「この上ない幸せ」とは?意味や類語!表現の使い方
皆さんは、日頃の会話の中で「この上ない幸せ」という言葉が思わず口から出たことが1度や2度はあるかと思います。
人は、どんな時でもうれしいことがあれば、ニコニコ顔になるのですが、「この上ない幸せ」はまさにそんなにことを体現しているのでしょう。
ここでこの言葉の意味や使い方を調べてみることにします。
目次
- 「この上ない幸せ」とは?意味
- 「この上ない幸せ」の表現の使い方
- 「この上ない幸せ」の英語と解釈
- 「この上ない幸せ」を使った例文と意味を解釈
- 「この上ない幸せ」の類語や言い換え
「この上ない幸せ」とは?意味
「この上ない幸せ」とは、「自分の望みや思っていることが叶えられてとてもうれしいこと」を表している言葉です。
「もうこれ以上のことはない」や「思い残すことがないくらいに満足」という意味合いもあります。
「この上ない幸せ」の表現の使い方
「この上もない幸せ」を使う場面は、心からうれしくなり、心がパッと明るくなるような時に使われることになるでしょう。
人生の中で、めったに経験することがない貴重な体験をする時でも使われます。
「この上ない幸せ」の英語と解釈
「この上ない幸せ」を英語で表現するなら、“It's the greatest happiness”という言葉で訳すことができます。
「この上ない幸せ」を使った例文と意味を解釈
ここで「この上ない幸せ」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンのイメージしてみたいと思います。
- 「この上ない幸せ」を使った例文1
- 「この上ない幸せ」を使った例文2
「この上ない幸せ」を使った例文1
「僕が幼い頃から憧れていたフランス留学できるなら本望だ。まさにこの上ない幸せとはこのことです」
誰でも最高の幸せを感じる場面は様々ですが、この例文に出てくる「僕」は、何か芸術の道にでも進むのでしょうか。
フランス留学がとてもうれしいようです。
「この上ない幸せ」を使った例文2
「もう数年も入院していて、これからの社会復帰を諦めていたのですが、無事に退院できたことは、この上ない幸せです」
人は健康な時ほど自分の身体に感謝することがありません。
しかし、このように長い月日を闘病生活で送っていた人にとっては、退院できること自体が、「この上ない幸せ」なのです。
「この上ない幸せ」の類語や言い換え
「この上ない幸せ」を他の言葉で置き換えるとするなら、どのような言葉が使えるか、類義語をいくつか挙げてみることにしました。
- 「本望だ」
- 「何よりもうれしい」
- 「至福だ」
「本望だ」
「本望だ」とは、「本来の望み」や「元々から抱いている志」、「本懐」という意味があります。
「本望を遂げる」、「本懐を遂げる」という言い回しがありますが、長年夢見たことがやっとこさ実現できたというニュアンスがありますね。
「何よりもうれしい」
「何よりもうれしい」は、「抜きんでているほど、最良にうれしいこと」という意味があります。
「他のことを差し置いてもこのことが、すごくうれしい」とも解釈できる言い回しです。
「至福だ」
「至福だ」という言葉も「この上ない幸せ」の類義語として扱うことができます。
「とても幸せなことだ」や「これ以上ないほどの幸福」ということで、この心境に至ると、他のことはどうでもよくなるくらいの幸福度合いがありそうです。
この言葉を言っている時は、思い残すことがないのかもしれません。
人生を最高の時を過ごしている感じかひしひしと伝わって来そうですね。
「この上ない幸せ」という言葉には、今まで経験したことのないレベルの大きな喜びと心の感動があるはずです。
このような経験は一までも余韻を持っておきたいところですが、人生は山あり谷ありの連続です。
そのことを考えると、「この上ない幸せ」は長い人生の中では、ほんの一瞬の出来事かもしれません。
それでも、こと時の喜びはいつまでも忘れないように心の奥にしっかりと残しておいて、次の人生にステップアップしていきたいものです。