
「杳として知れない」の読み方
「杳として知れない」と書いて「ようとしてしれない」と読みます。
「杳」の字が難しいかもしれませんが覚えるようにしましょう。
「杳として知れない」の表現の使い方
「杳として知れない」という言葉は、物語の最後、物事の結末、締めくくりなどによく出てくる表現です。
「調べてはみたけれどその後のことは、杳として知れない」「謎も多く、今も杳として知れない」といった風に使います。
「杳として知れない」を分解して解釈
「杳として知れない」という言葉は「杳として」と「知れない」という二つの言葉からできています。
それではそれぞれの意味の確認をしておきましょう。
- 「杳として」
- 「知れない」
「杳として」
「杳として」の「杳」とは暗くてはっきりしない様子、はるかなさま、はっきりわからないといった意味があります。
「杳として行方が知れない」とはよく使われる表現です。
「知れない」
「知れない」は不確実であることを意味しています。
つまり「杳として知れない」は「はっきりと知らない」「はっきりと知ることができない」といった意味ですから簡単に言えば「わからない」となります。
「杳として知れない」を使った例文と意味を解釈
「杳として知れない」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。
- 「杳として知れない」を使った例文1
- 「杳として知れない」を使った例文2
「杳として知れない」を使った例文1
「一生懸命探してはみたものの、行方は杳として知れないままだ」
「杳として知れない」という言葉は「行方」と合わせて使われることはとても多いのです。
行方不明、消息不明ということを「行方を杳として知れないまま」と表現します。
「杳として知れない」を使った例文2
「杳として知れないことに苛立ちを覚える」
「杳として知れない」は、はっきりとわからないという意味ですから、そのような状態が続きますと、人はなす術がないことに苛立ちを覚えてくることでしょう。
「杳として知れない」の慣用句での類語や言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「杳として知れない」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「音信不通」
- 「不明」
- 「明らかになっていない」
「音信不通」
「杳として知れない」は「行方不明」という時によく使われます。
「行方は杳として知れないまま」などとありましたら、それは「音信不通」という言葉に言い換えることもできます。
「不明」
「杳として知れない」を簡単に言い換えるならば「はっきりとわからない」ですから「不明」という状態になります。
「明らかになっていない」
「杳として知れない」は「明らかになっていない」という言葉と同じ意味です。
言葉の意味が難しい時は簡単な言葉を当ててみるとわかりやすくなります。
「行方は杳として知れない」は「行方は明らかになっていない」と直してみれば「杳として知れない」の意味が簡単に覚えることができるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
「杳として知れない」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「杳として知れない」の「杳」には暗くてはっきりしない様子という意味があります。
暗いと様子が見えにくく、わからない状態です。
簡単に言えば「はっきりとわからない」となりますのでそれをしっかり覚えておけば「杳として知れない」の意味も自然と理解できるでしょう。